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スクラムヒューマンパワーの理想とする経営

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

3月から耕作放棄地を借り入れして、農業事業がスタートしました。
何年も放置されていた農地でしたので、土は硬く、雑草が蔓延っています。
枯れた木や草をまとめて運びますが、
急勾配であるため足腰に負担がかかります。全ての作業が重労働です。

活動の様子をSNSを見てくださったり、口コミで聞いてくださったり、
他の農家さんからも作業依頼をいただきました。
肥料撒きや剪定枝の収集など、農家さんの想定する重労働に対して、
私たちスクラムヒューマンパワーが誇る屈強なアスリート達が
作業を進める様子などを見て、
興味をもってくださった方たちが多いようです。
あっという間に情報は広がり、法人化を加速する運びになりました。

スクラムヒューマンパワーの
本社所在地である笛吹市は、日本一の果樹生産地域です。
山梨県の笛吹市、山梨市、甲州市を合わせて峡東地域と言います。
春になると桃の花が
ピンクの絨毯を敷き詰めたように咲き、素晴らしい景観です。

毎年多くの方がお花見を兼ねて観光にいらっしゃいますが、
コロナ禍ということもあり、ここ2年は観光客が減少傾向です。
観光客は減少しても、桃やぶどうの生産量は変わりません。
労働力を外国人労働者に期待していた方は、
大変な状況に陥ったと聞いています。
特に高原野菜を栽培する農家の方が大打撃を受けたそうです。

年々農業従事者の高齢化は進み、後継者は不足しています。
農業を廃業する方も増え、農地は放置されていきます。
耕作放棄地、特に山岳地帯の農地は原野に戻っていきます。
「労働する人材さえ確保できれば・・・」そんなニーズに応えるため、
また農業の第一線で活躍できる人材を育成していくため、
私たちスクラムヒューマンパワーは委託事業をスタートしました。
元アスリート、体力的にもタフな人材を
揃えられるというメリットも持っています。

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早速、今年80歳になる農家さんからお仕事の依頼をいただきました。
桃を栽培する専業農家さんです。
まだまだ元気な老夫婦ではありますが、流石に年齢には勝てません。
ここ数年は生産量を減少し、残念ながら出荷しない桃もあったそうです。
そこで、スクラムヒューマンパワーの出番です!
早朝、朝日が昇るとともに作業スタート!
想定していた時間よりもずっと早く、最大値の成果を上げます。
圧倒的なパワーです。農家さんにも喜んでいただきました。

続いてぶどう生産日本一の農家さんからも依頼をいただきます。
勝沼の菱山という地域で、山岳地、急勾配です。
しかしスタッフの労働力が高く、ここでも高評価をいただきます。
農家の方々からも、
「お昼休みがしっかりとれるようになった。とても助かっている」と
喜びの声が届き、私もうれしくなりました。
生産者と想いを共有し、消費者に喜んでいただく姿を想像すると、
やる気がどんどんアップしていきます。

そこからネクスト農業、「農業のニューノーマル」をイメージし、
共同経営について考えるようになりました。

長年にわたりお世話になった前職の上司であり、経営者の方からも
「日原、これを勉強しなさい。これからに必要な経営は共同経営だよ」
と言われていたことも手伝っていたと思います。
共同とは「スクラム経営」です。
ともに手を取り、win-winの関係を築いていく、
そんな未来が明るく確かなものとしてイメージできます。

私たちと一緒に、農業のニューノーマルを創っていきましょう!


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