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サウナ 43 自分の世界といろんな人

回数券を大量購入(22枚)したことで、「プール&サウナ&漫画」に行かなければならない状態になっています。

私もいい歳なので、自分を動かすための理由(言い訳)を自分で作るようになっています。
うまく言えば自分をコントロールできるようになってきた。と言うことでしょうが、やっていることは人としてのかわいらしさとは遠く離れています。(おじさんにこそかわいらしさは必要です)

過去noteです。(目次ではありません)
サウナ初心者のおっさん(46歳)が「トトノウ」というよくわからない感覚を求めてサウナに通う話
サウナ 10 水風呂は気持ちよい?
サウナ 11 頭からジャポン
サウナ 15 青春ローリュー ← 1番人気
サウナ 16 海の見えるサウナ ← 3番人気
サウナ 32 海の見えるサウナ2
サウナ 33 おかわりローリュー「1回で」 ← 2番人気
サウナ 39 ひとりサウナで空振りうめき声


まずはいつものようにプールへジャポンです。

一か月前には平泳ぎっぽい泳ぎだけが出来ていた私ですが、今では平泳ぎは自転車に乗ることと同じくらいの安心感で泳ぐことができます。泳ぎながら他のことを考えて動きのリズムが崩れた場合でも、おぼれ始めることもなくリカバリーが出来るようになってきました。

物事を覚えるときに、それが出来るようになるのは当たり前で、何かトラブルが起こった場合に対応できるようになってこそ、出来るようになったといえると思っています。で、平泳ぎは出来るようになりました。

問題はクロールです。
息継ぎもスムーズに出来るようになりましたが、リズムが崩れた場合のリカバリーに余裕がありません。さらに常に息がゼーゼーハーハーとなります。

まだまだ泳げてませんね。
何分も泳ぎ続けている人を見かけますが、何をどうしているのか全く理解できません。地面を歩いているのと同じような感覚で泳ぎ続けているのでしょうか。さすがに水の中で運動している様子は伝わるのでジョギングをしていることに近いのでしょうか。

出来ないことはおもろいので、まだまだ練習していきます。



その後にサウナへゴーです。

しっかり身体を洗いサウナインです。
ここはいつも人が少ないので、サウナの暑さと呼吸した時に感じる独特な熱気を落ち着いて感じることが出来ます。


サウナに入るようになってから気になっていたことがあるのですが、サウナに入っている人たちって、”他の人のことをな~んも気にしてない”ようです。部屋に入ってもジロジロ見られることもなく、話しかけられることもなく。これは病院の待合室に近い感じでしょうか。

同じ狭い空間に人が集まった場合は、その周りの人と自分との関係性を見つけ出そうと多少なり意識するものです。相手が味方なのか敵なのか。生き延びるためには必要な本能です。

病院とサウナの共通点を探すとしたら、そこにいる人は皆が”何かの困難に立ち向かっている”ということです。病院ではもちろんのことサウナでは部屋の”熱さ”に身体全体で向き合っています。
周りの人のことなんてどうでも良いのです。自分が生き延びるためにはこの熱さとやりあう必要があります。


この自分の世界に入れる部分が心地よいのですが、さらに私はわがままな部分も持っています。一人の世界を持ちたいという気持ちはあるのですが、だれもいない空間に一人では不安がおそってきて落ち着かないという面倒な性質も持っています。

人はいない方がいいけれど、全くいないのは落ち着かない。少しは居てもいいけれどベタベタされるのは面倒だ。なんていうわがままをサウナ室は満たしてくれています。
病院の待合室は空間のみは満たしてくれていますが、病気やケガはいらないです。


今日はそんなことをぼんやり考えながらサウナ室の暑さとやりあっていました。周りには二人ほど座っていました。それぞれの戦い方で熱さと向き合っているようです。

そのうちの一人は、せわしなく部屋を出たり入ったりしています。サウナ室に2~3分そわそわしながら座ったあとに水風呂に行き、手桶ですくった水を頭だけにかけ、そのままサウナ室に戻ってきます。これを何度も繰り返しています。

サウナにはいろんな人がいておもろいです。
サウナは大人のテーマパークです。

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