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レンズ沼あれこれ:smc PENTAX-M ZOOM 28-50mm F3.5-4.5

今回は旭光学smc PENTAX-M ZOOM 28-50mm F3.5-4.5です。広角スタンダードの28ミリから標準画角の50ミリというズームレンズ。レンズ名にMとある通り、PENTAXの小型一眼レフカメラ、Mシリーズ用に販売されたレンズ。ペンタックスフォーラムのレンズデータを調べてみると、生産された年代は1979〜85年でした。

1983年にはペンタックスAシリーズが登場しています。KAマウント移行後も生産されたようなので、取り回しのよさが意外に評価されたレンズなのかもしれません。

確かにコンパクトですし質感もなかなか。今回はオリンパスのペンE-P5を中心に使ってみましたが、佇まいがいいですね。かつてのライバルメーカーのカメラに装着されているわけで、本人(レンズのこと)からしてみると、ちょっぴり複雑な心境かもしれません笑

ヤフオクでU2000円。あまり深く考えずに落札しましたが、手元に届いたのはまずまずの美品。お得感が感じられます。

smc PENTAX-M ZOOM 28-50mm F3.5-4.5

<note:smc PENTAX-M ZOOM 28-50mm F3.5-4.5>
  • マウント:ペンタックスKマウント

  • レンズ構成:10群10枚

  • 絞り羽根:6枚

  • 重さ(実測):312g

あんまり明るくもなく、ズームの画角幅も中途半端…ということで期待感はそれほどでもなかったのですが、取り回しのよさはスナップ向きでしょうか。街歩きで気になったものを怪しまれることなく?バシバシ撮れます。それはそうと、落とし物のカサをそのまま道端にほったらかしにしないのは、ちょっとした気遣いなのか笑

Olympus E-P5+マウントアダプター 1/320s iso320 WB曇り
Olympus E-P5+マウントアダプター 1/160s iso320 WB曇り

開放F値は3.5ですが、やっぱりボケ味はチェックしてみたいなということで、絞りを開け気味にしてチャレンジ。シチュエーション次第ではボケないこともなさそうです。ただ、丸ボケはそんなにキレイではないかも。

Olympus E-P5+マウントアダプター 1/160s iso320 WB曇り 絞り優先+0.70ev
Olympus E-P5+マウントアダプター 1/250s iso320 WB曇り 絞り優先+0.70ev
Olympus E-P5+マウントアダプター 1/400s iso320 WB曇り 絞り優先+0.70ev

写りはどちらかというとふんわり系なので、モノクロだとシャープに写りすぎなくてむしろいいバランスでした。撮影場所はよく行くミウラート・ヴィレッジそば。この頃はまだ桜が八分咲きくらいでしたね。花を主役に置かないのが吉。

Olympus E-P5+マウントアダプター 1/160s iso200 絞り優先-0.70ev
Olympus E-P5+マウントアダプター 1/250s iso200 絞り優先-0.30ev
Olympus E-P5+マウントアダプター 1/400s iso200 絞り優先-0.30ev

購入価格や手軽さを含めて、なかなか好印象の一本です。どこがスゴいという部分はないまでも、もともと小型一眼レフ機向けに設計されたレンズですし、現在の小型ミラーレス機でも十分好バランスだと思いました。とはいえ、撮影中はやっぱり“これ、ズームの意味あるか?”という疑問もちらほら笑

あくまでズームはオマケ程度と考えたほうがよさそうです。これくらいのズーム幅であれば、撮影者が動けば済む話ですから。

Olympus E-P5+マウントアダプター 1/320s iso200 絞り優先-0.70ev

なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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