ひっくすK

1967年生まれ。福岡県福岡市出身、愛媛県松山市在住。長年勤めた新聞社を50歳を機に退…

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1967年生まれ。福岡県福岡市出身、愛媛県松山市在住。長年勤めた新聞社を50歳を機に退社し、現在はwebを中心にライター活動&求職中。オールドレンズ沼にどっぷりハマり中。インスタ→https://www.instagram.com/hidehiko_kido/

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記事一覧

レンズ沼あれこれ:Tokina SZ-X 80-200mm F4.5-5.6

今回はトキナーの望遠ズームレンズ、Tokina SZ-X 80-200mm F4.5-5.6です。正式名称はSZ-X200。手許のレンズはミノルタMDマウントモデルですが、eBayでチェックするとほかに…

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1時間前
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【いまさらレビュー】映画:ブータン 山の教室(2019年、ブータン)

山岳国・ブータンの作品『ブータン 山の教室』ですが、いわゆる“語りたくなる”タイプの映画です。ということで、今回も記録として私も語っておきたいと思います。 第94…

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2日前
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レンズ沼あれこれ:ニコンD70とNIKKOR-Q Auto 135mm F2.8

今回はニコンの中望遠単焦点、NIKKOR-Q Auto 135mm F2.8をニコンのCCD機・D70(2004年発売)で使っていこうというチャレンジです。 先日たまたまユーチューバー・あきさんの…

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7日前
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【いまさらレビュー】映画:時の支配者【4K修復版】(1982年、フランス)

1980年代を代表する長編アニメーション映画『時の支配者』の4K修復版を見る機会があったので、改めて記録を残しておきたいと思います。 ルネ・ラルーとメビウスというフラ…

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11日前
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レンズ沼あれこれ:RICOH XR RIKENON 50mm F2

今回はリコーの単焦点標準レンズ、RICOH XR RIKENON 50mm F2です。最初に申し上げておくと、『和製ズミクロン』的な評価のあるモデルなんですけど、それは一旦忘れましょう…

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2週間前
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【いまさらレビュー】映画:アステロイド・シティ(2023年、アメリカ)

予備知識ゼロで観た映画『アステロイド・シティ』が非常に興味深い作品でした。今回も備忘録代わりにレビューを残しておきたいと思います、 第76回カンヌ国際映画祭コンペ…

ひっくすK
3週間前
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レンズ沼あれこれ:VOIGTLANDER NOKTON classic 40mm F1.4

今回はVOIGTLANDER NOKTON classic 40mm F1.4です。2004年発売のレンズでVMマウント。シングルコート仕様とマルチコート仕様がありますが、私が所有しているのはマルチコー…

ひっくすK
4週間前
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レンズ沼あれこれ:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8

今回はフォーサーズマウントのパンケーキレンズOLYMPUS ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8です。2008年発売で、E-420と同時に発売されたレンズだそうです。(※オリンパスニュースリ…

ひっくすK
1か月前
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【いまさらレビュー】映画:ひそひそ星(2016年、日本)

たまたまアマプラで見つけた映画『ひそひそ星』がなかなかの佳作だったので、備忘録がてら紹介しようと思います。 第40回トロント国際映画祭最優秀アジア映画賞受賞作。英…

ひっくすK
1か月前
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Takumar 135mm F3.5とPENTAX K-S1

今回は、プリセット絞りの1950年代レンズ旭光学Takumar 135mm F3.5をPENTAX K-S1(2014年発売)で使っていこう、という思いつきチャレンジです。 黒死病〜ご存じの方は“あ…

ひっくすK
1か月前
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レンズ沼あれこれ:EBC FUJINON-T 200mm F4.5

今回は、富士フイルムのM42スクリューマウントレンズ、EBC FUJINON-T 200mm F4.5です。海外サイトの情報を参考にすると、1970年に発売されたもの。70年にはフジカST701が発…

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1か月前
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レンズ沼あれこれ:SUN AUTO ZOOM 75-200mm F4.5 MC MACRO

今回は、SUN AUTO ZOOM 75-200mm F4.5 MC MACROです。手許のレンズはペンタックスKマウントタイプ。レンズについての詳しい情報がなかなか見つからないのですが、ゴトー・…

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2か月前
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レンズ沼あれこれ:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6

今回はオリンパスZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6です。2004年ごろに発売されたフォーサーズマウントの広角〜標準ズームレンズ。フォーサーズ初代のE-1発売が03年、08年に…

ひっくすK
2か月前
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レンズ沼あれこれ:SIGMA DC 18-50mm F2.8 EX MACRO HSM

今回はシグマの広角〜標準ズームレンズ、SIGMA DC 18-50mm F2.8 EX MACRO HSMです。ありがたいことに、ネットには発売時の記事(※デジカメWatch:シグマ「18-50mm F2.8 EX …

ひっくすK
2か月前
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レンズ沼あれこれ:TAMRON 35-70mm F3.5 CF MACRO BBAR MC

今回はタムロンのアダプトール2の標準ズームレンズ、TAMRON 35-70mm F3.5 CF MACRO BBAR MCです。タムロン公式サイトのアーカイブで確認すると、製品名は17A。1982年に発売…

ひっくすK
2か月前
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レンズ沼あれこれ:NIKKOR 300mm F4.5

今回はニコンの単焦点望遠レンズ、NIKKOR 300mm F4.5です。生産年は1981年ごろ。ニコンレンズのシリアルナンバー情報サイトに掲載された写真では、銘機ニコンF2チタン(1978…

ひっくすK
3か月前
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レンズ沼あれこれ:Tokina SZ-X 80-200mm F4.5-5.6

レンズ沼あれこれ:Tokina SZ-X 80-200mm F4.5-5.6

今回はトキナーの望遠ズームレンズ、Tokina SZ-X 80-200mm F4.5-5.6です。正式名称はSZ-X200。手許のレンズはミノルタMDマウントモデルですが、eBayでチェックするとほかにキヤノンFD、ペンタックスKA、ニコンFモデルなどもあったようです。同スペックのAT-Xモデルや型番が異なるSZ-X845モデルも存在するので、比較的初期の廉価バージョンという位置づけでしょうか。1

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【いまさらレビュー】映画:ブータン 山の教室(2019年、ブータン)

【いまさらレビュー】映画:ブータン 山の教室(2019年、ブータン)

山岳国・ブータンの作品『ブータン 山の教室』ですが、いわゆる“語りたくなる”タイプの映画です。ということで、今回も記録として私も語っておきたいと思います。
第94回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作。日本での公開は2021年でした。監督・脚本は作家・写真家でもあるパオ・チョニン・ドルジ、同作のプロデューサーを務めたのは奥さまのステファニー・ライ。映画初主演のシェラップ・ドルジはシンガーでもある

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レンズ沼あれこれ:ニコンD70とNIKKOR-Q Auto 135mm F2.8

レンズ沼あれこれ:ニコンD70とNIKKOR-Q Auto 135mm F2.8

今回はニコンの中望遠単焦点、NIKKOR-Q Auto 135mm F2.8をニコンのCCD機・D70(2004年発売)で使っていこうというチャレンジです。

先日たまたまユーチューバー・あきさんの『あきの写真ちゃんねる』で135mmオールドレンズを紹介している動画を拝見。「いつの間にか135mm単焦点レンズが集まってくるよね」的なお話しをされており、とても共感した次第。道楽者は世の中のごく少数派

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【いまさらレビュー】映画:時の支配者【4K修復版】(1982年、フランス)

【いまさらレビュー】映画:時の支配者【4K修復版】(1982年、フランス)

1980年代を代表する長編アニメーション映画『時の支配者』の4K修復版を見る機会があったので、改めて記録を残しておきたいと思います。
ルネ・ラルーとメビウスというフランスを代表する2大巨頭のコラボということで、歴史的にも大きな意味を持つ作品ですが、2023年に4K修復作業が完了しており、今回見たのはそのバージョンです。

おはなしストーリーの縦軸は2つ。少年ピエルのサバイバルと、救出に向かうジャフ

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レンズ沼あれこれ:RICOH XR RIKENON 50mm F2

レンズ沼あれこれ:RICOH XR RIKENON 50mm F2

今回はリコーの単焦点標準レンズ、RICOH XR RIKENON 50mm F2です。最初に申し上げておくと、『和製ズミクロン』的な評価のあるモデルなんですけど、それは一旦忘れましょう。ジャンクです笑

マウントはペンタックスKマウント。レンズが比較的きれいだったので、「動作未確認」も気にせず格安で落札。ただ、ピントリングのゴムがないのはいいとして、絞り羽根が動作しません。あらら、やっちまったな〜

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【いまさらレビュー】映画:アステロイド・シティ(2023年、アメリカ)

【いまさらレビュー】映画:アステロイド・シティ(2023年、アメリカ)

予備知識ゼロで観た映画『アステロイド・シティ』が非常に興味深い作品でした。今回も備忘録代わりにレビューを残しておきたいと思います、
第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作。映画のレビューサイトでは常に評価が分かれており。天の邪鬼としては、そんなところにも興味をそそられます。

おはなしまず、複雑な入れ子の構造を理解しなくてはならない。一番大きな枠組みはテレビ番組。その中で舞台『アステロ

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レンズ沼あれこれ:VOIGTLANDER NOKTON classic 40mm F1.4

レンズ沼あれこれ:VOIGTLANDER NOKTON classic 40mm F1.4

今回はVOIGTLANDER NOKTON classic 40mm F1.4です。2004年発売のレンズでVMマウント。シングルコート仕様とマルチコート仕様がありますが、私が所有しているのはマルチコート版。非常にコンパクトで可愛らしく、たくさんの方がお持ちのレンズではないでしょうか。

ユーチューバー、ジェットダイスケさんの過去動画などを見ていると、たまに持ち出したくなってしまうレンズです。「北

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レンズ沼あれこれ:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8

レンズ沼あれこれ:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8

今回はフォーサーズマウントのパンケーキレンズOLYMPUS ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8です。2008年発売で、E-420と同時に発売されたレンズだそうです。(※オリンパスニュースリリース:薄型・軽量の単焦点標準パンケーキレンズ)フルサイズ換算50ミリという標準レンズで、E-420にセットすると本体込み「厚みはわずか76.5mm」になるのだとか。

長らく買った記憶がなかったので

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【いまさらレビュー】映画:ひそひそ星(2016年、日本)

【いまさらレビュー】映画:ひそひそ星(2016年、日本)

たまたまアマプラで見つけた映画『ひそひそ星』がなかなかの佳作だったので、備忘録がてら紹介しようと思います。
第40回トロント国際映画祭最優秀アジア映画賞受賞作。英語のタイトルはThe Whispering Star。作品については考えるところが多すぎて、思いがあちこちに飛び散らかしてしまいますが、なるだけ簡潔にまとめたいと思います。

おはなしストーリーはあってないようなもの。ただ、背景の設定はあ

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Takumar 135mm F3.5とPENTAX K-S1

Takumar 135mm F3.5とPENTAX K-S1

今回は、プリセット絞りの1950年代レンズ旭光学Takumar 135mm F3.5をPENTAX K-S1(2014年発売)で使っていこう、という思いつきチャレンジです。

黒死病〜ご存じの方は“ああ、アレね…”となるかもしれません。2010年代発売のペンタックスK-30、K-50、K-70、K-S1などでは自動露出制御の不具合、いわゆる“黒死病”と呼ばれる症状が発生します。露出をコントロールす

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レンズ沼あれこれ:EBC FUJINON-T 200mm F4.5

レンズ沼あれこれ:EBC FUJINON-T 200mm F4.5

今回は、富士フイルムのM42スクリューマウントレンズ、EBC FUJINON-T 200mm F4.5です。海外サイトの情報を参考にすると、1970年に発売されたもの。70年にはフジカST701が発売されています。まあ、通常は標準レンズ(55ミリとか)が使われていたのだろうと思われますし、望遠が必要なときの選択肢のひとつだったのかもしれません。

さて、手許のレンズ、フジノンのM42マウントレンズ

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レンズ沼あれこれ:SUN AUTO ZOOM 75-200mm F4.5 MC MACRO

レンズ沼あれこれ:SUN AUTO ZOOM 75-200mm F4.5 MC MACRO

今回は、SUN AUTO ZOOM 75-200mm F4.5 MC MACROです。手許のレンズはペンタックスKマウントタイプ。レンズについての詳しい情報がなかなか見つからないのですが、ゴトー・サン時代のレンズカタログには掲載されているようなので、おそらく1980年代はじめ頃のレンズかと思われます。サン光機は70年代が最盛期だったとも言われていますから、サンのレンズとしては終わり頃のレンズなのか

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レンズ沼あれこれ:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6

レンズ沼あれこれ:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6

今回はオリンパスZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6です。2004年ごろに発売されたフォーサーズマウントの広角〜標準ズームレンズ。フォーサーズ初代のE-1発売が03年、08年にはマイクロフォーサーズがスタートしていますから、4年ほどという短い間だけ活躍したレンズといえそうです。

もともとはE-300のキットレンズだとか。今回はフォーサーズ〜マイクロフォーサーズのアダプター

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レンズ沼あれこれ:SIGMA DC 18-50mm F2.8 EX MACRO HSM

レンズ沼あれこれ:SIGMA DC 18-50mm F2.8 EX MACRO HSM

今回はシグマの広角〜標準ズームレンズ、SIGMA DC 18-50mm F2.8 EX MACRO HSMです。ありがたいことに、ネットには発売時の記事(※デジカメWatch:シグマ「18-50mm F2.8 EX DC Macro HSM」)が残っており、2007年発売のレンズだとわかりました。新品で購入した記憶はないので、おそらく私が手に入れたのはもっと後だと思います。記事ではD40(2006

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レンズ沼あれこれ:TAMRON 35-70mm F3.5 CF MACRO BBAR MC

レンズ沼あれこれ:TAMRON 35-70mm F3.5 CF MACRO BBAR MC

今回はタムロンのアダプトール2の標準ズームレンズ、TAMRON 35-70mm F3.5 CF MACRO BBAR MCです。タムロン公式サイトのアーカイブで確認すると、製品名は17A。1982年に発売されたレンズです。35-70mmズームは先代があって、こちらはF値が3.5-4.5となっていました。手許のレンズはF3.5通しですから、若干の進化があったようです。

ヤフオクにてジャンク級の価格

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レンズ沼あれこれ:NIKKOR 300mm F4.5

レンズ沼あれこれ:NIKKOR 300mm F4.5

今回はニコンの単焦点望遠レンズ、NIKKOR 300mm F4.5です。生産年は1981年ごろ。ニコンレンズのシリアルナンバー情報サイトに掲載された写真では、銘機ニコンF2チタン(1978-79年)に装着されていました。ちょっとびっくりですね。実際にこのセットで使われていたのかな?

数年前に中古で手に入れた手許のレンズ、光学系は非常に綺麗で三脚座あり。金属とガラスの塊感たっぷりの堂々たる存在感で

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