不登校の子が成長するために「タイミング」って大事なのです
我が家の不登校の子供たちの様子を見ていて、
タイミングって大事だ
と思うことが、たびたびあります。
微妙にタイミングがずれることで、いつもできていることができない。
逆に、いつもはできないことがすんなりできる。
ということがあるんですよね。
だから、不登校の子供たちにとってタイミングって大事。
ただ、子供たちが、いつも自分のいいタイミングでできるとは限らないことを、学ぶことも必要です。
とはいえ、自分にあったタイミングでできないことがほとんど。
泣いたり、悔しかったり、落ち込んだり。
人よりも、そんな時間を多く体験しています。
だからこそ、タイミングを合わせて「できた」を積み上げられるようにしたい。
「できた」が積み上がってくると、
多少のタイミングのずれがあっても対応できたり
できなかったとしても次へのチャレンジに向けて気持ちを切り替えたり
ということができます。
つまり、出来事への対応する力が、多くの人よりも時間がかかってしまう。だから、慎重に対応する必要があるということです。
私が子供たちに伝える時は、タイミングをできるだけ合わせられるようにはしますが、「思うようにできないこともある」ということも伝えています。
できないことも起きるということを伝えることで、起きる出来事のパターンを想定できるようになってくるようです。
とはいえ、事前に伝えているからって、最初からうまく対応はできません。
しかし、時間はかかりますが、その子なりに学んで身につけていくことができます。
今日は、中三の娘ちゃんが、通信制高校の体験会に行きました。体験できる内容が「アニメイラスト」だったので
「今度こそ体験会で授業を体験する!」
とやる気でした。
しかし、授業の内容がイメージしていたことと違ったため、固まってしまい、今回も話を聞いているだけで終わってしまいました。
帰りの車で、娘ちゃんはとても悔しくて、何もかもが嫌になっていたんです。
話を聞いて、
「想像していたことと違ったね」
と話しているうちに、娘ちゃんは少しずつ気持ちを切り替えていきました。
そして、娘ちゃんは
「次回は、体験会に行かない」
といっていたのに、1時間後には
「次の体験会を予約して」
と話してきたんです。
これも成長ですね。
悲しかったり、悔しかったり、いろんな気持ちがいっぱいで、
「今度こそ、参加する」
と思っていたのにできなかった。
それは、娘ちゃんにとって、「できない」という体験になってしまいました。
しかし、実現したい未来があるからでしょう。
今回の体験があっても、次回の体験会への参加を希望しています。
娘ちゃんはタイミングが合わなくて、思うような体験ができなかったということを、たくさん経験してきました。
だから、本来できていたことも、できなくなってしまったということもあるんです。
たくさん泣いて、たくさん諦めました。
それでも、今、動き出しているのは、
自分ができる目の前のことを少しずつ積み上げていること。
そして、自分の未来を変えたい。
「夢を実現したい」という、心の底にある希望が
力になっているんじゃないか。
と思うのです。
だからこそ、できる限り、タイミングを合わせたいんですよね。
今までのいろんな経験から
自分以外の人はコントロールできない。だから、結果が思うようなものではなくても次へ進もう。
そうやって、成長してくれているんじゃないかなと思っています。
タイミングは大事です。しかし、タイミングが合わないことがあることも事前に伝えていれば、次への行動は変わっていく。
娘ちゃんの様子を見て気づいた、大事なことでした。
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