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第十五話 休日

今回はとある休日のお話です。

私の祖母が通っている近所の美容室には、私より一つ年上の「さっちゃん」という女の子がいた。私が転校してきたときや、不登校になったときにも、とても気に掛けてくれていた。容姿もなかなか可愛い子だった。

中学生になると、ちょっとヤンチャな感じになってしまったけれど(私の姉よりはましだが)、少し気になる女の子だった。徒歩30秒くらい近いので、夜も私の部屋でシンナーを吸ったりしていた。私が中学に入ってからも、そういった行動は続いていて、友達には内緒にしていたが、さっちゃんが来た時だけは私も一緒にシンナーを吸っていた。(みんな柔道に真剣だったのでシンナーとか薬物は、引退するまではやらないって約束をしていた)

シンナーの吸い方は色々あって、家の中でやるときはラップだったり(洋服屋さんにある服を入れてる袋が一番いいです)、移動しながらの時は、空きカンとかワンティ(ティッシュに染み込ませて握って吸う)だったり。

その日も、さっちゃんが夜、もう半分ラリッた状態で「ドラキュラやろ~」と言いながらやって来た。ドラキュラとは部屋を真っ暗にしてテーブルの上に火の付いたタバコを立てて、その火を見続けながらシンナーを吸ってると簡単に幻覚を見れるっていう、シンナー好きの間では有名な遊びがあった。(地方によって呼び方は違うらしい)

私はドラキュラをやると、毎回同じで、ものすごく高い所からジェットコースターで降りてくるような感じなのだが、その日のさっちゃんはどんな幻覚を見ていたのか、私に襲い掛かってきた。(殴ったりではなくエロい方)まだ何の経験もなかった私は、されるがままの状態になっていた。一応最初から最後までフルコースで食べて頂いた。私は記憶が飛ばないタイプだったので覚えていたが、さっちゃんは次会った時にはそのことは覚えていないと言っていた。そんな私の初体験のお話でした。。。今回は変な話で大変失礼いたしました。

次回は音楽に興味を持ち始める話でもしたいと思います。

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次回に続く

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