見出し画像

道化を演じる事は当たり前ではないさ-詩-

道化は自分の感情を隠し
周りを笑わせようとする人だと僕は思う

過去の僕もわりとそういう傾向だった

家庭環境が複雑だとこうなる傾向が強いみたいだね

だから
僕はどんなに辛い時でも
出来るだけ明るく振る舞ったさ

だが
その結果
地獄を見た気分だ

僕は決して相手を怒らせたいわけでもないし
キツイ事を言われても喧嘩を買いたくないのさ

だから
悩みがなくて良いね
とかずっと言われて来たさ

途中からは正直腹が立ったし
僕の人生はなかなかしんどかったからね

よくこの年まで
精神が完全に壊れずに生きているな
と思うほどには厳しい人生さ

だが
僕はそれを隠し
相手の為に笑顔で明るく笑わせていたさ

でも
僕も疲れる

だって
感情が感じにくいだけで
心の中では感情があるからね
体が不調を起こすくらいにはさ
僕だってしんどいんだ

ある時
僕は周りを明るくしようとするのは
当たり前ではないと気が付いたんだ

当たり前なわけないさ

だって
僕に対して
優しい言葉をかけてくれたり
困った助けてくれた人もいるさ

だが
厳しい言葉をかけてきたり
僕が不快になる事を言ってきたりしたさ

つまり恩があるならば
僕は気紛れに相手を元気づけたいが
僕なら出来るからやってよ
と当たり前だと主張するならば
僕はスルーしても良いと思う

当たり前と主張する人間は
僕の事を考えていない気がする

人は誰だって辛い時期がある
その時は笑えないし
日常生活も送れない

だが
その状態でも僕に道化になれと言うならば
無視するさ

全ては当たり前ではない
出来るからしてよ
は一番ダメさ

相手の気持ちを考えないといけない


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?