サイコロジー・オブ・マネー【読書メモ】
タイトル:サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット
著者 :モーガン・ハウセル
概要
お金に関する誰にでも参考になるようなマインドセットを教えてくれる1冊。
清掃員のパートとして働き続け、合計800万ドルもの資産を気づいた男など、実際に存在した人物を例に、腑に落ちるような解説をしてくれる。
これだけは共有したい
本書の中でとくに感動というか、良いな~と感じた部分を抜粋してご紹介。
著者が息子に当てた手紙の一文。
人が絡む物事には必ず「運」が介在する。
それは生まれた国や環境という大きな要素から、大学受験の問題が知っている知識の範囲内・外のような小さな要素まで。
そのことを念頭に置いておくと、自分に対しても他人に対しても、過度に批判、もしくは陶酔せずにすむ。
なにか不幸が起きても、過度に悲観的にならずにすむ。
読書メモ・感想
資本主義の問題として物価が低い国で生産することによる、過酷な労働環境がある。しかしそんな労働環境でも、それまでに比べたらマシな環境で、生活が良くなったと感じる人もいる。
⇒前提条件が変われば見え方も変わる。一概に良い悪いなんて判断できない。何百・何千・何万回に1回の成功が、全ての失敗を上回る成功となる「テールイベント」の存在は、自分の行動に自信を与えてくれる。
多くの打席に立つことの重要性をより実感できた。投資は長い期間打席に立ち続けることで、最終的に大きなリターンが得られる可能性が高い。
とはいえ自分は、生涯をかけて800万ドルの資産を築いたリードのように、老後や人生の終わりをゴールにしたくない。
体が十分動くうちに好きに外食・国内旅行できるくらいの資産を築きたいとなると、自分に長期投資は向いていないか。
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