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不登校の子どもの学び

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不登校の子どもの学びってどんな感じ?そんな気になる疑問に、我が家の子どもの実践事例を紹介します!2018年度使ったパルステップの事例や、これからの学びについても掲載中です。
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#教育

子供が学校に行けないとき健康診断の対応どうしてますか?

学校に行けない、または学校に行きづらくなった時、いろんなことを個別対応する必要があります。その1つが健康診断。 普段、学校に行きづらいのに健康診断のためだけに学校に行くことは、かなりハードルが高いんです。 では、どうしたらいいのか? そもそも、健康診断をなぜ学校で受けなければいけないのか? とうことを考える必要があります。 なぜ、小学校や中学校で健康診断を行っているのか?ですが、 学校保健安全法の第三節13条一項で下記のように定められています。 第十三条 学校に

自分の未来をつかむために。ゆっくりと着実に動いていること

今回は、不登校の娘ちゃんが通信制高校の体験会に行くまでの話です。 小学校1年生から不登校の娘ちゃんも、あっという間に中学3年生になりました。 娘ちゃんにとって学校は、憧れの場所。 同じ年のお友達を作るのが夢だったけど、気づいたら中学生になり、思春期も重なって人が怖い気持ちが強くなってしまいました。 「あんなに、人と接するの喜んでいたのに…」 と、時々、何とも言えない気持ちになります。 そんな娘ちゃん、中学2年生の終わりから友達を作るよりも、大人になった時の夢を叶え

不登校の子が成長するために「タイミング」って大事なのです

我が家の不登校の子供たちの様子を見ていて、 タイミングって大事だと思うことが、たびたびあります。 微妙にタイミングがずれることで、いつもできていることができない。 逆に、いつもはできないことがすんなりできる。 ということがあるんですよね。 だから、不登校の子供たちにとってタイミングって大事。 ただ、子供たちが、いつも自分のいいタイミングでできるとは限らないことを、学ぶことも必要です。 とはいえ、自分にあったタイミングでできないことがほとんど。 泣いたり、悔しか

学校での「音」ってものすごく大きいこと知っていますか?

6月に入り、中三の娘ちゃんは週に3日ほど給食の時間+お昼休みを学校で過ごしています。授業が終わるギリギリの時間に教室に入り、昼休みの時間にそっと帰る。 そんな日々を、もう長い時間、繰り返しています。 私が子供たちの学校に付き添って9年目で思うことは、 学校はものすごく音が大きいこと。 娘ちゃんは聴こえすぎ、専門用語でいうと聴覚過敏です。だから、音の大きさはその場での過ごしやすさに影響します。 小学生の頃は、イヤーマフを使う時もありましたが、やっぱり周りの理解がないと

子供が家族以外の大人と関わるタイミングっていつ?

子供が家族以外の大人と活動できるって、すごく大事だと、今日あらためて思う出来事がありました。 家族以外の大人と活動できることが必要なことは誰でもわかっています。 でも、学校に行けなかったり、外に出られなかったりすると、かなり難しいんです。 また、人それぞれ学校に行けない理由や外に出られない理由が違うので、 この方法があれば人と関われるようになる! というのは、なかなか言えません。家族としては、 とにかく外に出さなくちゃ! 学校に行かせなくちゃ! そうしないと、大

学校に行けない子の通知表どうなっていると思いますか?

学校に行けない子の通知表って、どうなっていると思いますか? 夏休みまで2週間を切りました。 地域によっては 通知表をもらう時期かもしれません。 今朝、本を借りに図書館に行ったら 通知表の付け方という内容の本が 新しく入った貸出本のコーナーにありました。 「こういう本もあるんだ…。」 と、知らなかったので少し驚きました。 どんな内容なのかは 読んでいないし、 読みたいとも思わなかったんですけどね。 子供が学校に行けない。 または、 学校に入っても授業は受けていない。

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通信制高校って想像以上に違いが多くて悩ましい

ここ最近、不登校の子供ネタ多めです。理由は夏休み明けということと、高校、大学と、進路を決める学年ということもあります。また、不登校の今を伝えられるのは、残り半年ほどなので、どうしても偏っているのかもしれません。 今回は、中3の娘ちゃんの進学先として、通信制高校をどうやって選んで行ったのか。3つのポイントを紹介します。 義務教育期間のときは、あまり考えなかった進学先。さすがに中3になると、次は高校に行くか行かないかから選択できるので、情報の集め方に工夫がいると実感しています

オンライン授業が出席停止扱いというニュースへのツイートを見て気づいた「まだ変わっていない子供の世界」

Twitterでフォローしている方が、オンライン授業が出席停止扱いになるという記事について、意見を発信していました。 私は不登校の子を持つ親で、オンライン活用を個別でお願いしていく中で、自宅でオンラインで学んでも出席扱いにならないことは6年前から知っていました。そして、個別で自分が住んでいる行政や学校に交渉していました。 だから、「まだ変わってないんだ」という意識だったのですが、多くの人は知らないことだったんだと気付かされました。 子供たちのこと。つまり、不登校のこととし

「学校に行かなくていい」の後の大事な話

2021年は夏休み後の学校スタートが地域でバラつきが多いですね。スタートしているところもあれば、休校もあって、1番は子供たちが大変かなと思っています。 その中には、安心して休めると感じていたり、学校が休みだったらいいのにと思っている子もいますよね。 ここ数日、「学校に行きたくなかったら休んでいい」というコメントを見たことがあると思います。私も、先日、noteで書きました。 「学校に行かなくちゃ…でも、本当は休みたい」 という気持ちの状態の子には、「休んでも大丈夫だよ」

会えない場所で頑張っている子を大人が認めるって大事!と思うこと

コロナ禍により学校でのオンライン授業が実施されている地域が増えました。そこで、最近、ニュースで目にすることが増えてきたのが、 オンライン授業は出席扱いにならない。だけど、欠席扱いにはならない という内容です。 保護者から、この先の進路や内申に響くのではないかと不安の声が上がっているということで、再度、文科省から学校へ通知するそうです。 ただ、その内容は、教育新聞の記事によると 「ルールを変えることは現時点では考えていない」と指摘し、登校できない児童生徒は「出席停止・

生徒が過去最多の通信制高校。違いを知って子供にあう学びの場を選ぶ方法

「子供が学校に行けなくなった時の進路ってどうなっているの?」 というのが、子供が学校に行けなくなった時の一番身近な悩みかもしれません。 最近では、通信制高校が不登校の子供たちの受け皿になっていて、年々、入学希望者が増えていることがニュースにもなっていました。 現在、中学3年生の娘ちゃんの進学先を検討中なのですが、説明会や体験会に行ってみると、息子くんの時よりも希望者が増えていることを感じます。 ただし、通信制高校だからといって、受け入れ体制が大丈夫なのか。また、子供に

不登校過去最多について「不登校の子を持つ親」として思うこと

10月13日に話題になっているニュースで気になったのが、子供の自殺と不登校が過去最多という記事。ニュースやネットの記事を見ていると、コロナが原因という内容が多く見られます。 いろんな理由があるので、なんとも言えません。どんな理由であれ、子供たちが苦しんでいることに変わりはないから。 ただ、大人が自分の都合の良いように解釈しないようにしないと、子供たちをさらに苦しめてしまうのではないかと考えています。 ニュースの中で、不登校の原因の調査も掲載されていました。文部科学省が調

小学生から9年ぶりの職場見学

11月1日。高校3年生の息子くんは人生で2回目の職場見学へ行きました。初めての職場見学は小学校3年生ですから、約9年ぶりです。 高校2年生になってからお世話になっている若者サポートセンターの方と一緒に行くことができました。 事前にどんなことに興味があるのかを、スタッフの方に伝えていたことで、今回は市内にあるパクチー農家さんへ。 全く面識のない方のところへ。しかも、私が付き添うことなくでかけるのは本当に久しぶりだったので、「どこまで対応できるか」気になっていました。 心

「これはITの良さがないんじゃない?」と衝撃をうけた学校のIT活用

ニュースを見ていると学校のオンライン教育が当たり前になっている感じがするかもしれません。しかし、使い方を見てみると「その使い方はITの良さがなくなっている」と感じることがあります。 最近、「これはITの良さがないんじゃない?」と衝撃をうけた使い方は、PDFにペンを使った書き込みしかできなかったことです。 ペンを使って書けば済むと思う方が多いかもしれません。 しかし、学習の困難さや学校に行きづらい子の中には、書くことへの困難さがあるタイプがいます。字が書けないだけではなく