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呼吸が教えてくれる自分の快・不快。

このあいだ帰りの電車で座っていたら

途中駅から両サイドにも人が座ってきて

図らずもすごく密着することになっちゃった。

満員電車で接触した人の呼吸を感じるゲームを昔やっていたので

接触されると呼吸を感じてしまう。

右も左も同じリズムの呼吸を刻んでいた。

うわぁ、短かっ(>_<)


ぼくが息を吐いているときに

両サイドは吐いて、吸って、吐いて。

吐いて、吸ってが1回の呼吸動作。

ぼくの1回の呼吸のあいだに、両サイドは3回の呼吸を行っていた。


今のぼくが両サイドのリズムに合わせたら瞬時に胸が苦しくなる。

めちゃくちゃ気持ち悪い。

呼吸のリズムって早くなるほどに

カラダの中の重心位置は上に移動する。

胸で呼吸していれば不安を感じやすいし

肩で呼吸していればもはや死が近い。


整体指導は文字通り、整体に誘導するサポート。

整体に近づく手伝いが出来ているかどうかの大切な指標として呼吸がある。

整体指導のあとに、自然と深い呼吸が生み出される在り方に変わっているか。


電車内の両サイドの男女にとっては

自分の呼吸が浅いだなんて気づくことはないだろう。

自分の匂いに気づきにくいように

自分の呼吸の深さを意識して生活している人はほとんどいない。


呼吸の深さって、昨日今日出来上がったものじゃないからね。

おそらく年単位。

下手したら人生をかけて培ってきたのが呼吸の深さ。


だから呼吸に気づけなかったとしても無理はないのだけれど

今の自分の在り方が

心地いいのか、

上機嫌なのか、

喜びに満ち溢れているのか、

自然と笑顔がにじみ出ちゃうのか、

浅い呼吸のひとに呼吸以外の在り方のバロメーターで問えば

返ってくる答えはいずれも「NO」になる。


単純に呼吸が浅ければカラダの居心地は心地よくないからね。

呼吸が深くなればお腹に重心が来て、

こころが乱れにくくなって安心感を感じやすくなる。


性の問題が絡むので分かりづらいんだけど

自分より呼吸が浅い人にふれられたら「不快」

自分より呼吸が深い人にふれられたら「快」

と感じられるのがふれるの基本原則。


心地よさを感じていない内的世界のひとになんてふれられたくないでしょ。

心地よさを感じている内的世界のひとにふれられれば「快」。

めっちゃシンプル。


人にふれる職業のひとならば呼吸が深いに越したことはない。

ふれなくても人と接する機会が多いのなら

呼吸が深い自分で接した方が感応が起こりやすくなる。


カラダと対話する指標に呼吸を取り上げてみるのをお勧めする次第です。




※とっても心地いい息





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