弱肉強食 (Twitter140文字小説)
もくもくと湯気が踊り、乳色の霞みが視界を白にする。
白色の世界の彩り溢れる場所で私は大事な子を育む。
突如、子は拐われた。
彼は美味の肉を頬張る。
「もお!大事に育ててたのに」
私は頬に大きな風船を二つ作る。
「この世は弱肉強食なんだよ」
ニヤリと口角を上げる彼は本当に悪役だ。
あとがき
鍋が美味しい季節になりました。
鍋をイメージして書きましたが、少しわかりづらかったところが反省点です。(笑)
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