ひっくすK

1967年生まれ。福岡県福岡市出身、愛媛県松山市在住。長年勤めた新聞社を50歳を機に退…

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1967年生まれ。福岡県福岡市出身、愛媛県松山市在住。長年勤めた新聞社を50歳を機に退社し、現在はwebを中心にライター活動&求職中。オールドレンズ沼にどっぷりハマり中。インスタ→https://www.instagram.com/hidehiko_kido/

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【いまさらレビュー】映画:ブータン 山の教室(2019年、ブータン)

山岳国・ブータンの作品『ブータン 山の教室』ですが、いわゆる“語りたくなる”タイプの映画です。ということで、今回も記録として私も語っておきたいと思います。 第94回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作。日本での公開は2021年でした。監督・脚本は作家・写真家でもあるパオ・チョニン・ドルジ、同作のプロデューサーを務めたのは奥さまのステファニー・ライ。映画初主演のシェラップ・ドルジはシンガーでもあるので、サウンドクラウドなどで歌声を聴くことができます。 おはなしストーリーは非

    • レンズ沼あれこれ:ニコンD70とNIKKOR-Q Auto 135mm F2.8

      今回はニコンの中望遠単焦点、NIKKOR-Q Auto 135mm F2.8をニコンのCCD機・D70(2004年発売)で使っていこうというチャレンジです。 先日たまたまユーチューバー・あきさんの『あきの写真ちゃんねる』で135mmオールドレンズを紹介している動画を拝見。「いつの間にか135mm単焦点レンズが集まってくるよね」的なお話しをされており、とても共感した次第。道楽者は世の中のごく少数派だと思い込んでいましたが、実は似たような体験をする人間もいるんだなぁと笑  と

      • 【いまさらレビュー】映画:時の支配者【4K修復版】(1982年、フランス)

        1980年代を代表する長編アニメーション映画『時の支配者』の4K修復版を見る機会があったので、改めて記録を残しておきたいと思います。 ルネ・ラルーとメビウスというフランスを代表する2大巨頭のコラボということで、歴史的にも大きな意味を持つ作品ですが、2023年に4K修復作業が完了しており、今回見たのはそのバージョンです。 おはなしストーリーの縦軸は2つ。少年ピエルのサバイバルと、救出に向かうジャファールらの冒険。この2つの線は音声のみでやり取りする「マイク」によりつながってい

        • レンズ沼あれこれ:RICOH XR RIKENON 50mm F2

          今回はリコーの単焦点標準レンズ、RICOH XR RIKENON 50mm F2です。最初に申し上げておくと、『和製ズミクロン』的な評価のあるモデルなんですけど、それは一旦忘れましょう。ジャンクです笑 マウントはペンタックスKマウント。レンズが比較的きれいだったので、「動作未確認」も気にせず格安で落札。ただ、ピントリングのゴムがないのはいいとして、絞り羽根が動作しません。あらら、やっちまったな〜という感じ。古いレンズを価格ばっかりで追いかけていると、こういうこともあります。

        【いまさらレビュー】映画:ブータン 山の教室(2019年、ブータン)

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          【いまさらレビュー】映画:アステロイド・シティ(2023年、アメリカ)

          予備知識ゼロで観た映画『アステロイド・シティ』が非常に興味深い作品でした。今回も備忘録代わりにレビューを残しておきたいと思います、 第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作。映画のレビューサイトでは常に評価が分かれており。天の邪鬼としては、そんなところにも興味をそそられます。 おはなしまず、複雑な入れ子の構造を理解しなくてはならない。一番大きな枠組みはテレビ番組。その中で舞台『アステロイドシティ』の劇作家と 主演男優のステージがあり、さらにストーリーの大筋は舞台『

          【いまさらレビュー】映画:アステロイド・シティ(2023年、アメリカ)

          レンズ沼あれこれ:VOIGTLANDER NOKTON classic 40mm F1.4

          今回はVOIGTLANDER NOKTON classic 40mm F1.4です。2004年発売のレンズでVMマウント。シングルコート仕様とマルチコート仕様がありますが、私が所有しているのはマルチコート版。非常にコンパクトで可愛らしく、たくさんの方がお持ちのレンズではないでしょうか。 ユーチューバー、ジェットダイスケさんの過去動画などを見ていると、たまに持ち出したくなってしまうレンズです。「北斗連打」ね。重み、質感、デザインと道楽者が心を揺り動かされる要素たっぷりですから

          レンズ沼あれこれ:VOIGTLANDER NOKTON classic 40mm F1.4

          レンズ沼あれこれ:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8

          今回はフォーサーズマウントのパンケーキレンズOLYMPUS ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8です。2008年発売で、E-420と同時に発売されたレンズだそうです。(※オリンパスニュースリリース:薄型・軽量の単焦点標準パンケーキレンズ)フルサイズ換算50ミリという標準レンズで、E-420にセットすると本体込み「厚みはわずか76.5mm」になるのだとか。 長らく買った記憶がなかったのですが、奥さんのカメラバッグを整理していて発見。どうやらLUMIX GF-1に装着

          レンズ沼あれこれ:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8

          【いまさらレビュー】映画:ひそひそ星(2016年、日本)

          たまたまアマプラで見つけた映画『ひそひそ星』がなかなかの佳作だったので、備忘録がてら紹介しようと思います。 第40回トロント国際映画祭最優秀アジア映画賞受賞作。英語のタイトルはThe Whispering Star。作品については考えるところが多すぎて、思いがあちこちに飛び散らかしてしまいますが、なるだけ簡潔にまとめたいと思います。 おはなしストーリーはあってないようなもの。ただ、背景の設定はある。それでも序盤に流れるテロップとモノローグで語られるのみだ。後は静かにゆっくり

          【いまさらレビュー】映画:ひそひそ星(2016年、日本)

          Takumar 135mm F3.5とPENTAX K-S1

          今回は、プリセット絞りの1950年代レンズ旭光学Takumar 135mm F3.5をPENTAX K-S1(2014年発売)で使っていこう、という思いつきチャレンジです。 黒死病〜ご存じの方は“ああ、アレね…”となるかもしれません。2010年代発売のペンタックスK-30、K-50、K-70、K-S1などでは自動露出制御の不具合、いわゆる“黒死病”と呼ばれる症状が発生します。露出をコントロールする部品が磁気を帯びることによって起きる、構造上の欠陥だと言われており、避けられな

          Takumar 135mm F3.5とPENTAX K-S1

          レンズ沼あれこれ:EBC FUJINON-T 200mm F4.5

          今回は、富士フイルムのM42スクリューマウントレンズ、EBC FUJINON-T 200mm F4.5です。海外サイトの情報を参考にすると、1970年に発売されたもの。70年にはフジカST701が発売されています。まあ、通常は標準レンズ(55ミリとか)が使われていたのだろうと思われますし、望遠が必要なときの選択肢のひとつだったのかもしれません。 さて、手許のレンズ、フジノンのM42マウントレンズにはマウント部近くに小さな出っ張りがあるのですが、削られた跡がありました。カメラ

          レンズ沼あれこれ:EBC FUJINON-T 200mm F4.5

          レンズ沼あれこれ:SUN AUTO ZOOM 75-200mm F4.5 MC MACRO

          今回は、SUN AUTO ZOOM 75-200mm F4.5 MC MACROです。手許のレンズはペンタックスKマウントタイプ。レンズについての詳しい情報がなかなか見つからないのですが、ゴトー・サン時代のレンズカタログには掲載されているようなので、おそらく1980年代はじめ頃のレンズかと思われます。サン光機は70年代が最盛期だったとも言われていますから、サンのレンズとしては終わり頃のレンズなのかもしれません。 そんなことはさておき、購入した値段はジャンク級のU800、ただ

          レンズ沼あれこれ:SUN AUTO ZOOM 75-200mm F4.5 MC MACRO

          レンズ沼あれこれ:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6

          今回はオリンパスZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6です。2004年ごろに発売されたフォーサーズマウントの広角〜標準ズームレンズ。フォーサーズ初代のE-1発売が03年、08年にはマイクロフォーサーズがスタートしていますから、4年ほどという短い間だけ活躍したレンズといえそうです。 もともとはE-300のキットレンズだとか。今回はフォーサーズ〜マイクロフォーサーズのアダプターを使って、オリンパスE-M10mark3を相棒に撮っていきます。チープな銀色のシ

          レンズ沼あれこれ:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6

          レンズ沼あれこれ:SIGMA DC 18-50mm F2.8 EX MACRO HSM

          今回はシグマの広角〜標準ズームレンズ、SIGMA DC 18-50mm F2.8 EX MACRO HSMです。ありがたいことに、ネットには発売時の記事(※デジカメWatch:シグマ「18-50mm F2.8 EX DC Macro HSM」)が残っており、2007年発売のレンズだとわかりました。新品で購入した記憶はないので、おそらく私が手に入れたのはもっと後だと思います。記事ではD40(2006年発売)にセットしてのレビューでしたが、当方は毎度のことながらD70で撮り歩きし

          レンズ沼あれこれ:SIGMA DC 18-50mm F2.8 EX MACRO HSM

          レンズ沼あれこれ:TAMRON 35-70mm F3.5 CF MACRO BBAR MC

          今回はタムロンのアダプトール2の標準ズームレンズ、TAMRON 35-70mm F3.5 CF MACRO BBAR MCです。タムロン公式サイトのアーカイブで確認すると、製品名は17A。1982年に発売されたレンズです。35-70mmズームは先代があって、こちらはF値が3.5-4.5となっていました。手許のレンズはF3.5通しですから、若干の進化があったようです。 ヤフオクにてジャンク級の価格で落札。かなりの個性派レンズだったので、少し紹介しましょう。 ズームリングと絞

          レンズ沼あれこれ:TAMRON 35-70mm F3.5 CF MACRO BBAR MC

          レンズ沼あれこれ:NIKKOR 300mm F4.5

          今回はニコンの単焦点望遠レンズ、NIKKOR 300mm F4.5です。生産年は1981年ごろ。ニコンレンズのシリアルナンバー情報サイトに掲載された写真では、銘機ニコンF2チタン(1978-79年)に装着されていました。ちょっとびっくりですね。実際にこのセットで使われていたのかな? 数年前に中古で手に入れた手許のレンズ、光学系は非常に綺麗で三脚座あり。金属とガラスの塊感たっぷりの堂々たる存在感です。ピントリングがちょっと重め。組み込み式のレンズフードがついています。開放F値

          レンズ沼あれこれ:NIKKOR 300mm F4.5

          レンズ沼あれこれ:Tokina AT-X PRO SD 50-135mm F2.8DX

          今回はトキナーの大口径ズームレンズ、Tokina AT-X PRO SD 50-135mm F2.8DXです。例によってニコンのCCD機D70を相棒にし、改めて撮影してまいりました。 Tokina AT-X PRO SD 50-135mm F2.8DXの発売は2006年ごろ。私がD90を抱えて有名寺を撮り歩いていた時代に、ズームレンズが欲しくて入手したものだと記憶しています。価格はさすがに憶えていませんが、ケンコートキナーのサイトではびっくりの13万8000円とあります。ま

          レンズ沼あれこれ:Tokina AT-X PRO SD 50-135mm F2.8DX