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オンライン授業が出席停止扱いというニュースへのツイートを見て気づいた「まだ変わっていない子供の世界」

Twitterでフォローしている方が、オンライン授業が出席停止扱いになるという記事について、意見を発信していました。
私は不登校の子を持つ親で、オンライン活用を個別でお願いしていく中で、自宅でオンラインで学んでも出席扱いにならないことは6年前から知っていました。そして、個別で自分が住んでいる行政や学校に交渉していました。

だから、「まだ変わってないんだ」という意識だったのですが、多くの人は知らないことだったんだと気付かされました。

子供たちのこと。つまり、不登校のこととしてだけで見てい出席停止扱いですが、ツイートをみたとき、ハッとしたことがあります。

それは、

これって、根本は大人の世界のことなんだ、と。

私がハッとしたツイートはこちら↓

テレワークが急速に普及したのはいいのですが、テレビやさまざまなメディアで見聞きするテレワークは、ずれを感じていたのです。それは、場所が家というだけで、時間は縛られ、場合によっては勤務中かを監視している様子が見受けられたからです。

だから、子供たちがオンラインで学んだとしても、出席として認められないんだと。

もし、オンライン学習が認められるようになったとしても、例えば、決められた時間にオンラインで配信されている授業に参加できているなど。カチッとしたルールがあるになるとこも想定されます。


実は、息子くんが中学1年生のとき、障害のある子にICTを活用して支援する魔法のプロジェクトを受けました。そのとき、担任の先生と息子くんの実績は評価され、全国で実施されたプロジェクトの中で表彰されたほどでした。

そして、そのときの住んでいる地域の教育委員会の教育長の方から、

「今後、自宅でオンライン学習できた時の出席について前向きに検討します」

という話があったんです。

というのも、出席扱いは、学校に来れない場合、学校以外の場で学校の先生と対面で会うといった決まりがあったから。

当時、オンラインで学習できていたものの、ビデオ通話などでの交流はできませんでしたが、チャットでやりとりはできていました。
しかし、それは決まった時間にではなく、息子くんも先生も、お互いのいいタイミングで行っていたのです。
これがICTのメリットであり、最大の良さだと思うんですけどね。ただ、この状態は、国や自治体がいう出席扱いにはなりません。


これって、テレワークで働く時、同じ現象が起きています。

例えば、

・9時から17時まで勤務している。
・出勤したらタイムカードのようにシステムにログインする。
・席を外す時はログアウトする。

と言った感じで、決まった時間に勤務していることを上司が確認できるようにしているのが、多くのテレワークに見られます。

実際に、テレワークを普及するための研修を受講したときも、雇用された場合のテレワークの事例として紹介されていました。

私個人の感想は、

「テレワークでここまで管理されていたら、テレワークの意味はあるのだろうか?」

です。決まった時間に勤務できるのであれば、テレワークはしないと思います。時間の裁量が自分にあるからこそテレワークのメリットがあると感じるのです。

しかし、勤務時間の裁量が働く側にある。つまり、勤務時間も取り払い仕事をすることは、お互いきちんと対応してくれるという信頼関係が成り立たないとできないと感じます。


リアルに目の前にいないと、ちゃんと仕事をしているとは思えない人にとっては、恐らくわからない感覚なのかもしれません。


この考えは、そのまま子供たちの学びの場へも広がっていて、今、オンライン授業の普及により出席扱いのことが表に出てきたのですよね。

目の前にいて、顔を合わせないと学んでいないと捉えられないということは、ある意味、子供たちを信じていないと言っているのと同じだと思うのです。

「それって、どうなのかな?」と、いろいろ考えてしまいます。

私は、子供たちが不登校だった6年前から学校や行政に出席扱いについて交渉していたので、このニュースを見ていても驚きませんでした。むしろ、まだ動いてないんだというくらいです。

でも、初めて知った人は驚いたと思います。

そうやって、少数の人が困っていたことが、少しずつ表に出てくることで世の中が変わっていくのかもしれないと、子供たちを通して教えられました。

まずは、大人が変わらないといけないですね。

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