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ほっこりとおだやかに

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素敵なクリエイターさんたちのノートをまとめています
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記事一覧

人とズレている私にも、みんなが共感できるものを書けるの?

私にはずっと、社会とずれているという感覚があった。生きづらさとも言える。 それは別に、「私って変わってるよね?」自慢ではなく、どこが変かわからないけれど、なんとなくずれているらしいというネガティブな感覚。 というのも、いい方向の変わり者であれば、それはクリエイターにとっては素晴らしい才能となる。人とは違うことを考えられる人がコピーライターに向いていると言う人もいる。 でも、私のずれはそれともちょっと違うのだ。私が考えることはしごく普通。感覚や感想も普通。でも、なんかずれ

ここ最近、noteの通知が鳴り止まない。過去一、二を争う程のスキが、私の元に届いた。これは本当に嬉しいことで、好きな人との話だから尚更嬉しいことで、それに加えて素敵なクリエイターさんの文章に触れられるのもまた、嬉しいことで。noteを始めて早四年、私の居場所はまだちゃんとある

映画『異人たち』は現時点で今年ベストの傑作だったが主人公二人の親密になるシーンがあまりにも切なくあまりにリアルでいまだに忘れられない。アンドリュースコットがこんな事は久しぶりだからと息継ぎがうまくいかず呼吸が乱れる箇所。あのシーンだけでもう奇跡のような映画だったと思う

スタイルを作る・スタイルができる

自分のスタイルができてくるというのは、必ず試行錯誤と紆余曲折の後なのだなと思う。 なにもチャレンジしないでミニマリストになった人は本当にただの貧乏でつまらない人でしかないし(そういう状況でもそれっぽく取り繕おうというのがそもそもミニマリズムが好まれる理由でもある)、質より量を体験しないとできないことがたくさんある。 コロナ期に入ってからずっと睡眠薬を飲んでいたけれど、耐性がつくどころか逆に体内に薬が溜まって起きられないことが増えたので、ついに「薬でだるいより睡眠不足で眠い方

新1年生に、きゅん。

小学校に入学して、はや2週間が経った1年生たち。 廊下ですれ違っただけで、にこにこと楽しそうな笑みを乗っけて、手を振ってくれる子。 思わず、こちらも笑顔になっちゃう。 廊下で初めてわたしと会って、 「だあれ?」と目をぱちくりさせて聞いてくる子もいる。 「碧魚先生だよ〜。(名札ちらっ)よろしくね、○○さん。」 「わ〜ありがとうー!なんでわたしの名前、知ってるのー!」 か、可愛い。 まあ多分、次会っても名前覚えていないだろうけれど。 関わりのない先生、すなわちあまり知らな

春爛漫・・・

春爛漫 四手網置く 湊川 八重桜咲きて 紺碧の空 ちあき 以前は、いくつかあった四手網も、今は一つ、しらうおは、相変わらず遡上してくるのだろうか・・・

寂しい別れと、ワクワクな明日

全くの私ごとですが、4月いっぱいで美術館の仕事を辞めて、5月から「普通の」会社に勤めるべく就職活動をします。 「現実社会」に戻ることにしました。 ********** 2017年5月、ピーテル・ブリューゲル『バベルの塔』に出会い、突如 絵画鑑賞の面白さに気付かされました。いくつもの美術展に出かけ、何冊も美術本を読むことに夢中になるだけでなく、それまでの仕事を辞めて美術館で働き始めたのが2018年6月。 それまで全く美術と関係のない生活を送ってきた私の仕事は、正規の職員で

先週のお花見散歩で夫に撮ってもらった写真に、PCで「フィルム」というフィルター加工をしてみました。アナログフィルム風ということでしょうか。私も昔は仕事でポジフィルムで写真を撮っていました。今はデジタル化が進んで便利な時代になったけれど、フィルム撮影も面白かったし懐かしくもあります

日記: 日々と娘と映画と

桜がヒラヒラと散る様をみたら、2000年代の岩井俊二映画を思い出した。 松たか子主演で北海道から上京した大学生一年生の瑞々しい姿を捉えた『四月物語』。制服似合ってないね、などといいながら桜並木を駆けながら高校に進学する2人の可笑しくも美しい映画『花とアリス』。どちらも何度観たか数えきれない程に偏愛している作品である。 昨日、初めて生後5ヶ月になった娘を連れて地域の子育て支援センターという場所に行ってみた。 当たり前のことだけれど人間は行動あるのみなのだなと、些細なことな

朝のひそかな楽しみ

 今朝、ふとんの中で「まだ眠いな~」と思いながらウトウトしていたら、  ホーキュキュ…キョキョキョキョ  という小鳥の声が聞こえてきました。  何度も、何度も、  ホーキュキュキュキュキョキョキョキョ~  などとさえずっていました。  歌を練習中のうぐいすでしょうか。  明日もまた、窓の外に遊びにきてくれたらいいなと思います。  だんだん上手になっていく過程を聞けたらうれしいなあ。  ひそかな楽しみができました。 ◇見出しのイラストは、みんなのフォトギャラリーから mic

透明な感情

大人になってからも読書感想文はすごく苦手である。ウッとなる。夏休みの宿題の最後はいつも読書感想文が残っていた。 というわけで、去年、文学学校の宿題(?)で書いた読書感想文。 何か書こうと思うのだけれど、今、どうしても書けないので掲載しておきます。今読んでもなんか恥ずかしいです。 透明な感情 (川上弘美 神様 を読んで) 恥ずかしいことに川上弘美さんを知ったのは割と最近のこと。いつだっただろうと読書記録を見返してみると、去年の六月に『おめでとう』を読んだのが初めての川上さ

コミュニケーション

言葉は頼りない。言葉で人の芯に辿り着けはしないと思う。でも、その人を覆う空気や人生なんかに、言葉投げかけたら響いてくれるんじゃないかと思って、言葉でのコミュニケーションを怠りはしない。 昔、「人生で後悔したことは一度もない」という友人に、心底尊敬した。 そう言える自信にだ。え、わたし後悔ばかりなんですが? 友人は、戻りたいと思う過去はないのだといった。 だけどね。今思えばよ? その時わたしが思い浮かべていた、山ほどの後悔というのはさ。 小学校のときテストで消しゴムを忘

披露宴

昨日の天気は最悪だった。小降りな雨に、方向の定まらない強風。傘を裏返す人を何人も見た。湿度…。水分量が多くないか?ここはお水の国ですか?昨日の私は、誰かがわざとめちゃくちゃな天気にしているかのように、誰かに腹を立てた。 今月、披露宴の仕事をして丁度2年になる。 「美しく晴れると書いて、美晴。美晴は数年前に他界し、今日。息子の結婚式の為天国から応援してくれたんだと思います。」 今日初めて会った新郎新婦、その親族と友人。知らない2人の人生、平凡な日常の中で特に多くの人の心に

今日からメインで使うPCをチェンジ。これまでビデオ会議用として使っていたマシンで原稿執筆も行うことにしました。環境を整えるのに昼すぎまでかかったけれど、PCが変わると気分も変わってなんとなく新鮮。ただし、使い勝手の違いにまだ多少は戸惑う部分も。楽しみながら慣れていこうと思います。