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ニンカオの感想・もし自分だったらを考える

ざっくり紹介女性を殺してしまう病原菌出て、女性が全員死んでしまった日本。その病原菌は男性には無害だが、特殊な方法で感染してしまった男性は、体内に子宮ができて妊娠可能な男<ニンカオ>となる。 ニンカオになっても、突然胸が大きくなったり髪が伸びたり自認が女性になったりしない。変わらぬ見た目のままで、妊娠が可能になるだけだ。 女性のいなくなった世界でニンカオに対する出世差別があったり、ニンカオが出産した女児に対してジェンダーロールを強制するような教育が行われたり、「女性がいればこん

    • 自己肯定感と自己評価

      「自己肯定感が低い人は自己評価が高い」という話題と、「そんなことない!」という反論が流れてきた。それらのやり取りを見てぐるぐる考えていたことをまとめてみた。 自己肯定感自己肯定感が高いということに関して、「どんな自分でも愛せる」という許容量のでかい人が自己肯定感が高い人だと思っている。他人にブスだと言われようと、でも自分は自分の顔がそれなりに好きだ、とか。いくら下手と言われようと自分の歌声が好きだ、とか。基本的には他人からの評価に依存せず、自分を愛せるというのが自己肯定感が

      • ツイッターの自己責任論がクソ

        最近子育てがつらいというツイートに「子育てがつらいなんてわかりきったことなんだから、産まなきゃよかったじゃないか。自己責任」というようなリプがついているのを見かけた。伴侶に嫌気がさしているとかいう愚痴ツイートには「そんなやつと結婚した方が悪い。自己責任」とつく。 会社や業務についてしんどいって話をすれば「そんな会社に就職したほうが悪い」ってなるし、就活してて内定取り消されたって嘆くと「そんな会社を就活対象にした方が悪い」ってなる。 クソか?????????????? 「

        • 「お前は恵まれている」の言葉にイラッとして差別が強化されていく

          ここ数日、いろんな種類の差別についてのそれぞれの考察が流れてくる。性差別だったり、人種差別だったり、LGBT差別だったり、オタク差別やら何やら…。差別がいいのか悪いのかという根本的な問題は一度おいておいて、「なぜ人は差別するのだろう?」と考えてみる。特に、最近は「差別はもうやめて!」っていう人に、いちいち反対する人がいる(アンチ反差別というのかな) そういうわざわざ差別を固定化しようとする人たちってなんなんだ?「私利私欲のため」とか「自分を有利に立たせたいからだ」と、それっ

        ニンカオの感想・もし自分だったらを考える

          僕は自分で自分の機嫌を取れず拗ねがちである。なんで?どうしたらいいの?

          これはただの自分語りで、僕のための文章にしかならないと思う。いつかこの欠点を克服できる日が来ると信じて、今の自分の考えをここに書いておく。 自分でコントロールできない負の感情 「自分の機嫌くらい自分でコントロールしなよ」という発言がツイッターでバズったことがある。僕にとってそれはグサリワードだった。僕にはそれがうまくできていないのだ。紹介しようと思っていたお店がその日に限って定休日だったり、テストの結果が思ったよりも悪かった時、自分の不注意で社員証を無くしたとき、僕はいとも

          僕は自分で自分の機嫌を取れず拗ねがちである。なんで?どうしたらいいの?

          「妻が口をきいてくれません」の感想

          妻が口をきいてくれません(3日目) ここから連載が始まっている?ちょっと長いシリーズの漫画。読んで衝撃だったので感想をまとめてみようと思う。ざっくりと感想は下記の4種類だった。 ①この旦那さんみたいなところが自分にもある…しんどい… ②この奥さんのようなところが自分にもある…しんどい… ③これの感想で「言語化しない妻が悪い」とか言ってる人マジ?? ④一体二人はどうしたらよかったのか?どうしたらいいのか…? 読んだ勢いで感想を書き留めておく。 自分にもこの旦那さんのよう

          「妻が口をきいてくれません」の感想

          「これだから○○は~」の話

          右翼のクソみたいな意見とか、左翼のクソみたいな意見とか、フェミのクソみたいな意見とか、痴漢擁護のクソ意見とか、いや最後のは本当にクソなんだけど、アンチがRTしてるのしか見たことないごく少数派のクソ意見ってのが、その界隈の一般論として批判されてるっていうの多くないですか。 すごく単純化すると「これだから○○は~」と言っちゃう現象。 右翼の一人の不勉強なツイート、左翼の一人の突拍子もない提案、フェミニストの差別的な意見、セクハラ野郎のセクハラツイート、そういうクソを引用して、

          「これだから○○は~」の話

          考えると疲れるから考えない

          このタイトルは僕が普段考えないようにしている不都合な何かを記述するという意味ではなく、自分が知らず知らずのうちに考えないようにしていることってなんだろう?という…そういうタイトルです。 考えることってとてもストレスだと感じないだろうか? 例えば、今日の晩御飯のメニュー、を一週間分考えての買い物、とか。 僕たちは考えることにものすごくエネルギーを割いているため、日常生活ではできるだけ考えないように生活しているのではないだろうか。自分でも全く気づかないうちに…。 そう思って

          考えると疲れるから考えない

          胸が大きいことがコンプレックスな女の子がグラビアアイドルに憧れる話についての考察

          胸が大きいことがコンプレックスな女の子がグラビアアイドルに憧れる話という漫画がタイムラインに流れてきた。 簡単に言えばこれは、周りの偏見によって苦しめられていた女の子が、その偏見を乗り越えていくお話で、一見して何の問題も無いように見える。けれども、一部ではこのお話が批判の的となっている。その理由を考えてみた。 話の前提となっている胸の大きさへの偏見このお話の世界では、まず前提として女性にまつわる様々な偏見があふれている。 クラスの男子の持つ偏見クラスの男子は胸が大きいこ

          胸が大きいことがコンプレックスな女の子がグラビアアイドルに憧れる話についての考察

          5月15日の検察庁法改正案審議(国会中継)の藤野保史(共産)と武田良太 大臣の質疑

          5月15日の検察庁法改正案審議についての国会中継における藤野保史(共産)と武田良太 大臣の質疑について、砕けた表現ではありますが、自分のわかる範囲内で要約してみました。 元ネタの国会中継の動画実際に生で見ていなくて、下記の動画で拝見しました。 【国会中継】検察庁法改正案、森雅子法務相が出席し審議 採決は先送り(2020年5月15日) 会議開始 20:20 後藤祐一(立国社)21:13 - 人事院規則について(一宮なほみ 人事院総裁、武田良太 大臣) 藤野保史(共産)28:

          5月15日の検察庁法改正案審議(国会中継)の藤野保史(共産)と武田良太 大臣の質疑

          政治スタンス「熱狂」と「冷笑」

          ツイッターで2020/5/9とかその次の日とかに #検察庁法改正に抗議します というタグが流行った後 #検察庁法改正に興味ありません というタグが出てきた。抗議の反対は、興味ありませんになるのだろうか…?興味なければ、わざわざタグ付きで言わんのだろうに…不思議な話だなぁ…と見ていたんだけれど。 この時、興味ありませんタグをつけていた人は(本当に興味がない人もいただろうけど)実質的には「左翼嫌い」の人たち…つまり、どちらかというと右翼的な思想の人たちだった。右翼の武器は「政治

          政治スタンス「熱狂」と「冷笑」