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ハンガリー:自殺の名曲【暗い日曜日】発祥地の【キシュピパ】に行ってみた。

私が大学3年生の時、ひとり旅で訪れたハンガリーについて書きます



⑴ハンガリーの基礎情報

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ハンガリーは東欧に位置する司法を陸に囲まれた小さな内陸国です。歴史的にヨーロッパとアジアの交流が盛んに行われた土地で、ヨーロッパなのにアジアぽい雰囲気もある独特な街の世界観に惚れました

以下、ハンガリーについて書かれた阪急交通社のコンテンツ貼っておくので、気になった方は合わせて読んで見てください

https://www.hankyu-travel.com/hungary/

⑵【暗い日曜日】ってどんな歌?


かつて「自殺の聖歌」とも言われた、暗い日曜日をご存知でしょうか。

作曲者レジョー・セレシュ

1930年〜40年代にヨーロッパを中心に爆発的な流行を呼び、一躍彼も有名人に。しかし、この曲を聞いて自殺をするものが各地で続出するように。

【暗い日曜日】を、公営での放送を禁止する曲に指定した国も出たらしい。

あの人気番組「月曜から夜ふかし」でも、実はこの曲が取り上げられたことがあって、街角インタビュアーを受けた若い女性の友人が、ある日自宅の部屋で【暗い日曜日】を聞いたそう。特段奇妙なことは起きなかったそうだが、後日、自宅のベランダの手すり部分に何者かの血が付着していたそうなんです。


私自身、ハンガリー渡航の目的の1つに、暗い日曜日を本場で聞きたいという、純粋な動機がありました

背景に、前述した番組放送を視聴して好奇心をそそられた点と、次にユニバーサルスタジオジャパン(USJ)のホラーナイトの経験があります。3年前にUSJに行った時、ドラキュラのアトラクションがあったんですよ。その舞台がハンガリーだったんです

⑶発祥地キシュピパについて

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郊外にひっそりと佇むレストラン【キシュピパ】

アベニューにドンッ!と構えてる感じじゃないので、知る人ぞ知るお店のような、ディープなお店に見えましたね。

ブログ情報によれば、元々は地元民に愛されるレストランとして、伝統的なハンガリー料理が定番のお店だったらしいです。作者レジョー・セレシュも、ここでピアニストとして下積み時代を過ごし、暗い日曜日もここで生まれました。

⑶−⑴優しい雰囲気の溢れる店内

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実は、レストランは潰れ、バーとしてリニューアルされたキシュピパ。

出来立てホヤホヤな本当に綺麗なバーで、レトロよりモダンな感じ。若者受けの良さそうなお洒落な内装とお酒が揃えてありました

ふとしたきっかけで店長と仲良くなり、私は【暗い日曜日】は聞けるか尋ねたところ快諾。

youtube再生になりますが、店内に【暗い日曜日】が響き渡りました。

なかなか、聞き応えのある曲でした

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⑶−⑵セレシュ・レジョーについて

このお店で働き出して1週間目だったバーの店員と仲良くなったので、レジョー・セレシュについて、色々尋ねました。 以下、その内容です

彼は、自殺でこの世を去ったのですが、どこで命を絶ったのかは未だ不明のようです。ただ、可能性として1つ挙げられているのが、このキシュピパの入るビルの屋上からの投身自殺。生前、彼は同ビルの3階に部屋を帰りて住んでおり、演奏があれば下の階へ降りて観客を楽しませていました。

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窓ガラスが割れカーテンもかなり年季が入っている。長年人が出入りしている気配も全くなく、ビルを周回したが階段も見つかりませんでした。

一階は地元民がお酒と談義で賑わいを見せているからこそ、3階の雰囲気とのギャップがすごい。少し不気味に感じます

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レジョー・セレシュのサインのレプリカ

改装前、レジョーは実際にこの壁に同様のサインを書いたそうです。ピアノ風のデザインに筆記体のサイン。本当にピアノが好きだったと伺えます。

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働き始めて1週間で、レジョー・セレシュについて色々教えてくれた親切なハンガリー人大学生

また遊びに行きたいですね。


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