集中力の解剖前の大前提〜『獣』と『調教師』とは何ぞや?〜
集中力の解剖前の大前提〜『獣』と『調教師』とは何ぞや?〜
前回のnoteで,集中力の土台となるメタファーは『獣』と『調教師』であるとお話をしました。
今日は,
『獣』と『調教師』とは何ぞや?
を解き明かしていきます。
そもそも論
さて,私の大好きな「そもそも論」を最初にお話しします。
集中力の土台となるメタファー『獣』と『調教師』
結論を先に述べますと,
獣≒本能,調教師≒理性
本能=辺縁系、理性=前頭前皮質
これです。
(Wikipediaより引用)
『前頭前皮質』は,上のオレンジの部分で,人間の進化の過程で,【後から生まれたもの】です。
『辺縁系』は,脳の中心部分に位置し,【もともと人間に備わっていた部分】です。
具体的にそれぞれがどのような機能を果たしているかというと,例えば
貯金が必要だけど、旅行に行きたい!
と思ったとします。これは,
旅行に行きたい=辺縁系の性質
貯金しなきゃ=前頭前皮質の性質
なのです。
つまり,人間は,獣(辺縁系)を調教師(前頭前皮質)が操ろうとしている訳なんですね。
このそもそも論を踏まえて,次回,『獣』とは何か?より具体的に掘り下げていきます。
お楽しみに!
【参考文献】
ヤバい集中力
1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45
著者 鈴木祐
発行者 小川淳
発行所 SBクリエイティブ株式会社
2019年10月13日 第3刷
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