見出し画像

第十三話 柔道部物語

柔道部物語、当時ヤンマガで連載していた漫画で、柔道を題材にした漫画の中で私が一番好きな作品です。なぜ柔道漫画を読んでいたかというと、私は中学時代は柔道部だったから。今までやったこともなければ、見たことだってほとんどないが、てっちゃんに誘われて深く考えずに入ってしまった。

放課後、私とてっちゃんしょうちゃんつよしは体育館の格技場に見学に行った。つよしには柔道部の二年生に兄がいた。もう全員入ることは決めているのだが、一日体験入部といった感じだった。

てっちゃんを勧誘した三年生の中野先輩が近寄ってきて、「どうせ入るんだから入部届出しちゃえよ」といわれたので、いわれるがままその日に本入部した。

先輩たちが一人、また一人と集まってくるのだが、私はある重大な事に気が付いてしまった。。。柔道部は強制で坊主頭なのだ。。。

この学校では沢山ある部活の中で、野球部と柔道部だけは強制で坊主にしなければならないことを、みんな知らなかったのだ。これから彼女が欲しいなとか考えていたのに、坊主は酷すぎると思ったが、、、もうあきらめるしかなかった。

そんな柔道部だが、実績はというと毎年県大会で上位に入り、全国大会にも何度も行っている強豪校だった。特に三年生は全然中学生に見えなくて、ただのゴツイおっさん。。。。。

やりだすと、どんどん柔道の面白さにハマっていった。練習は本当にきつかったが、自分が強くなっていくのが実感できると、楽しくてたまらなかった。二年生の時には初段になり、新人戦から、団体戦・個人戦ともにレギュラーとして活躍(自分だけはそう思っている)した。

私達の代では県大会準優勝が最高で、全国大会に出ることはできなかったが、本当にいい経験ができた中学での柔道部生活だった。

ちょうど中学生の頃のバルセロナ五輪、古賀稔彦・吉田秀彦の金メダルに日本中が熱狂した。その頃に柔道をしていた人たちの憧れの存在だった。古賀選手の一本背負いに、吉田選手の内股に、みんな感動した。

先日、古賀稔彦さんが53歳の若さで亡くなられた。心よりご冥福をお祈りいたします。

今回の部活編はこの辺で終わります。書き出すと細かい事までいくらでも書けてしまうし、専門的な話になってしまうと読者の皆様を置いてきぼりにしてしまいそうなので、サラッと書きましたが、印象的な話などは後で少し書くかもしれません。

スキやコメントを頂けると毎日更新の励みになります。

それでは次回もよろしくお願いします。

次回に続く

よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは、noteの有料記事の購入やクリエイタとしての活動費などに使わせていただきます