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みんなが知っておいた方がよくて美容室から発信できること

先日、参加した勉強会。

日本美容創生(株)が進めている
”更年期エコシステム”の実証実験
「これからの美容室のありかた」
-美容室はまちの保健室ー

先月に続き、2回目の講習でした。

前回の内容がとても勉強になったので
これはどうしても紹介したい!と思い
今回は同年代の美容師の友人も誘って、参加しました。

なぜ、「美容室がまちの保健室」?


"サロン"とは、人の集まる社交場としての意味を持つ場所。
これは、西洋の文化の現れですが、
現在、日本の中でも
多くの女性が訪れる場所である美容室。

主に髪や肌(ヘアデザインやメイク、スキンケア)の相談を受けることも多いですが、
もっと踏み込んだプライベートな話、相談が
行き交うこともあります。

病院の様な診察や治療をする場所ではないけれど
多くのお客様との信頼関係が構築されており、
学生時代の保健室の様な存在として、
美容にプラスして健康に関する情報を
提供できる場所。

また、働き手である美容師の健康課題についても解決する取り組みを行う。

実証実験を行うので、40.50代の女性美容師の参加を募っている

この取り組みを知った時に
何だかとても、素晴らしいのでは?!
とワクワクし、
ぜひ参加して話を聴きたい!
と申し込みをして受講する機会を得ました。


知らないことが多すぎる!?


女性の体調の変化
更年期や女性ならではの病気について
年間に子宮頸がんで亡くなる女性の数…

他には
美容師の職業病と言われる肩こりや腰痛などの
具体的な改善方法..

なんとなく知っている様な、知らない様な、
なんだか不安。
どこで誰に相談するしたら良いかわからない。
多くの女性たちが
知らずに我慢してきたことが沢山ある。
そういう人が多いのに、情報が行き届いていない現状がある。

登壇された前回の高尾先生と今回の種田先生、
婦人科医のお二方は1時間では伝えきれない!と仰っていましたが
時間の許す限りで、
まずは女性が自分事として知ってほしい、
そして多くの人々に知ってほしいことを
とても熱心にお話してくださいました。

高齢化、100年時代と言われる中で
どの様に自身の健康と向き合うのか
知らなかったことを知る、本当に貴重な時間でした。

みんな知りたいことがたくさん



セミナー後に
主催者の方がセッティングしてくださって
登壇された婦人科医の種田先生、
理学療法士の豊原先生、
受講者の同年代の女性美容師たち、で
歓談する時間がありましたが、
この時間もまた、共感と納得の嵐でした。


美容師が集まると
美容の話、技術の話、ファッションやメイクの話をしているかと思われそうですが

今回は、
"女性の健康について"が軸になっています。

受講者みなが、
これから起きるであろう、体調の変化について
”初耳”ということも多く、先生方への質問が飛び交っていました。

更年期についてやホルモン治療、
ピルに関する知識など
自分自身が知らなさ過ぎた、ということも感じましたが
先進国の中でも日本がずいぶんと遅れをとっていることも知り、
情報が広められていないということも
よくよく理解しました。


「美容師さんたちのネットワーク、お客様に伝えることができるスキルや環境に期待をしています。美容と健康について悩んだり困っている女性の水先案内人であって欲しい。
ぜひ、協力してください!」

婦人科医の先生からのメッセージはとても印象に残り、
また自分たち美容師、美容室発信で、
できることの可能性を強く感じました。

まだまだ知るべきこと、
学ぶべきことはありますが
長く、元気に人生を楽しむために!
楽しみながら学び、発信できることを増やしていきます。


Aya Horiguchi


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