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自由と幸せのためのリセット

時々、夫の職場へ子供達を連れて遊びに行きます。

夫の職場 =お城の庭

果樹園、有機栽培の畑、薔薇の花園。たわわに実ったツヤツヤの野菜達を、夫が誇り高い顔で見せてくれます。

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好きなことをして生きる幸せ。プレッシャー無く、自分らしく仕事を楽しむって、なんて素敵なことなんだろう。

こうなるまでに、こんな過程がありました。今から約7年ほど前のことです。

健康で頭も良かった夫が、結婚して最初の3年で2度転職。会社の環境と人々に馴染めない。物音も話し声も気になり始め、ストレスはどんどん膨らみ、次第に元気がなくなっていきました。

ローンを組んで家も買いたて。次男が0才、長男が2才の時、夫はとうとう不安症と鬱のようになって、勤め始めた会社に行けなくなり、1ヶ月の間、食事もまともにとれず、寝たきりでやせ細って。

彼自身、この先も会社勤めができないという絶望に、将来への不安と恐怖と家族に対するプレッシャーで、起きることができなくなってしまいました。

私、日本の母へ電話して「どうしよう」と言ったら、母は間髪入れずに

「今すぐに会社を辞めさせたらな!仕事なんかどうでもいい!体と健康が一番なんやから!生きてさえいれば、あとのことは元気になったら考えたらいい。とにかく安心して休ませてあげて。」

私は「どうしてこんなシンプルで大切なことに気づかなかったんだろう。」と、声を出して泣きました。

あれは、社会意識というグリッドから、パンッと音をたてて弾き出たような瞬間でした。母には感謝しています。

「会社を辞めて、今はゆっくり休んで。」と言ってあげた時から、夫はゆっくりと回復に向かっていきました。

その頃から、私は趣味でやっていたアンティークの仕事を本格的に起業し、子育てと両立させながら、経済面でも自立しました。(好きなことを思う存分できるから、実はこれは楽しくもありました。)

その後も色々ありましたが、あの時から私は「意識やこの世の仕組み」について学び続け、あることを確信していきました。

「目の前の現実は、自分の内面の投影」

それも、表面的に思っていることではなくて、思考が及ばない深い意識(潜在意識)の部分が、人生の舵を握ってる。

目の前の現実を変えるために、夫を変えるのではなく、自分の内面に深く入り込み、その中にあるものを見据えて癒やすため、自分にできることは全てしていきました。

それは、自分と真摯に向き合い、癒し統合していく旅路の始まりでした。

自分の内面にあったもの、自分に対する無価値観、虚無感、分離感だったり、未処理の感情(蓋をした怒りや悲しみ)。それらと向き合い、赦し、受け入れ、癒し、統合していく。

それは、自分を受け容れて愛していくプロセスであり、本当の自分へと還っていく道でもありました。

同時に、夫の件をきっかけに、まわりには、物質的に恵まれていても、渇愛、孤独、圧力、不安などに苦しんでいる人が多いことを目の当たりにしました。

そして、人々に精神の不自由をもたらす社会構造、そこで枠組みされる意識から出て精神の自由を取り戻すこと、また、人間のエゴ意識のシステムから自由になっていくことに対して、自分だけでなく、すべての人々のためにできることはなんだろう、というところへ焦点を当て始めました。

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2019年末

一時帰国中、地元の伊勢にて星の記憶に触れ、その時から不思議な旋律のマントラが歌のようにとめどなく出てくるようになり、ボイストレーニングを受け始め、音の探求にも夢中になりクリスタル・シンギング・ボウルを始めました。

その後、【星唄】というマントラの歌を公開。たくさんのご反響をいただくも、翌朝、右耳の聴覚を完全に失い(突発性難聴)、約4か月後に完治するまでの間、右耳は人が感知できる周波数領域外のものを聴き続けるという不思議な体験をしました。

【星唄】の反響には、「何故か懐かしくて涙が出る」「急に前世を思い出し、そのおかげで原因不明の悲しみが解放された」など、不思議なエピソードの感想をたくさんいただきました。

聴力が戻ったころ、おそらくこの世で最も深遠な古代のヒーリング術「ヴォルテックスヒーリングⓇ Divine Energy Healing」を習得する機会が奇跡的に巡ってきて、英国にて定期的にその鍛錬とサイキックトレーニングに参加しながら、内面の浄化と、エゴという分離した自我からの目覚めに集中する期間が始まりました。

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それまでの経験の意味が次々と花開くように意味を成していき、世界が澄んでいく感覚が日に日に増していきました。それに伴って感覚が開いていくような日々でした。

そして、この社会の中で抑圧して本当の自分を見失っている方達が本質を取り戻すこと、眠った状態にある人々の意識を目覚めさせるお手伝い、苦しみの元となっているエゴ意識から「全」へと目覚めていく方向性を導くこと、

そして、森羅万象の中に美しさを見出す真の愛(宇宙的な無償の愛)へとハートを開いていくことを、内面からお手伝いすることを生業とすることになったのです。

2020年末

個人セッションをイギリスにて開始。

「真の意味で自分のために生きることに目覚めた」「芯から癒され、長年背負ってきたものを解放できた」等というクライアント様達のお声で広がり、約1年半経った現在(2022年4月)で累計約600セッション、そのリピート率は90%を超えています。

ヴォルテックスヒーリング®では、日本人で稀なCore-Veilレベルを習得。さらに、2022年は、その先のレベルへと学びを深めていく予定です。渇愛の無い「調和の世界」のために。

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最後に・・・

あれから7年、夫が本来したかったことは、手を使って自然に触れて生きること。

彼はオープンユニバーシティー(通信大学のようなもの)でガーデニングを学び、今ではお城やお屋敷の専属庭師として、自分のスキルを活かしながら、緑に囲まれて、のびのびと仕事をしています。

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遠回りをたくさんしたようで
実は無駄なことなんて一つもなかった。

これからは、本当の自分の声で、世界はこんなに美しいんだよと綴っていきたいと思っています。そして同じように感じる仲間達を増やしていきたい。読んでいただき、ありがとうございました。

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