見出し画像

コーヒーとシュトーレン2022

12月1日にシュトーレンを作る予定で材料をそろえて材料を見ながらにやける数日後の11月30日の早朝、ウォーキング中にこけた。両膝と両手がジンジン・・・ジンジン・・・擦り傷とあざで身体のあちらこちらが痛く感じたのは翌日以降のことだった。生ぬるい風が吹き、雨上がりの路面は濡れて午前5時は真っ暗。懐中電灯を左に持ちながらいつも通りのウォーキングコースでこけた。利き手の右手のキズがなかなか治らずやりたいことができない日々が続いた。

やっと、お茶碗を洗うことができる!
やっと、段ボールを畳んで紐で縛ることができる!
やっと、石けんで泡立てて手を洗うことができる!
この何でもないことがしばらくの間思うようにできず、不便だと感じながら右手ちゃんによって私はいろいろと助けてもらっていたことを思い知ることに。

先日、作りたいものBest10として書いた中の第1位のシュトーレンを作りました。もう朝からウキウキ&ワクワクで朝ごはんの片付けも部屋の片付けも洗濯物を干すことも全部楽しくてスムーズに終わった。

2年前に初めて作ったらこれがなかなかおいしくてしかも簡単にできるシュトーレン。自分で作るシュトーレンの味と食感を味わいたくて今日は一番作りたかったものを作りました。
シュトーレン2022を大公開します。

シュトーレン

クリスマスを待つアドベントの間に食べるドイツの伝統菓子。
バターたっぷりの生地の中に洋酒に付けたドライフルーツとナッツがぎっしり詰まっています。大人向けの味わいと日に日に味が馴染んでくる。この変化こそシュトーレンの特徴で、クリスマスがさらに待ち遠しくなるお菓子。

洋酒に付けると子どもや年配の方が食べづらくなります。私は子どもから年配の方まで楽しめる身体にやさしいシュトーレンを作っています。


2年前のシュトーレン


2年間の12月8日にもシュトーレンを作って楽しんでいました。
2020年はこの日で2回目のシュトーレンづくり。そしてもう一回作る予定だとかいてありました。友達や実家にプレゼントした記憶が蘇ってきました。あの時は洋酒ではなくはちみつに漬け込んでそれをパン生地の中に入れて作っていました。


シュトーレン2022


300gの粉で3つのシュトーレンができました。


今までの作り方


材料を混ぜて→こねて→丸めて→一次発酵。
ベンチタイム→生地を伸ばして具をいれて→成形→二次発酵。
温めたオーブンで焼く→出来上がり。
熱いうちにバターを塗って→完全に冷めたら粉糖をまぶす。
このような工程で作っていました。


今回の作り方


シュトーレン2022では、若干作り方を変えてどこを切ってもナッツとドライフルーツとホワイトチョコの味を楽しめるように工夫しました。

材料を混ぜる→こねる→生地を伸ばす→刻んだ具をのせる

レーズンとクランベリーはお湯に浸して柔らかくしてから刻んで。
ホワイトチョコは大きめに刻みカシューナッツも軽く刻んだ

具を包んでしっかり閉じる

大きなフランスパンのように・・・

それをくるくるっと巻いて。

かたつむり?エスカルゴ?みたいな・・・

具が漏れてくること覚悟で・・・こねる→丸める→一次発酵
ベンチタイム→3つに分ける→成形→二次発酵→オーブンで焼く

シュトーレンの成形は赤ちゃんのおくるみのように


焼きたてアツアツの状態で、バターをぬる。
完全に冷めてから粉糖をまぶす。

アツアツの表面いバターをぬって、完全に冷めてから粉糖をまぶす。
眩しすぎない真っ白にならない感じが絶妙のハーモニーを奏でてくれる。


真ん中からカット

完全に冷めて粉糖をまぶして。しばらくしたら真ん中からカットして。

生地に練りこんだスパイスがちょうどいい。

カシューナッツと

ドライフルーツと

ホワイトチョコと

外側のカリカリ&サクサク感と
内側のしっとり~感と

絶妙なのです。

これ以上の言葉では言い表せない。
それくらい、おいしくできた。


自分だけのコーヒーとシュトーレン2022

わたしだけのために淹れたコーヒーとシュトーレン2022と。
シュトーレンの香りを感じながらコーヒーをすする
コーヒーの香りを口の中いっぱいにしながらも鼻はややシュトーレンに傾く
シュトーレンの香りを感じながらもう一口、コーヒーを口の中に入れてコーヒーの香りで充満させて
シュトーレンの外側を一口・・・サクサクとカリカリと~唾液が浸透すると柔らかい触感に変わる
リッチなバターの香りを楽しみながらゆっくりと唾液と混ざり合う
シュトーレンが半分以上溶けてきたころ、コーヒーをすする
コーヒーと混ざるシュトーレン、ふやけながら溶けてなくなるシュトーレン
もう一口コーヒーを含んでシュトーレンの香りは跡形もなくコーヒーの香りと味に包まれる。
そしてまたシュトーレンを。今度は内側の部分を。外側よりしっとりな内側はすぐに唾液と混ざり合い溶けてしまう。溶けないうちにドライイーストやカシューナッツ、ホワイトチョコを探しながら飲み込む前にコーヒーをすする。コーヒーを飲みながらのシュトーレンは最高。
絶妙なおいしさ。

実際に食べたらきっとこの感覚、わかってもらえそう。

少しずつ、ちみちみといただきます。
コーヒーと一緒に食べるとシュトーレンが主役になる。
シュトーレンと一緒に食べるとコーヒーが欠かせない。
自分好みのコーヒーとハンドドリップコーヒーとシュトーレンと。
本日のフードペアリングは冬ならではの、作りたいキモチと作って楽しかったキモチが重なって、今までで一番おいしい時間になりました。

どこにもない。私がつくるシュトーレン。
クリスマスケーキよりもテンションがあがります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?