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冬のあかつきと甘い彼氏 (Twitter140文字小説)

 暁の空気をすうっと肺に納め、はあっと手に呼気をふく。

 じわりと熱を帯びるも、瞬く間に冷める。

 カチリとガスのつまみを捻る。

 薬缶から湯気がのぼり、珈琲へ注ぐ。

 私は一つに、彼は三つ。

 甘党の彼は私にも甘え上手。

 今日もきっと、甘えて起きないんだろうな。

 腕をまくり戦闘準備だ。

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