骨にはあなたの歴史が書かれている。
整体指導を受けた方から「骨の形って変わるんですか!?」と驚かれた。
そっかあ
整体指導者にとっては当たり前のことだけど
一般的には驚いちゃう事実なのかも。
そう思い当たって今この文章を書き始めています。
レントゲン画像やCT画像に写る骨の形と
ぼくが手で触れて認識している骨の形が同じものを指しているのかは分からないけれど
少なくとも手で触れて確認できる骨の形は変化しています。
これは多少敏感な手であれば
誰が触れても確認可能なレベルで分かる事実です。
とくに体表から確認できる背骨は表情豊かに変化している。
正確に言うと背中の皮膚に触れて確認できる部位は椎骨の棘突起。
整体指導においてはその棘突起にふれて
気の通りや、棘突起の表情、背骨の弾力や触感などを観察していく。
過去に大きなカラダの変動を起こしていれば
その時代に負荷がかかった棘突起の形が変形している。
過去に結核を経験していたり
過去に十二指腸潰瘍を経験していたり
過去に酷い打撲の経験をしていたり
背骨には過去の経験の痕跡が書かれている。
骨の形の変化は過去の痕跡だったり、現状を現わしている。
小さな子供たちの背骨は骨としての綺麗な原型が確認できるんだけど
様々な出来事や打撲を経験してきている大人になると
骨は脂でコーティングされたようになっていたり
細く尖ったようになっていたり
いろんな形や大きさを呈している。
頭骨などは気を通していくと
受けている本人も分かるくらい穴が開いてくることがあるし
孫悟空の輪っかのような段差が消失したりすることすらある。
自分が実際に愉気を行ってみて
頭骨の形が変わったことを確認したときはビックリした。
え~~~
骨の形って変わるんだって。
カラダの様々な部位に愉気を行ってみると
背骨の棘突起と、頭骨、
この2つの骨の形の変化は確認しやすい。
その変化には目の前の人の歴史や在り方が書かれている。
ロゼッタストーンみたいな死んでいる歴史じゃなくって
まだ生きている人の歴史が書かれている。
こんなに興味深い読み物は他にありません。
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