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子供が学校に行けないとき健康診断の対応どうしてますか?

学校に行けない、または学校に行きづらくなった時、いろんなことを個別対応する必要があります。その1つが健康診断。

普段、学校に行きづらいのに健康診断のためだけに学校に行くことは、かなりハードルが高いんです。

では、どうしたらいいのか?

そもそも、健康診断をなぜ学校で受けなければいけないのか?

とうことを考える必要があります。

なぜ、小学校や中学校で健康診断を行っているのか?

ですが、

学校保健安全法の第三節13条一項で下記のように定められています。

第十三条 学校においては、毎学年定期に、児童生徒等(通信による教育を受ける学生を除く。)の健康診断を行わなければならない。

学校保健安全法の第三節13条一項より引用

学校は、子供の心身の健康状態を管理する必要があるということです。そして、保護者と共有することで、子供達の健康を守りましょうと言った感じですね。

一応、法律で決まっていることを知っておくと、学校と交渉する時、冷静になれるので知っておいてください。

子供の状態から判断することが大事

ここで課題となるのが、

学校に行けない、または行きづらい子をなんとしてでも連れて行って、学校で健康診断を受けさせなければいけないのか?

です。

繰り返しになりますが、普段、学校に行きづらい子が健康診断のためだけに学校に行くことは、かなりハードルが高いことです。

また、嫌がる状況で無理に連れて行くと、学校がさらに嫌になることが多いため、避けることをお勧めします。

では、どうしたらいのか?

まずは子供の状況を把握しましょう。

それがわからないと、対応について考え交渉することができません。いろんなパターンが考えられますが、大きく分けると次の2つに分けられます。

・外出自体が難しい。
・学校以外は外出できる。

学校以外は外出できる場合でも、病院はいけないタイプもいますので、ここも課題になってきます。

外出自体が難しい場合に学校に伝えたいこと

学校以外も外出自体が難しいとき、健康診断を受けることは難しいと考えられます。学校としては積極的に受けなくていいですとは言えないでしょう。

ただ、やむを得ないことは理解してくださると思います。

なので、子供の様子を伝えて、結果的に健康診断は難しいと相談することが必要です。

その上でどんな方法が取れるのかを一緒に考えられると、いいですね。

健康診断は担任の先生と養護教諭の方と話すと、無理のない対応ができやすくなります。

学校以外は外出できるときの健康診断

メンタル面が落ち着いていて学校以外に外出ができる場合、学校外で健康診断を受診するのも一つの方法です。

学校で健康診断を受けられなかった場合、学校から指定の医療機関で受診するように連絡があります。地域によって多少の違いはあると思いますので、確認は必要です。

医療機関であれば、子供のタイミングで行くことができるので、焦る必要もなくなります。

費用は地域によって違いがあると思いますので、学校に問い合わせてみてください。

おすすめは、費用がかかったとしても、まずは子供が安心して健康診断を受けられることの方が大切です。

子供に伝えたいことは学校の健康診断がゴールじゃない

健康診断を子供が受けることは法律で決まっていることですが、これは子供たちに取って義務ではないと考えています。あくまでも、義務は大人側。

だから、大人が子供に本当に伝えなければいけないことは、学校で健康診断を受けることではありませんよね。

大人になったら自分で健康管理できることが必要。だから、健康診断を受けて心身ともに自分を大事にしよう。

ということだと思います。

そう考えれば、必ずしも学校で受けなくてもいいし、自分がいいタイミングで医療機関に行って健康について知ることができればいいですよね。

すぐに医療機関に行けなかったとしても、大きな体調不良がなく元気で過ごせていればいいかなと。

もちろん、学校には状況を伝えて相談は必要です。それは大人がやればいいことなので。

ちなみに、我が家の子供たちですが、息子は高校生になってから健康診断を受けられるようになりました。通信制高校ということもあり、自分が住んでいる地域で検診を受けて郵送します。

自分の体のことに目が向くようになり、なぜ健康診断が必要なのかを理解できたことで、外出が難しくても医療機関だけは行けるようになりました。

中学生の娘は、検尿と歯医者だけは受診できています。他は中学生になって難しくなりました。しかし、少しずつ自分の健康も考えるようになったので、今年は医療機関で受診する予定です。

大事なことは「大人の理由だけを押し付けないこと」

子供が学校に行けない、または行きづらくなったとき、どうしても大人は子供のことよりも大人の理由や考えを押し付けてしまいがちです。しかし、年齢問わず、子供たちは自分のことをしっかり考えています。

「子供だからわからないだろう」ではなく、子供がわかりやすい言葉で伝えること。そして、何が今できるのかを一緒に考える。

後の対応は、親と学校の先生が調整すればいいことです。

心身ともに子供達が健康であるために何が必要で、今、何ができるのか。

子供を中心に一緒に考え行動できる大人が増えて欲しいと思っています。

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