見出し画像

集中力大解剖その2〜『調教師』とは何ぞや!?〜

集中力大解剖その2〜『調教師』とは何ぞや!?〜

本日は,集中力大解剖その2として,

『調教師』とは何ぞや!?

を解き明かしていきます。

昨日の記事で,『獣』=本能=辺縁系には,3つの特性があり,【私たち人間は獣に勝つことはできない。】という辛辣な結論が出ました。

(まだ読まれていない方はこちら⬇️⬇️⬇️からどうぞ!)


今日は,その獣の特性を知った上で,

集中力を保つためには『調教師』=理性の力を借りなければいけない!『調教師』はどんな性質を持っているの?

ということがわかる記事になっています。

最後まで読んでいただき,皆様の生活にお役立てください。


「調教師」は論理的。大飯食らいの割りに力がしょぼい・・・


1.第一の特性「論理性を武器に戦う」


獣が並列処理が得意なのに対し,『調教師』は,データの直列処理が得意です。

例えば,


「ケーキがある!」

⬇️⬇️⬇️

「ここで食べたらどうなるだろう?」

⬇️⬇️⬇️

「太ってしまう」

⬇️⬇️⬇️

「人からの目が気になってしまう」


このように,一つ一つに問いを投げかけながら情報を処理していくのが『調教師』の特性です。


そのため,情報の処理スピードが遅いです。


パソコンに例えると,『獣』がマルチコアなら,『調教師』はシングルコアといった感じでしょうか。



2.第二の特性「エネルギー消費量が多い」


『獣』は,ケーキ→食べる。猛獣→逃げる。のように,情報処理をする必要がないため,エネルギーを使うことは少ないことは,前回の記事でもお話ししました。


一方で,調教師は,複数の情報を処理する必要があるため,脳のエネルギーを多く消費します。


つまり,獣に対して調教師は常に不利な状況にあるということです。

(脳の反応としては,エネルギー消費を避けたいですもんね。)

そして,調教師は,ワーキングメモリに大きく依存することになります。

以前も紹介しましたが,ワーキングメモリとは,脳の短期記憶を司る機能のことで,例えるなら,机の天板。大きければ大きいほどよいというのが特性です。


このワーキングメモリは,3〜4つ程の情報しか天板の上においておくことができない性質があります。


先ほどのケーキの例であれば,「食べる」「太る」「よく思われない」「糖分」のように4つ程度情報が入ると,これ以上情報を保有することができなくなるということです。

ほんの少しの情報でパンクしてしまうのですね。


つまり,獣に打ち勝つには,これらを全て乗り越える必要があるので,普通に対決すると,調教師には勝ち目はありません。



3.第三の特性「パワーが弱い」


このように,データ処理のスピードが遅く,エネルギー消費量が多いシングルコアなのだから,もちろんパワーも弱く,獣に打ち勝つことはとても困難というのが結論です。


『調教師』では『獣』に勝つことは不可能です。



「おーい!じゃあ,集中力は高められないってことじゃん!!」


ご安心ください。


策はあります。


次回をお楽しみに!


【参考文献】
ヤバい集中力
1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45
著者 鈴木祐
発行者 小川淳
発行所 SBクリエイティブ株式会社
2019年10月13日 第3刷




この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?