【覚え書き】グレゴリオ聖歌の楽譜の読み方
ネウマ譜グレゴリオ聖歌を記すために用いられる楽譜をネウマ譜という。ネウマ(羅neuma)とは、元は「合図」「記号」という意味のギリシャ語 νεῦμα だった。ギリシャ語のアクセント(音の高低)を示すための記号がネウマ譜の元になったとされている。古代のギリシャ語は元々は大文字だけでなんの補助の記号も付けずに記されていたが、ヘレニズム時代にアレクサンドリアの図書館長も務めたビザンティンのアリストファネス(前257ころ―前180)がアクセント記号を発明したとされている。ギリシャ語の