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感情は、仕事を前向きに進めるためのエネルギーに!

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

「感情」は仕事をする上で、理性より大きな影響を与えます。
会社を辞める理由で最も多いのは、「人間関係」でしょう。
辞めたいという気持ちを留めることができない、
理性が効かないときには感情により判断が下され、
退職という決断を下すことになります。

どれだけ仕事ができても、知識やスキル、知性に優れていても、
会社の雰囲気が陰湿なムードであることには勝てません。

例えば上司が怒りっぽく感情のコントロールができないでいる、
嫉妬やつまらない感情に固執しているなどです。
その中でも一番いやなことは「シカト」です。
相手を無視する行為により感情を振り回させ、
人生を台無しにしてしまいます。

ある日交通違反をした高齢ドライバーが道路脇に車を停止して、
若い警察官とやり取りをしていました。
違反に対して、ドライバーは納得していない様子です。
感情的に怒りをぶちまけ、そのうちに悲観的になったり、
ネガティブな感情に心が支配されています。
おそらく幾ら対話を交わしても、
納得いく着地点は見つけられないでしょう。

会社や組織の中でも、そのような状態で仕事をしても、
成果など期待できないですよね。
感情的なバランスが取れていないと、仕事も、
社会的にもうまくやっていくことは難しくなっていきます。

日本には、良き文化がありました。
惻隠(そくいん)の情です。
惻隠の情とは、「相手の事を思い同情・思いやる・哀れむこと」事です。
「惻隠」はそれぞれの漢字に意味があり、
「惻」は「測る」など物事をはかる意味があります。
それに「心」を意味するりっしんべんを付けることで、
「惻=心をはかる(哀れむ・悼む)」などという意味になります。
「国家の品格」という藤原正彦さんの著書の中で、
「惻隠こそ武士道精神の中軸です」という一文があります。


日本では差別に対して対抗軸を立てるのではなく、
惻隠をもって応じました。
弱者・敗者・虐げられた者への思いやりです。
惻隠こそ武士道精神の中軸です。
人々に十分な惻隠の情があれば差別などはなくなり、
従って平等というフィクションも不要となります。
 差別を本当に撲滅しようとするなら、
平等という北風ではなく惻隠という太陽をもってしなければなりません。

私にも昔は反抗期があり、少々悪さをしたものです。
父親や教師には厳しく指導されましたが、
最後は「おまん!これからやるじゃーねーど」
(甲州弁:お前、これからはやるんじゃないぞ、の意)で、
許してくれました。たとえ北風のように叱ったとしても、
最後は太陽のように見守ってくれていました。

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皆さんは、仕事がうまくいくために、一番必要な能力は何だと思いますか?
頭の良さでしょうか?もちろん頭の回転や記憶力は大切です。
しかしより重要なのは人当たりの良さや粘り強さだと言われています。
つまり人柄なんです。人格・人柄・人間性なんです。

そして人間性を磨くために注目されているのが、
「EQ(心の知能指数)」なんです。
スクラムヒューマンパワーでも、
注目している働き方のひとつに、深く関わって来ます。

次回、この「EQ」についてお話いたします!


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