不登校。生き苦しかった



中学1年生の頃、私はとても頑張り屋さんでした。

休日は大好きなお菓子作りをして、楽しく充実した日々を過ごしていました。

でも、中学1年生の終わりごろには、私は少しおかしくなっていました。

悲しくて、授業中に泣いてしまったり、学校を休みたいと思うことが増えました。

先生に「別室登校をしたい」と話して、止められたことを覚えています。


中学2年生のある日、お風呂で倒れました。

私は中学1年生の頃から、ダイエットをしていたのです。

お風呂で倒れる前、食べなかった分を必死で取り返すように、たくさんたくさん食べた記憶があります。

その日が私にとっての初めての過食した日でした。

お風呂で倒れた次の日、私は学校を休めるのかと期待していました。

でも、お母さんはいつも通り。

もう限界でした。
学校でも上の空。
同じクラスの女の子たちが、気を遣って話しかけてきます。

でもそれがなんだか馬鹿らしくて、笑顔をつくることもできなくて、話しかけてくれる子達に冷たい対応をしました。

ひとりぼっちになっても、どうでも良くて、「早くここから抜けたいな」ただそう思っていました。

そんなとき、私を助けるかのように高熱が出ました。
休めたことに安心しました。

一週間くらいかな。
真っ暗な部屋で、布団の上は涙と鼻水を拭いたティッシュで溢れ、姉に「寝たきりの人みたい」って言われました。

熱が下がって学校に行き、担任の先生に「別室登校したい」と言いました。

その先生は、私のことを理解してくれて、別室の先生とかなり早いスピードでつなげてくれました。

「別室登校にするなら、毎日ちゃんと行きなさい」とお母さん。

教室に行かなくなったら、きっと辛くなくなる、そう思っていました。

でも違った。

私は、学校自体をちょこちょこ休むようになりました。

お母さんが。
学校にいかない私を、責めるのです。
それが、何よりもつらかった。

姉に「将来はニートになるね」と言われたこともありました。

今の私だったら言い返します。
でも弱っているときの言葉は、刃物になる。
信じ込んでしまうんです。

私の家族の関係は、少し歪んでいます。

小学生くらいまで、私と姉は父からの虐待を受けました。

姉の方が酷くやられていたけど、私も首を絞めれれて閉じ込められたことがあります。

そんな嫌いな父だったのに、自分の部屋がない。

寝るときも全員同じ部屋。
現在高2ですが、高1まで6畳に4人で一緒に寝ていました。

中学になってからは、母と姉がものすごく仲が悪く、怒鳴り声が私の目覚ましになっていました。

怒鳴り声で起こされるたびに、わたしは、ただ、ひたすら声を殺して泣いていました。

「自分の部屋がほしい」
小学校の時から、ずっとずっと訴えてきたのに、夢はかないませんでした。



3年間を通して、私はダイエットと過食を繰り返していました。

学校から帰って誰もいない時、大量の甘いものを買ってきて、詰め込むように食べました。

その後、後悔。
泣いたり寝たり。


お母さんに相談したら、それは成長期の過食なんだよ。と返されて悲しくなりました。

あのとき、何が辛かったのかと聞かれたら、よくわからないんです。
でもひたすら息苦しい、生き苦しい。
しぬことばっか考えてた。


今のこと。

結局、お母さんは私のことを理解してくれて、今は定時制高校に通っています。

不登校がきっかけで、母と仲良しになりました。

私が、「思春期の娘とお父さんが一緒に寝るのはおかしいと思う」と正直に伝えたところ、父は近くにある実家で過ごすようになりました。

19歳の姉はオーストラリアに行っています。

だからお母さんと二人暮らし。

喧嘩も起こらず、平和です。



高校生になって、精神科医、樺沢紫苑先生のYouTubeを真面目にみるようになりました。

そして沢山のことを学びました。

心がだめになってしまう理由は、心や環境だけが原因じゃなかったこと。

中学生の時はどうしても、自分以外のせいにしたかったんです。

今では、生活習慣を第一に考えるようになりました。

辛くなったときに一番に考えることは、最近どんな生活してたっけ。
寝不足だっけ。運動不足だっけ。ああスマホの使いすぎだ!とか。

やっぱり「身にしみてわかる」っていうのは経験してからこそなんですよね。

ダイエットもやめました。
まぁお肉はあるけど、お気に入りなんですよ。今の体型。

女の子っぽくてかわいいじゃん。
若者に伝えたい。みんな痩せなくて良い。
そのままでいい。
みんな体型も顔も違うからかわいい。

過食もなくなりました。
それだけで幸せ。

今、元気です!

相変わらず、学校は嫌いだけど。

でも、相撲観戦、読書、映画、一人旅、文章を書くこと。
たくさん趣味が増えました。


学歴とか、一生懸命頑張ることとか、そういうのはいらない。

今楽しいか、それがこの世界の全てです。










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