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ヘンプクリートの特徴と科学的根拠
ヘンプクリートは、ヘンプハード、石灰、水、ミネラルといった4種類の物質を混ぜ合わせてできる、生分解性の新しい建築素材です。
自然から生まれ、自然にかえる、この素材ですが建築材として充分な特徴があります。
その1:耐火性能
混合する物質により、ヘンプクリートの耐火性能は異なりますが、植物性でありながらも、優れた耐火性を保持しており、様々な実験・研究がなされています(Freivalde et a
ヘンプクリートと持続可能性①:ヘンプの成長速度
ヘンプクリートは、ヘンプ、石灰、水、ミネラルといった自然物のみを使って作られる建築材であり、もちろん全ての素材は土に還ります。
断熱材、石膏ボード、コンクリート、その多くは、安価でありながらも、使用後は産業用廃棄物としての処分が必要です。
また主要材料である、産業用ヘンプは、その成長速度の速さや、根の長さから、二酸化炭素の吸収や、土壌環境改善の鍵として近年期待されています。
そのため、ヘンプ
世界一高いヘンプクリート建築物(南アフリカ)
この6月に南アフリカにて世界で最も高い(12階建て)のヘンプクリート建築物が、ホテルとしてオープンします。
この建築物は、多くの二酸化炭素を放出よりも、吸収していることがわかりました。
この建物は地元のヘンプ農家と協力し、環境にやさしい建築材料の使用を促進するとともに、二酸化炭素排出の削減に貢献しています。
この成果は、持続可能な建築の分野において環境への負荷を軽減する新たな選択肢を提供する可能性