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コロナ後の日本は国境を開くのか

小池東京都知事が圧勝した選挙でありながら、やはり投票率はすごく悪かったらしい。

豊洲問題などで、安全だが安心はできないなど何言ってるかわかんなかった事は忘れられているのか、かなりあっさり決まってしまったが、もはや選挙は行かないものになりつつある日本において、選挙制度というのがどこまで有効的に作用しているのかは疑問ではある。

どんな国であれ、形や公平性は違えど選挙というのはあるんだろうが、日本において選挙というのは盛り上がりに欠けている。アメリカの大統領選にカニエ・ウェストが出るらしいが、激アツになることは間違いない。

今回の東京都知事選は、投票率55%だったらしい。自分はもっと下がると思っていた。

コロナで外出しない人も、コロナの政策の愚行を見て行かないとダメだと思った人もいるんだろうか。

海外の選挙といえば、イギリスのようにEUから独立するとか、憲法改正だとか、そういう話題が多いが、なんだか日本はパッとしない選挙が続いているようなイメージはある。なんにせよ予定調和で小池さんになってしまった。

最近、英語を勉強していると、Youtubeでやたら日本が好きとか、日本と母国の違いを紹介する外国人の動画がオススメに上がってくる。

もちろんそれは全然構わないが、なんだか日本の嫌なところを言えない雰囲気にしてしまってるんじゃないかと勝手に心配している。

もちろん国でも人間でも、良いところも悪いところもあるわけだが、個人的には良いところも悪いところも言ってあげるのが優しさのように思っている。

もちろんYoutubeでそんなことを言うと誹謗中傷の嵐で、不適切動画の報告をされるとアカウント停止に追い込まれるので、そんなこと言わないんだろうが、日本を気に入っている人もいれば、そうでない人もいるだろう。

外国人が日本批判をすれば、「日本に勝手に来ておいて、なんで悪口言うの?」と考える日本人は確実にいると思う。

実際問題として、日本の文化に適応するのは海外の人にとってみればかなり難しいと思う。そもそも言語が違うし、文化も違うし、海外の人を受け入れようという気はほとんどない国民性なのに、自分達では”おもてなし”に溢れていると考えている。

日本という国が自分達の大事な国だと思っておきながら、選挙には行かないし、愛国心があるのか無いのかわからないような国民性ではある。良くも悪くも呑気というか、平和ボケという表現をする人が多いのかもしれない。

日本に住む外国人が増えているらしいので、技能実習生を多く受け入れているような地域だと市役所なども彼らの言語に対応しているような所もあるが、現状としてはまだまだ少ない。

人口減少も進むわけだから、日本の質を維持したり発展させるつもりなら、変わっていく必要があるかもしれない。

バック・トゥ・ザ・フューチャーで、ドクが故障した部品を見て、メイド・イン・ジャパンだ、と悪く言ったのに対して、マーティが「日本製は最高だよ」というシーンがある。

ドクがいた時代から30年でメイド・イン・ジャパンは粗悪品から最高品質に進化したという演出だが、なんだか今日の日本はそのように言われることはなくなったかもしれない。

多分、日本の技術力というのはアジアでトップだった気がする。だが今となっては中国や韓国、台湾などが低価格で良い製品を生み出している。今後も、ネパールやベトナム、インドネシアの優秀なエンジニアの成長に追い抜かれると思う。

日本がどのような国になろうとしているのかわからないが、このままではダメなんだろうなという漠然とした思いもある。ただ、一方で、6月に古河電池がリチウム電池に代わる、再生可能エネルギーの電力を貯められる鉛蓄電池を発明したとの嬉しい報告もある。たまに世界的にもすごい発明を生み出せるのが日本でもある。

現状として、先進国の中で日本はまだ、なんとかなっている国かもしれないが、バック・トゥ・ザ・フューチャーと同じように、その状況がずっと変わらないわけではない。

成長する企業もあれば、衰退する企業もあるように、状況によって国の政治体制や経済情勢も変わっていくと思う。

なんだかんだ日本企業が成長できたのは、貧しかったのもあると思うが、不便を解消したいとか、人の役に立つことをしたいというメンタリティの持ち主が多い事が根本にある気がする。

私は今の世の中がもう成熟して十分だと思うので、物質的にそこまで便利にならなくてもいいと思うが、やはりウイルスであったり病気であったり、医療の進歩は進んで欲しいと思う。

モノやテクノロジーの進化というよりは、国と国の関係であったり、人間の生き方や働き方であったり、そっちの進化を進めて欲しい。

金に目標が行き過ぎると、どうしても金さえあればなんでも手に入ると思いがちになるし、いかに儲けるかで手一杯になってしまう。ただ、いくら金があったとしても、生産者がいなければ、小売店にモノは並ばないし、金は金のままでしかない。

今、インドでバッタの大群が農作物を食い荒らしているらしいので、それが今後中国へ行ったら「野菜や食べ物の食糧危機になって値段が高騰する」などTwitterのデマ情報を流す奴が現れて、パニックに陥った人が買い貯めに走ると思う。

グローバル化の欠点を、コロナで我々は痛いほど実感したので、マスクなどの製品にしろ、野菜などの食料にしろ、単に収入を稼ぐということ以上に、自分達の必要な分を確保できる仕組みは必要かもしれない。

それを実現するためには、自国のことは自国でやるという事以上に、国と国とのボーダーを無くす方にシフトしていかなければいけないかもしれない。

国との協力関係をしっかり作って、何か困ったらお互い助け合うべきだろう。日本は資源がないので、他国の関係無くして生きていけないことは自明ではある。

日本の立派な企業が海外と戦っていくことは重要かもしれないが、同じような家電メーカーが、同じような商品ばかり出してしのぎを削る事は、どれくらい意味があるのか。という事だと思う。

競合がいれば価格は下がるが、日本企業の特性上、日本製品は海外製品ほど価格を下げることは出来ない。価格では勝負できないし、技術力も価格上乗せ分ほど優れているかというと微妙である。それならば別の道を選択すべきな気がする。

熊本の豪雨で川が氾濫してしまったが、熊本は、トマトの値段は熊本が決めるというくらいトマトの産地であるし、トマト以外でも農業における重要拠点ではある。

川が氾濫しなくても、豪雨と強風の影響で、他の地域にも多大な悪影響が出ているだろうし、コロナで経済が停滞しているなかで、なかなか厳しい問題だろうなとは思う。

多分無いと信じたいが、インドで問題となっているサバクトビバッタが、船なり飛行機なりに紛れ込んで海を超えて日本にやってきて、秋の収穫前に米を食い尽くしたりすると本当にパニックになる。

なんだかんだどれだけ文明が進化したとしても、結局病気であったり、天災であったり、資源とかの食糧難の問題というのは永久につきまとうのかもしれない。

世界の人口はどんどん増えているし、今後世界規模での生活水準が上がれば、寿命が伸びて死亡率も減るだろうし、更に資源が必要になる。

そんな中で技術力が衰えて、人口も少ない小国となった日本が果たして世界に受け入れられるのか心配ではある。

いろんな意味で今あるような竹島であったり、尖閣諸島とか北方領土にしろ、早いうちに何かしら解決策を取っておかないと、時間とコストが割に合わない状況になるし、今中国が東南アジアに行っているような侵略が、普通に日本にも行われる可能性もあると思う。

それが起こるときには、世界の人口はインド人と中国人とナイジェリア人やバングラディシュ人ばかりになってるかもしれないが、領土問題など面倒なことは、パワープレーに出られる前に早めに片付けておきたい。

これから日本が生き残るためには、鎖国なのか開国なのか、どちらの方法をとるのか気になるところではある。コロナが発生したのはほぼ中国で間違いないと思うが、日本が国境を閉ざしていれば、死ななかった人はたくさんいたことは事実としてある。

いま現地調査しているWHOの調査団が、コロナの発生源特定にどのような判断をするのか注視する必要があるだろう。

その調査の結果によっては、中国との世界各国の国際関係のバランスが一気に変化する可能性もある。アメリカは確実に中国だと断定しているし、結果によっては更に厳しい制裁を中国に下すことも考えられる。そのとき、日本はどうするのか。

私は多様性が重要だと考えているので、世界が大きく繋がっていて欲しいと思っている。だが、繋がりすぎると色々面倒なことが多い。

もちろん個人間では、国籍関係なく仲良くなれば良いのだが、他国に依存しすぎると、コロナのように物流が止まったり、問題もある。

働き方でも国のあり方でも、小規模でも最低限は自分でなんとかできるような仕組みが必要かもしれない。


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