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白石温麺しろいしうーめん

麺の分類ではそうめんにあたる白石温麺。太さによってそうめんなのかひやむぎなのかうどんなのかに大別されます。製法によって手延べそうめんと手延べうどんに分けられます。宮城県白石市で生産される同地の特産品です。白石温麺は、「しろいしうーめん」や「しろいしううめん」と表記されることもあります。宮城のお土産としてよくおいてあるのが温麺。太さとしてはそうめんの仲間ですがそうめんとの違いやうーめんの魅力とおいしさをまとめました。


そうめんとのちがい

①そうめんよりも麺が短く(9センチ):乾麺の太さの定義(基準)は、一般社団法人乾麺・手延べ経営技術センターより確認できる通り、そうめんは長径1.3ミリ未満。ひやむぎは長径1.3ミリ以上~1.7ミリ未満、きしめんは幅4.5ミリ以上厚さ2.0ミリ未満、うどんは長径1.7ミリ以上。


そうめんよりも麺が太い:そうめんの長さはだいたい16~20センチ前後でうーめんの長さは9センチ!!短いためゆでやすく食べやすいのが特徴で離乳食や介護食として愛用されています。そうめんより若干太いため、のびにくく食べ応えがあります。


③そうめんよりもヘルシー:そうめん(手延べそうめん)の材料は、小麦粉・塩・水・油で作られています。小麦粉と水と塩で生地を作りそこに油を塗って生地を細く引き延ばし乾燥させて完成。うーめんは、油を使用していないので消化が良く、老若男女食べやすい麺として一年中地元民に親しまれています。

④食感と味わいの違い:うーめんはそうめんよりもっちりとした食感で食べ応えがしっかりあります。小麦粉の味がしっかりと味わえるのもそうめんとの違いです。スルっと口の中に入るのは同じですが、食感や味わいが違います。

ゆでて食べる事はそうめんと同じ。白石市内の飲食店では作りたての白石温麺を味わえます。変わったつけづゆで楽しめるお店もあります。

紅白うーめん

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ゆであがった温麺を水にさらして冷たくしてめんつゆをかけたらその上にレタスやキュウリ、トマトやゆで卵をトッピングしてジョセフィーヌドレッシングをかけたサラダうーめん。ゆで卵を境に左にあるのが通常の白石温麺でゆで卵の右側にあるのが紅色の白石温麺です。このピンク色の正体は紅麹と梅パウダーを練りこんだものなので、天然の色素です。色鮮やかでお祝い事にぴったりです。2022年の仙台初売りの福袋に入っていた紅白の白石温麺をゆでて週末のお昼ごはんにして食べたときの。


白石温麺の魅力

宮城県南部の白石市で生まれたうーめん。見た目はそうめんとほぼ同じですが食感や味わいも事る別の食べ物です。油を使用していないのでヘルシーで胃にやさしい麺です。ゆでやすく手食べやすいのに食べ応えがあるのも魅力の特徴です。消化がいいことから体調不良で食欲がない時でもうーめんなら美味しく感じます。のど越しがよくなめらかな舌触りで地元民に愛されている特産品のひとつです。備蓄にもなる乾麺。料理を作りたくないときにも食欲がない時にも助けてくれる白石温麺。冬はあたたかく、夏はつめたく。


お彼岸とお盆に食べるおくずかけ

宮城の郷土料理のなかに、「おくずかけ」があります。宮城県で食べられる汁料理のひとつで、片栗粉などでとろみをつけた醤油の汁に白石温麺や野菜、豆腐、油揚げなどを入れて煮込んだものです。精進料理としてお彼岸とお盆に食べます。地域や家庭によって味付けが具がかわります。この時期になるとたべたくなるほど思い出すのが「おくずかけ」です。

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本日、お墓参りに行ってきました。先日の地震怖かったね~。私たちは無事だよ~。いつも見守ってくれてありがとうございます、と手を合わせて伝えてきました。

地震の影響で11年前の3.11よりも被害が深刻な部分もあります。あの後も余震も多く体に感じる揺れも頻繁に起きているようです。今後も気を付けてお過ごしくださいね。


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