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#2 自由と責任をバランスよく 【健康的な子どもを育てよう】

《 この記事は約3分半で読める長さです 》

前回は「目的意識が大事」という話をしました。

親であれば誰もが自分の子どもには
愛と責任感のある人に育ってほしい
と願っていると思います。

人間のデフォルト設定の
1つなのでしょうか。

私たちは意識的か無意識的にか
自分の言動と生き方に責任を取ることを
避ける方向に自然と進んでしまいます。

それは子育てにおいても同じです。

もし私たち親が
子どもの成長を成り行き任せにしてしまうなら、子どもが「自分で責任を取る」ということを身につけることは難しいでしょう。

むしろ放っておくと、どこから学ぶのか
言い訳の仕方、言い逃れ、責任転嫁の達人になっていきます。

きっとあなたは、自分の子どもがこのような態度で生きることを望んでいないでしょう。

ですから親が目的意識をもって子育てに取り組むことは非常に大切なのです。

責任感を育てたいなら
小さいことから管理することを学ばせる必要があります。

2歳の子どもに
いきなり食器洗いをすべて任せたりはしないですよね?

最初は自分が使った食器を片付けることや
食べこぼしを自分で拾うことから
小さな責任感を教えていきます。

それを身につけてきたら
少しずつ責任の幅を広げていくのです。

そして責任の幅を広げる時に
一緒についてくるのが自由の幅です。

自由を先に与えるべきか。
それとも責任を先に与えるべきか。

どちらかと言うと
責任を取ることを先に学ぶ方が
子どもが自制心を働かせつつ
自由をより楽しむことができるからです。

責任をしっかり取れるようになると
信頼関係が築かれていきます。

そこで自由の範囲を広げてあげます。

そしてその時には
もう少しだけ責任のレベルを引き上げます。

責任と結果を明確にしておくと
あとで感情的に戦わずに済みます。

簡単な例で言うと
帰宅時間のルールですね。

最初は16:00までに
家に帰ってくるルールがあったとします。

このルールを守れないと
食後のゲームタイムがなくなります。

子どもは何度か時間に遅れ
ペナルティーを経験しますが
「時間を確認することは自分の責任だ」と
学び始めます。

そして段々
ちゃんと時間を守れるようになります。

その幅は年齢にもよりますが
自由の範囲を広げてあげます。

次の帰宅時間のルールは17:00にします。
子どもは1時間の自由時間を手に入れました。

しかし同時に責任のレベルも高くなります。
時間を守れないと1週間ゲームもYouTubeも見れません。

それまでは16時に
ちゃんと帰宅できていたのに

門限が17時になると
その時間に家に着けるように
もう一度管理し直す必要が出てくるのです。

これはお金の管理に
おいても同じことが言えます。

このようにして子どもに自由と責任を
バランスよく身につけさせていくことが大事になります。

これは子どもも大人も同じです。

小事に忠実な人は
大事にも忠実な人になるのです。

もう一度繰り返しますが
これは成り行き任せにしておいて
身につくようなことではありません。

親が目的意識をもち
子どもが幼いうちは
適切な自由と責任を与えながら
調節してあげる必要があります。

そして少しずつ
子どもが自分で管理できるように
導いてあげるのが親の役目なのです。


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このシリーズでは、私たちが親として

「どうすれば健康的な子どもを育てることができるのか」
というテーマで執筆していきます。

そのために

▶︎ 健康的な子どもとは?
▶︎ すべての親に共通する子育てのゴールとは?
▶︎ 実際にどのような意識を持ち、子育てに取り組めばいいのか?

このようなトピックを書いていきます。

このシリーズは子育て中の両親だけではなく
何らかの形で子どもと関わりのあるすべての方に
お役に立てると内容となると考えています。

このシリーズを読み続けることで
次のことが達成できるでしょう。

❶親自身が健康的なマインドを身につけることができる
❷子育てのゴールと方向性がわかる
❸親も子もストレスが減る
❹子どもの将来の成功の土台を作ることができる

少しでも皆さんの子育ての参考になり
健康的な子育てをする助けとなることを願い
執筆を続けていきます。

次回をお楽しみに!

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