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〜言葉の魔法にかけられて〜何度でも訪れたくなるカフェ
プロローグ
ある日、何気無〜くYouTubeを見ていた。
その時、ひとつの動画に目は釘付けになった。
「どうしてもここに行きたい」
と思った。
多分、
心の奥底にある
人が集まってくる場所、
居場所ってどんなものだろう?
という疑問を考え続けているからかもしれない。
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その数ヶ月後、
私は新幹線に飛び乗っていた。
1.ファーストコンタクトは電話口で
ここは、駅のホーム。
今、新幹線と在来線の乗り継ぎの真っ最中。
senkiyaに行くからには、
カフェのランチは絶対食べたい。
しかし、senkiyaに着く頃には
ランチが売り切れている可能性が高い。
Instagramの情報によると、
電話でランチの取り置きができるとのこと。
そこで、さっそく、電話してみることにした
駅内アナウンスが響く中、電話を掛ける。
見知らぬ駅のホームで、
初めて行く場所への電話。
緊張はMAX。
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電話口に出た方の優しい声にホッとした。
お店の方はメニューをひとつひとつ読み上げ、
丁寧に説明をしてくださる。
ランチの取り置きをしたいことを伝えると
快く受け入れてくださった。
駅のアナウンスで声がかき消され、
聞き取りづらかっただろうにも関わらず
丁寧な対応をしてくださったお店の方、
本当にありがとうございます。
さぁ、これで準備は整った。
いざ、senkiyaへ。
2.映画の中の世界のような
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/95152049/picture_pc_6f519a1ccaf8e442efd5751b7670df49.jpg?width=800)
SNSの画像で見ていた風景が目の前に。
なんとも不思議な感覚だった。
映画の中に入り込んだ感じ。
建物の中に入ると
お店の方が笑顔で迎え入れてくれる。
お昼時を過ぎた時間だったので
座りたい席に座ることができそう。
私は窓側の2人掛けのソファーに
座ることにした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/95152748/picture_pc_8849bdb0037f8717699ee42546dc1f20.png?width=800)
席に着くと、お店の方が
お白湯を持ってきてくれた。
そして、
お店の高橋さん(YouTubeでお名前を拝見)が
ひとこと声をかけてくださった。
「お腹すきましたね。今から作りますね。」
高橋さんの
お腹空きましたね
という一言がとても心地よく耳に残る。
その時と場所と状況だからこそ
かけられて嬉しかった言葉なのだと思う。
ああ、やっぱり来て良かった。
3.注文
本日のランチはこれ。
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日ごとにメニュー(出店者?)が
変わるんだって。
ドリンクは自分で選ぶ。
今はいちごのフェアをやっているようで
いちごの果実酢やいちごのカップショートに
心を奪われそうになったが。
今、一番飲みたい
パイナップルの果実酢(ソーダ割り)を頼んだ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/95163004/picture_pc_92c996db1e9bb64b939cdf775a22c49b.png?width=800)
4.お店の方とおしゃべり
なぜだか、なぜだかお店の方と
ものすごくおしゃべりがしたくなった。
ランチプレートを持ってきてくださった方に
思い切って
電話に出てくださった方ですか?
と尋ねたことから
次々に会話が広がっていった。
「今日どこから来られたんですか?」
「普段カフェは行かれるのですか?」
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新幹線に乗ってきたこと、
北欧暮らしの道具店のYouTubeを見て
どうしても来たくなったこと、
面白そうな場所だなぁと思っていたことなど。
引っ込み思案の私はどこへいった?と思うほど
話をした。
自分の性格が変わったというよりは
お店の方やその場の雰囲気が
そうさせてくれた気がする。
これぞsenkiyaマジック。
5.待ちに待ったランチタイム
お店の方とのおしゃべりで心を満たした後は、
お腹を満たすことにする。
ひとくち一口、よく噛んて味わいたくなる
素敵な料理だった。
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大きな窓から降り注ぐ日差し。
窓の外をゆっくりと流れる人々。
どこか懐かしい音楽。
何よりも癒されたのはお店の方とお客さんの
言葉のやり取り。
味覚、視覚、嗅覚、聴覚・・・
感覚全てを使って
味わったランチになった。
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6.小さなお店をハシゴして
さぁ〜て、心とお腹が満たされたところで
支払いを済ませようとレジに向かうと
「出る時段差あるので気をつけてくださいね。」
足元を気遣う言葉。
温かい言葉に溢れたこの空間から
出たくなくなってしまうじゃないか。
しかし、カフェの周りの小さなお店達も
巡りたい。
歩みを進めることにする。
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開いている曜日や時間がそれぞれ異なるようだ。
(1)紙のお店
どれもこれも可愛すぎて。
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(2)皮のお店
詳しくは思い出せないんだけど
このお店の壁にね、
とても素敵な文章が飾ってあったの。
思い出せるワードは
「人、革、繕う」だったような・・・。
もし、その文章を知っている方がいたら
教えてくださいな。
(3)アウトドアのお店
アウトドアのお店だけど、
鍋焼きうどんのポストカードに目を奪われた。
お店の方が教えてくれた。
これは、鍋割山の鍋焼きうどんなんだって。
美味しそう。食いしん坊がバレてしまう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/95168823/picture_pc_41e0a2c59fe3678de3300f7efd16ffe9.png?width=800)
(4)senkiya菓子店
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いつもお世話になっている人への
お土産にしよう。
7.後ろ髪を引かれる思いでチーズケーキを買う
楽しい時間はあっという間で。
そろそろおいとますることに。
もう一度だけ、senkiyaのカフェの空気を
吸いたくてチーズケーキを買いにカフェに戻る。
入り口に行くと、
「おかえりなさい。」
と、笑いながら声をかけてくださった。
高橋さんやお店の方の言葉
ひとつひとつに感動する。
まだ、ここにいたいという気持ちが
言葉をかけられる度、強くなる。
チーズケーキを手に
後ろ髪を引かれる思いで
senkiyaを後にしたのだった。
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8.ドリンクチケットを口実に
会計の際にもらったドリンクチケットを使う
という口実で、
またこのカフェを訪れたい。
そう、強く思う。
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エピローグ
帰りの新幹線の中で
ひとつひとつの瞬間を忘れまいと
この記事を書いている。
書きながら、
senkiyaの方々が作り出している温かい言葉やその場の空気。それは、世界中どこを探しても日本の埼玉の川口市のsenkiyaにしかない。だから、それを求めて人々が集まってくるのかもしれない。
な〜んてことをひたすら考えていたら、
新幹線の窓から見るはずだった富士山は
肉眼では見えないほど
遥か後方へ。
senkiyaは
それほど心惹かれる場所なのです。
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2023.01.07 ☀️
snkiyaの皆様へ
本当に素晴らしい、時間、空間、お料理・・そして温かい言葉をありがとうございました。
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