マガジンのカバー画像

はりきゅうの世界(無料記事)

43
こちらは、はりきゅう、というか人体とか環境とか身の回りのことも絡めた「健康」に関することを書き連ねます。より詳しい対処法や深く突っ込んだお勉強チックな内容は、有料記事で書いていき…
運営しているクリエイター

#note

難経(なんぎょう) 第二難

難経(なんぎょう) 第二難

今日は第二難です。

第二難は、脈をとる場所が、片手に3か所、つまり寸、関、尺とあるのはどういう理由か、ってことを書いてます。(かなりざっくりな易訳)

さっそく書き下しから。

二難に曰く、脈に尺寸ありとは何の謂いぞや。
然り。尺寸は、脈の大要会なり。関より尺に至る、これ尺のうち、陰の治るところなり。関より魚際に至る、これ寸口のうち、陽の治るところなり。故に寸を分かちて尺となし、尺を分かちて寸と

もっとみる
本編)感覚とカラダの一致について

本編)感覚とカラダの一致について

ここ↓で 感覚とカラダの一致についてということで記事を書くことを予告してましたが、さっそく書いていこうと思う。
 https://note.com/heartsoul/n/n02cf41dba67f

床に座って、両膝を左右にに倒して、両方の足の裏どおしをくっつけてもよいし、立ったままでもよいです。
そして視線の先には、目印となる物を何でもいいので正面に置いておきます。これで準備はOK

軽く体を

もっとみる
好転反応って何なの?

好転反応って何なの?

結論から言うと、自分も正しく理解できてないし、
「好転反応が出るかもしれませんね」なんて言っている人も
ほんとは理解できてないと思う。

好転反応って言われるものには、施術を受けた後のだるさや、眠気、
頭痛になったり、しんどかった症状がまた強くなったり様々だと説明を
受ける方も多いと思います。

はい、私も患者さんにはそう説明するよう教育受けました。(むかし仕事してた治療院で)

しんどい症状と好

もっとみる
難経(なんぎょう) 第一難

難経(なんぎょう) 第一難

なんとなく、難経を書いていこうかなと思って。

さっそく第一難の書き下しから。
あくまでも私オリジナルなので、ご容赦を。

第一難一難に曰く、十二経にみな動脈あり、ひとり寸口にのみ取りて、以って五蔵六府の死生吉凶の法を決す、とは何の謂いぞや。
然り。寸口は脈の大会、手の太陰の脈動なり、人一呼にして脈の行ること三寸、一吸にして脈の行ること三寸、呼吸定息にして、脈の行ること六寸なり。人は一日一夜に、お

もっとみる
奇経八脈の流れと主治について-2-

奇経八脈の流れと主治について-2-

有料版では、この「奇経八脈の流れと主治について-1-」の続きを書いているけど、それも世知辛いので、ここでもちょっと違う角度から触れてみようと思います。

陰維脈言葉面の意味としては、陰を繋ぐ経脈。
「陰」なので、カラダの前面、おなか側。足の築賓から始まって上に昇ってのどに向かうこの陰維脈。個別の十二経脈で追っていくよりも効率的。
なんたって、おなか全体の陰性の症状に対処できるので。
陰性の症状って

もっとみる
脳神経のお勉強 ー2ー

脳神経のお勉強 ー2ー

さっそく第7脳神経からいきましょう。

7.顔面神経 顔面神経もまた、三叉神経同様、耳にしたことのある神経なのではないでしょうか。この顔面神経、こんなところに分布してます。
 ・鼻の中や口の中の粘液を分泌したり、涙腺の分泌線維
 ・舌の前側2/3の味覚線維
 ・あぶみ骨筋神経(あぶみ骨って耳の中の骨ね)

顔面神経に障害が起きると、、、、予想がつくと思いますが、こんな感じです。整理して記載します。

もっとみる
脳神経のお勉強 ー1ー

脳神経のお勉強 ー1ー

脳から出ている神経(要するに、脳が直接その感覚器から情報を受けることになる)は、12あります。

ここではまず機械的に、その12ある脳神経のうち6つををまとめていきます。

1:嗅神経 まさしく鼻にあって、においを感じ脳に伝える神経です

2:視神経 脳からにょきっと神経が伸びて先端が目玉になったイメージですね。
 ただし、視神経の先端が目玉(眼球)ってわけではないです。

3:動眼神経 文字通り

もっとみる