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業界未経験者がキャディで新規事業に挑戦する「オモシロさ」と「ムズカシさ」

はじめまして!キャディのCADDi DRAWER(以下DRAWER)事業本部でカスタマーサクセス(以下CS)をしている小島英樹です。
世の中には「こじま」も「ひでき」もたくさんいるので、私のことは「昔、鎌倉で人力車をしていたこともある、こじまひでき」と覚えてください。

人力車とは上記の手押し車のことです

元HRで今は同じCSの私の採用にも携わってくれた梅木さんから「CSの魅力伝えていきましょう!」と熱いメッセージを受けたので、はじめてnoteを書きます。
DRAWERやCSのいままでについては白井さんやCSチームの大黒柱の八木さんがこちらの記事で書いてくれてるので私からは割愛します!


自己紹介

まずは、私のキャリアや仕事に対しての想いを箇条書きでお届けしますので、1つでも「私も同じ!」「私も同じような想い持ってる!」と思った方は、ぜひこのまま本編まで読み進めみてください。

キャリア

  • イベントプランナー

  • ウェディングプランナー

  • 料亭板前

  • レストランウェイター

  • 人力車 車夫

  • ウェディング専門の経営コンサルタント

  • ウェディング会社の経営

仕事への想い

  • 5年後、10年後を考えた時にもっとビジネスパーソンとして成長したい

  • グローバルな視点とビジネススキルを身に付けたい

  • とにかく優秀な人達の中で刺激を受けながら働きたい

  • 自分が考えていることを自由に仮説検証してみたい

  • 1人では成し遂げられないことにチームの力で挑戦したい

  • モノを創れる人たちが大好き、尊敬している

  • 顧客が変化していく姿を最前線で見たい、創りたい、伴走したい

  • 売ったら終わりではなく、本当に顧客が成功するまで価値を届け続けたい

  • 新規事業や立ち上げが好き

どうですか?あてはまりそうですか?
キャリアに関しては、ちょっと特殊?なので参考にならないかもしれないですが、こんな私だからお伝えできることとしては、

「業界未経験でも挑戦することはできる」

ということです!

ここからは、そんな私がDRAWERのCSの中でメインで携わっている加工会社へのDRAWER展開という新事業(以下FAB事業)について紹介します。
※Fabricator = 建造物や機械などを製造組み立てる職人や企業を意味

CS全体の立ち上げからの取り組みについてはDRAWER CS最初の3人のうちの1人として共に歩んできた、新谷さんが今回の連載用にまとめてくれているのでぜひご覧ください!

加工会社へのDRAWER展開(FAB事業)

そもそも加工会社ってなに?

みなさん、「加工会社」って聞いて想像つきますか?
ここでいう「加工会社」とは、メーカーから依頼を受け「図面」に基づいて部品を製造する企業を意味しています。

私たちの身の回りにあふれているモノや日用品、飛行機や車などの大きな乗り物を作るための産業機械というのが世の中にはたくさんあって、その機械がちゃんと稼働するためには多数の部品が必要です。
※部品には想像を超える大きいものもあれば、顕微鏡で見ないとわからないような小さなものまである

そのような部品を下記のような「図面」に基づいて、鉄やアルミ(もちろんもっと他にもある)などの材料を、多種多様な機械や時には人の手を用いながら加工して、作り上げていく職人たちが集まっている会社が「加工会社」です。
※加工会社の規模も幅広く、数名の家族経営~数百名、数千名規模の会社もある

加工部品の図面(サンプル)

取引顧客数に関しても、1社専属で加工をしている会社~数千社以上の顧客の図面を受け取って加工をしている会社まであります。

各顧客ごとによって様々な言語や考え方、表記の仕方はありますが、加工会社にとっての「図面」とは、顧客と加工会社、加工会社内の各部署にとっての共通言語でありコミュニケーションツールとして最も重要な資料なのです。

加工会社の悩みって?

そんな多種多様な加工会社ですが、共通する悩みが「図面管理」と「属人化」です。
※下記弊社FAB事業責任者兼プロダクトマネージャー安部のnoteより引用

目の前の案件をこなすことに追われてしまい組織として知見を積み上げられていないこと。結果的にベテランにノウハウが集中していて「属人化」が進む一方であること。
これらは、ほとんどの加工会社の経営者が抱えている悩みであり、採用難やベテランの高齢化がすすむなかで事業の存続にも関わる重大課題です。

そもそも加工会社にとって図面を探すとはどういうことなのか?
※再び安部のnoteより引用

図面を探すのは従来どういう行為か。加工会社における様々な工程で、図面の探索を行います。たとえばお客さまより新たに届いた見積図面に似ている図面を探すことがあります。過去に似ている部品を見積・製造していたのなら、当時の見積ロジックや加工手順・プログラムはノウハウの塊です。

但し、その過去部品を探し出すには顧客ごとに管理されているファイルを書庫から引っ張り出してきたり、ベテランに「似たような部品は過去に無かったか」お伺いをたて、なんとなくのヒントをもとにそれっぽいキーワードで共有フォルダを検索してみたりする必要があります。

終日探し続けるエピソードも複数社から聞いています。そんな手間や煩わしさを考えると「過去の参考図面を探す前に、さっさと目の前の図面をゼロから処理してしまう」ことは往々にしてあるとも。たしかに目先の作業に閉じた場合は、合理的な判断と言えます。

しかし少し長めの時間軸で見ると、過去取引と整合性がとれていないアウトプットをお客様に出してしまったり、おなじようなミスで利益を損ねてしまいかねません。それらは大半の加工会社が経験している顛末です



なぜCADDiがDRAWERを提供するのか?

加工会社に関する前提情報が長くなりましたが、ここからは上記のような悩みを持つ加工会社に向けて、なぜCADDiが?なぜDRAWERを?についてお伝えします。

私の想いも乗せて、熱くお伝えします!!!

「CADDiも創業当初から同じような悩みや痛みを実感してきており、それらの課題からDRAWERを通して加工会社の皆様が解放されて、もっともっとモノづくりに集中できる環境をお届けしたい!!!」

ご存知の方もいるかもしれませんが、CADDiは創業当初から「CADDi MANUFACTURING(以下MANU事業)」という加工部品調達製造支援事業を運営しています。
その中で、日本、世界における600以上のパートナー加工会社との連携をし、加工会社の皆様と同じように多数の見積依頼を受け、膨大な図面を取り扱った上で部品をお届けしてきました。

上記のMANU事業を通して、自分たちが感じた悩みや苦しみを解消するために様々なテクノロジーやプロダクトが生まれました。
そのうちの1つがまさに、「独自の画像解析による様々な検索機能」を有した『CADDi DRAWER』なのです。

と、ここまで暑苦しくお伝えしてきましたが、DRAWERのことやDRAWERの提供価値を語り続けると終わらない気もしてきたので、一旦やめます(笑)

次の章では、そんなFAB事業を新しく立ち上げていく際のCSとして関わっている中で、感じた「オモシロさ」と「ムズカシさ」をお伝えします。

新規事業×CSの「オモシロさ」と「ムズカシさ」

「オモシロさ」

  • 「正解」をイチから創っていける

    • 過去の成功事例や失敗事例が存在していないことも多いため、様々な仮説を自由にスピーディーに検証して、「最初のスタンダード」を創っていくことができるのは新規事業ならでは。

  • 「顧客の変化」を最前線で見ることができる

    • プロダクトの利用前、利用直後、利用後しばらくたっての顧客の行動やマインドの変化を最前線で顧客の表情とともに実感することができるのはCSならでは。

      • 例)「DRAWERを使うと過去の参照データを探すことが20分かかっていたところが、1分以内なったので、やりたいけどできていなかった業務に時間を使えるようになりました!」というお声をいただくことも多数

  • 「小さなチーム」で「大きな価値」を追い求めることができる

    • 新規事業は人的資源をいきなりたくさん投下できません。なぜなら、事業として成り立つかどうか?を検証する必要があるためです(当たり前ですが)。ですので、FAB事業のCSチームにおいても少数精鋭で取り組んでます。(直近は、かなりの勢いでお取引先様も増えているので、一時期よりは多くなっています)

    • 少ない人数だからこそ、足りないことの方が多いです。単純に稼働時間だけで見ても、3人×8時間=24時間 10人×8時間=80時間だとチームとして使える時間に56時間も差があります。だからこそ、「創意工夫」×「ITツール」を駆使しながら、足りない分を埋めるだけでなく、越えることを自然と思考&行動するようになります。これが半強制的にできることが「小さなチーム」のオモシロさです。

FAB事業のCSチームメンバー

「ムズカシさ」

  • 「正解」がないからいつだって不安

    • オモシロさと裏返しですね。正解がない分、最初に一歩を踏み出すまでにはとても勇気がいります。そして、正解だと思って走り出しても、不正解な時もあります。だからこそ、新規事業においては、「正解をみつける」ではなく、「正解にしていく」というスタンスも持ちつつ進むことが重要だと思います。

  • 「最初の信用」を勝ち取る

    • もちろん新規事業のため、実績もなにもありません(CADDiという会社名を認知していただいていることは増えてきました)。また、いままでの世の中にない『データ活用システム』を提供しているため、お客様からしたら「自分たちの財産である図面をDRAWERというシステムに入れていいのか」と不安の方が大きいと思います。

    • そんな気持ちもある中で導入を決定してくれたお客様に対して、専属で担当するのがCSです。だからこそ、プロダクトの提供価値以上に、我々CSのインターフェースを通してお客様は「信用していいのか?」を判断しています。

    • 製造業に関する専門性はあるのか?自分たちの会社を理解しているのか?様々な不安があるお客様を安心させ、共に変革のパートナーとして歩んでいくことを認めてもらう「最初の信用」を勝ち取ることがとても大切であり、とてもオモシロい部分です。

  • 「やること」と「やらないこと」の意思決定

    • これもオモシロさの裏返しです。人的資源が少ない分、明確に「やる / やら」を決めていく必要があります。本当に大切そうに見えることも、タイミングはいまなのか?出来る能力がチームにあるか?代替案はないか?を常に意思決定する必要があります。「やること / やりたいこと」を決めることより、「やらないこと」を決めることの方が圧倒的に難しいです。

もちろん、上記以外にも様々な「オモシロさ」と「ムズカシさ」はありますが、代表的なものをあげてみました。

おわりに

私が最初に記載した下記の仕事への想いの全てを体験することができているのが、「新規事業」×「CS」です。

・5年後、10年後を考えた時にもっとビジネスパーソンとして成長したい
・グローバルな視点とビジネススキルを身に付けたい
・とにかく優秀な人達の中で刺激を受けながら働きたい
・自分が考えていることを自由に仮説検証してみたい
・1人では成し遂げられないことにチームの力で挑戦したい
・モノを創れる人たちが大好き、尊敬している
・顧客が変化していく姿を最前線で見たい、創りたい、伴走したい
・売ったら終わりではなく、本当に顧客が成功するまで価値を届け続けたい
・新規事業や立ち上げが好き

いま、CSではFAB事業に関わらず事業成長に伴い、多くの仲間を求めています。ぜひ少しでも興味が湧いた方は応募してみてください!

キャディの中の人達についてもっと知りたいという方はこちら


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