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レンズ沼あれこれ:MINOLTA AF 135mm F2.8

最近、ネットで見かける「CCDセンサー」というキーワードが気になるようになりました。当方が所有するCCD機といえば唯一、SONY α100(DSLR-A100)。今回はふと思いついて、MINOLTA AF 135mm F2.8を相棒に、約18年前のデジ一と世界初のAFシステムレンズという組み合わせを試していきます。

CCDセンサーとCMOSセンサー。写真を見て区別ができるかというと、相当に難しい。とはいえ、なんとな〜くではありますが、味わいの差はあるように感じます。

いつどんな経緯で手に入れたか記憶にないくらいのα100ですから、まともに動くかどうか怪しいもの。メモリーカード(CF!)への書き込みがうまくいかなかったことも何度かありました。まあ、それはそれで仕方がない。

さて一方のMINOLTA AF 135mm F2.8。出っ張りのない黒い筒で、インナーフォーカスのためフォーカスリングはありません。絞り環もない。動くパーツは組み込み式のフードのみです。オールドレンズならではの重厚な佇まいが好物の当方としてはちょっぴり面白みに欠けますが、何しろAF初号機。当時の開発者の熱い思いを感じつつ使うのが吉でしょうか。

MINOLTA AF 135mm F2.8

<note:MINOLTA AF 135mm F2.8>
  • マウント:ミノルタAマウント

  • レンズ構成:5群7枚

  • 絞り羽根:7枚

  • 重さ(実測):368g

レンズ購入当時、ソニーの入門レンズは値段の割にマウントがプラ製だったりしたので、ミノルタ時代のレンズのほうが気分的にGOOD。また、カメラはミノルタ直系のソニーAマウント機ですから、見た目がサマになっていて悪くないです。それにしてもα100のグリップはこんなに太かったかな?と思ったりもします。

最短撮影距離は1メートルほど。ぎりぎりまで寄って撮ってみると、コントラスト、発色とも意外なほどいい感じ。

SONYα100 f2.8 1/320s iso100 WBオート 絞り優先-0.70ev
SONYα100 f2.8 1/160s iso100 WBオート 絞り優先+1.00ev

ただ、シチュエーションには大きく左右され、存外にコントラストが低くあっさり目に写ることも。

SONYα100 f2.8 1/80s iso100 WBオート 絞り優先-0.70ev
SONYα100 f2.8 1/100s iso100 WBオート 絞り優先-0.70ev
SONYα100 f2.8 1/250s iso100 WBオート 絞り優先-0.70ev

意識的にアンダー目、シャドウを重めで撮ったほうが、自分の中では好きですね。白飛びを気にせず撮れますし。玉ボケが変則的な七角形なのはちょっと面白かったりして。

SONYα100 f5.6 1/2500s iso100 WBオート 絞り優先-0.70ev
SONYα100 f5.6 1/800s iso100 WBオート 絞り優先-0.70ev
SONYα100 f8.0 1/500s iso100 WBオート 絞り優先-0.70ev

撮影中にカメラがぶっ壊れないか心配ではありましたが、とりあえず1週間ほど、大きな異常もなく使えたのは収穫でしたね笑

SONYα100 f2.8 1/400s iso100 WBオート 絞り優先-0.70ev

今どきのカメラやスマホと数字上のスペックを比べたところで、意味がない。一方、あまりにも普通に、素直に、真面目に写りすぎても面白くない。時折弱みが顔を出したりもしますが、最適な着地点を探しつつ、たまに持ち出すのがいいですな。これもスマホじゃ味わえない道楽ってことで。

なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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