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陽だまりの粒 外伝

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#青春

陽だまりの粒 外伝⑤前半

陽だまりの粒 外伝⑤前半

軽音楽部の部室にて不覚にも涙を流して候。
女に嫌われた事よりも、女を誑かした国賊がどうしても許せない!
誰が俺の高校生活を桜色から糞色に邪魔したんだ。
それを思うといつも絶望感に苛まれ誰かの自由を葬ってしまいたくなる。
185センチの背を持ちながらドテチン又は鼻モゲラと呼ばれる位に猿人顔で鼻の穴が外を向いて出っ歯で髪の毛の生え際が薄いこの俺を愛してくれる純潔の女子はいないのか。

一年生の初め一人

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陽だまりの粒 外伝③

陽だまりの粒 外伝③

今日、咲の髪をカットした結花が仕事を終えて家路に急ぐと、結花の帰りをまだかまだかと首を長くして待っていた先日結婚したばかりの夫の正樹が玄関先で強く抱きしめてくれて、もう我慢出来ないとばかりに用意周到に早々と風呂を入れて置いて今夜の契りの準備までしてくれていた。

私だって早く抱かれたいよ!
と身体が正樹を求めながら結花は正樹のキスに舌を絡めたキスで返事をして、着替えを取りに寝室に行くと着替えもそこ

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陽だまりの粒 外伝②

陽だまりの粒 外伝②

1988年4月某日
ゴールデンウィーク休みを前にした日の夕刻、和彦は、仕事の同僚と言うよりも幼なじみの冨美子に誘われて喫茶店に行くことになった。
冨美子の話しだと、どうしても会わせたい人がいるので会って貰いたいと言う事だが、明日は行きたくもない日帰りの社員旅館があるし、三ヶ月に一度位しかない定時上がりの日だから、どうも気乗りがしないのだが、一度キチンと断ったのに、何故か慌てた冨美子が車で家まで

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陽だまりの粒 (外伝)

陽だまりの粒 (外伝)

1986年5月4日(日)チェルノブイリ原子力発電所大爆発による拡散された放射能が世界中を覆い、東京サミット開催により東京に全国中から警察官と機動隊を動員した戒厳令が敷かれた雨の日の朝。

雪野和彦が隣の部屋のデカい声の音で目を覚まし枕元に置いてある目覚まし時計を確認したら、午前9時を回っていた。
「あ〜ダリーな~やっぱ行くの止めようかな」和彦が昨晩寝たのは午前3時過ぎで、それまで4月に同期入社した

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