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【NZ南島MTB旅 2019】#7 クイーンズタウン バイクパーク

ツアー6日目。繁華街から少し離れたPinewood Lodgeのバックパッカー棟に宿泊。カオスな世界でなかなか愉快。

この日はガイドさんお休みの日。セルフガイドでクイーンズタウンバイクパークをメインに走ります。


※南島の旅関連の記事はこちらにまとめています↓



クイーンズタウンバイクパーク

概要

Trailfolks(リンク)

クイーンズタウンには大まかに3つのライドエリアがあります。
 ・クイーンズタウンバイクパーク
 ・コロネットピークスキー&マウンテンバイクパーク
 ・カードローナバイクパーク

このうちクイーンズタウンバイクパークだけが「スキー場夏季営業形態」ではありません。なので基本、年中走れます。ただし搬送ゴンドラの「スカイライン」は9-5月の営業なので、冬季は自走登りになるみたいです。最近ではe-bikeで登るという手もあるみたいですが、やったことないので詳しくは分かりません。

スカイラインは中心街にほど近い場所に乗り場があり、急勾配の山肌沿いに400mの標高差をぐんぐんと登ります。所要時間10分くらいでしょうか?街のどこにいても目に入るし、夜も灯りが輝いているのでなんだか街のシンボル的な存在です。チケットはwebから買えます。

旧ゴンドラ駅
2023年7月から10人乗りの新ゴンドラ運行開始とのこと

山頂駅では、マウンテンバイク以外にリュージュやハイキング、バンジージャンプなんかができるみたいです。

南向きの急斜面一帯がパークエリアとなっています。と書くとなんか陽当たり良さそうですが、南半球なので日陰で全体的に暗めです。直線的に下るシングルブラック以上のダウンヒルトラックは迫力満点。一方グリーントレイルなんかは上手くトラバースするように作られているのでゆるやかに下れます。

土質

粒子の細かい明るいベージュ色の土。ところどころ岩、たまに根っこ。雨は少なく路面は固い。ナチュラルなコースは土埃注意。

トレイル情報

https://www.skyline.co.nz/en/queenstown/things-to-do/queenstown-bike-park-access/mountain-bike-park-info/

ここのグレーディングは緑、水色、黒、ダブル黒の4段階です。Trailfolks上では濃い青、PRO LINEも含めた6段階でグレード分けしてあります。クライストチャーチとは違ってTech系かFlow系かの表記はない様子※。

コースマップに目を凝らすと、メインのトレイルはHAMMY'S, VERTIGOあたりで、その他のブラックトレイルはこれらから分岐したショートカットルートであると分かります。バイクパークらしからぬ自然発生的な作りなので「もしかしたらゴンドラは後からできたのか?」と思って調べたら、山頂はもともと見晴らし台みたいな感じで使われてて、最初にジープロード(オレンジの線)、次にトレイル(例えばVertigoは90年代にVertigo Bikes店主が作ったそう)、最後にゴンドラ、の順に作られたとのこと。つまり見晴らし台アクセス用のジープロードを利用してMTBerたちがトレイルを作り込んでいったところに、後から観光ゴンドラが作られパーク化したというわけですね。さらにバイクのゴンドラ搬送が可能になったのは割と最近で2011年から。クイーンズタウンが南半球のマウンテンバイクセントラルとして本格的に栄えたのがここ10年の話なのかと思うと、その発展スピードに驚愕します。

※動画見てて思ったんですが、1つのトレイル(たとえばVertigo)にTechもFlowも混在してるから表記がないのかもしれませんね。というかIstedさん速すぎてALL FLOW状態なんですけれども。

コース幅はマシンビルトな広いやつ。または完全ナチュラルでライン迷子になりそうなやつ。シングルトラックっぽいやつはほとんど記憶にない(走った中では後述のBeeched Asくらいでした)。人工フィーチャーもあまりなく路面勝負で潔い。向いてる自転車は走るコースや走り方によりけり。ハードテールからダウンヒルバイクまで。

アクセス

クイーンズタウン市街地ど真ん中。

設備、その他

ゴンドラ駅降りてすぐのレストハウスで食事、トイレ等できます。工具なども山頂に一通りあります。パーク運営のレンタルショップはありません。レンタルやメンテの場合、街中の自転車ショップに行くことになります。ショップ自体はたくさんあります。たとえば前述のVertigo Bikesではレンタルバイクとゴンドラ券のセットがあったりします。

山頂レストハウスは混んでるだか高価すぎるだかで、お昼ご飯は近くのカフェBespoke Kitchenで食べました。食事の見た目が美しい上に、めちゃくちゃおいしくておすすめ。テラス席もあるので多少汚れてても大丈夫。

Bespoke Kitchenから
あっちから下ってきた

感想

コースはやはり全体的にクオリティが高いです。バームも大きいし、ジャンプも形が整ってます。でも全てピッカピカ手入れ完璧って感じではなく、よく言えばナチュラル、悪く言えば放置されてる?な箇所もそこそこある印象。地元の小学生軍団がジャンプトレイルでぴょんぴょこ宙を舞っていて、なんか本場だぜ!って気分になりました。普通の子が普通に来て普通に乗りまくってるっていいですよねえ。

来てる人も若者寄り。南米からの人もちょいちょいいて南半球感。そして今まで走ったどこよりも客層がダウンヒル寄り。ダウンヒルバイク率高いです。ニュージーランドは緩やかな山が多いから、斜度を求めるとここに行き着いちゃうのでしょうか?

私たちは、まずHAMMY'Sであっためて、気分が乗ってきたらVERTIGO。いくつかブラックトレイルやジャンプトレイルをhitしたら、後述のFernhillへ。という感じで走りました。分岐を見つけるのが難しくてあまり思ったところへ行けず、なりゆきまかせで走ってました。最終的にはどう下ってもゴンドラ駅に着くのでそこは安心。

一つだけ知っておいた方がよいこと。前述の通りグリーントレイルのHAMMY'SやブルーのVERTIGOからブラックトレイルが分岐し、またゴンドラ駅にはHAMMY'S一本だけつながってるつくりなので、の〜んびり緑を走ってたらダブル黒走るタイプのガチ勢に追いつかれるということがたまに起こります。またその緑のHAMMY'Sがハイスピードイケイケ系なので… マイペースに走りたい方とか慣れてない方にはちょっとだけストレスかもしれません。高速道路と同じで慌てず脇に避けられそうなところで先に行かせたら大丈夫だと思います。

ファーンヒルバイクパーク

概要

Trailfolks(Beeched As)
Trailfolks(Fernhill Loop)
Trailfolks(McNearyGnarly)

Queenstown Bike Park西側の谷を挟んで向かいの斜面にあるのがFernhill Bike Parkエリア。ゴンドラ終点からさらに登るのでみんなこぞって行くって感じではないのですが、でもこれが行かないのは勿体無いくらいの極上トレイル!

※ここからはぜひFernhill Bike ParkエリアのTrailfolksを見ながらお読みください。

ゴンドラ終点からバイクパーク西側の谷を越え小ピークまで行くBeeched As、
荒々しい下りのFernhill Loop、
ピカピカバームピンピンジャンプのMcNeary Gnarly。
お得3点セットです。

激しいのが好みなら小ピークから分岐するダブル黒のSalmon Run(ダブル黒)に行っても。二股の木の間を通過するドロップオフが写真スポットみたい。

Beeched As

〜 asはNZ方言で「すげー〜」って意味になるそうです。よく使われてるのが「Sweet As」。なのでBeeched Asは「すげーブナの木(beech)生えてる!」って感じの意味かな?

調べてみたらこんなオーストラリアのTV番組「Beached Az」(ニュージーランドでめっちゃ座礁(Beach)してる鯨が訛りのある発音で「I'm so beached as!」と連呼するアニメ)もあってもしかしたらこれと掛けてるかも?

見てるとなんかクセになってくる。。。そーべーちでぇーず!

山をトラバースし谷を迂回するように作られたトレイルで、細かいアップダウンがあります。ちょっとしたバックカントリー気分が味わえる。谷筋に入るとコース幅が狭くカーブの先が崖でヒヤリとすることが多い。

プロライダー2人のBeeched Asはおしっこちびりそうなくらいのスリリングさ!

Fernhill Loop

麓から小ピークまで全8kmの周回コース。Beeched Asから山の中腹でこちらに合流し小ピークまで登り、休憩。そこから下りに入ってMcNealy Gnarlyに分岐するところまで走りました。結構荒々しい岩と土埃の急下り。登りの途中、ローカルレジェンドライダー Kelly McGarryの石碑があります。

追記:Fernhill Loopと並走するBluGaziというトレイルが2022年にオープンしているみたいです。こちらの方が斜度が緩くて走りやすそう。

R.I.P. Kelly McGarryの碑

小ピークは見晴らしのよい写真スポット。

小ピークにあるMcGazzaベンチから

McGazzaさんがFernhill Loopなどを走ってる動画。

McNealyGnarly

これ、2019年当時は出来立てホヤホヤで地図にもなかったのですが、Fernhill Loopを下っているうち知らない間に迷い込んでしまったジャンプ&フロートレイルです。でかいバーム、いい形のジャンプがキレーに仕上げられているのを見てしばし呆然と見惚れてしまったのでした。ジャンプのサイズは富士見パノラマのブルーホーネットくらいで全てテーブルトップ。当時は飛べずだったので、是非再訪して飛んでみたいトレイルの一つです。もちろん飛ばなくても楽しくて、だからかTrailfolkでの評価も★4.85/★5とすごく高い。

下りきった先にあるWynyard Bike Parkにはどでかいギャップジャンプがあって壮観です。よくフリーライダーたちが動画撮ったりしてるとこです。

Fernhill Bike Parkエリアは現在進行形でトレイル増設が進んでいるようなので、トレイル管理団体QMTBC(Queenstown MTB Club)の発信などをチェックして行くといいかもしれませんね。

さて長かったですがこれにて上がり。
明日は最終日!ローカルパブリックパークを走ります。

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