グッとくる接客

やっぱり接客業をやっているからあの接客良かったな～とか、また来たくなるな～って感じることはよくある。

例えば、飲みに行って、
最初におすすめありますか？と聞いて、「こちらとこちらがおススメです」とか「今日はこれが美味しいですよ」っていう言葉は、もちろんありがたい。うむうむ、そーなんや～と思いながら、それをたのむときもあればたのまない時もあるｗ。

でも、ここで、「今日はどんな気分ですか？」や「お腹の減り具合はどれくらいですか？」
なんて聞かれると、ちょっと嬉しい。「今日は、がっつり食べたい気分かな。」「いや、あんまり濃くないほうがいいんちゃう？」
とか、「お腹は最強にすいているんで、色々食べたいです」なんて、答えると、、、

そこから、「そのお腹のすき具合であれば、メインにはこの少しスパイシーなお肉がおススメですし、その前にこのサラダも良いですよ！」
や、「味のお好みがわかれるようであれば、そこまで濃くはないですが、下味がしっかりついたこちらのお肉、さっぱり食べられるこちらのハムの盛り合わせなんかもおススメです」
とか、気分を組み込んでの、おススメは、最初のおススメに比べて随分と魅力的に映る。そんな気持ちを汲み取ってのおススメってやっぱりちょっと嬉しい。

そして、ある程度食べたときに、あと一品なんか食べたいな～と思った時に「なんかおススメありますか？」といった時も、「こちらでどうですか？」と言われるよりも

「え～と、お客様はお肉とご飯物も食べられているので、今の感じでしたら、こちらぜひ食べていただきたいですね！」

なんて言葉が返ってくると
やっぱり、迷わず、「それにします！」と言ってしまう。もちろん、毎回おススメを聞いているわけでもないし、普段あんまり接客を意識することもないけれども、良いなと感じたものは、記憶に残りやすいな～と思った。

(↓この写真は、おすすめのボリュームたっぷりのスペアリブを頼んだが、即効で食べてしまい写真なんて撮るすきもなかったので、私が勝手に頼み、周りに「しっぶ！！」と言われた「真鯛とつぶ貝のセビーチェ」の写真w。　でもこれまた美味しかった！)

そして、それはご飯やさんに限らず、色々なところでやってくる。

特に、化粧品の人たちは、くすぐられる接客をするな～なんて思う。　この前も、すごく素敵な接客を受けたから、それも書きたいのだけど、、ｗ
何が良いというか、くすぐられるかというと、、

私はなにか新しく、シャドウやリップとか基礎化粧品を見たりするとき、必ず店員さんに聞くようにしている。昔はこれが苦手だったし、もともと薬局でおいているものやＤＨＣをこよなく愛しているから基本は、商品を買うときに接客を受けずに買っていた。

でも、少しづつ、シャドウやリップやクリームなど百貨店のメイク売り場などでも買うようになり、行くこと自体も楽しくなった。必ず、新作がでていたり、定員さんのメイクをみるのも楽しい。

そして、ちら～と新作のシャドウなどをみていると、　「今日は何かお探しですか？ご案内いたしますね」

なんて声がかかる。これは一通りの流れだけれと、私は「はい、このシャドウをためしてみたくって」
というと、「ぜひこちらにお座りください。こちらの新しい色、すごく素敵ですよね！おつけいたしますね」
と、席に案内してくれる。そして、

「ではいったん、今のメイクを落としていきますね～」とかるく、クレンジングでふき取ってくれるのだが、その時も無言ではなく

「お客様、きめが細かくて、肌がきれいですね～」

なんて、嬉しい一言を言ってくれたりして
私は、もちろんお世辞でもうれしいな～と束の間、踊らされ喜ぶｗ。でもきちんとその後に、抜かりない言葉もやってくる。

「これからの季節、乾燥もでてきますので、こちらの新発売の下地クリームも目元に塗っておきますね！　目元は肌が敏感なので保湿が大切です」

なんて、まさに！！そうそう！今の季節そうですよね～～なんて共感しまくるワードがでてきてテンションがあがる。
なんなら、その下地クリームも手元に置かれて、ちらちらみてしまったりもする。

そして、選んだシャドウをマブタにのせてくれるんだけれど、「お客様の少し切れ長の目ですと、このシャドウを淡色で塗るよりも、もう一段濃いアイシャドウを目の際にいれると引き締まって綺麗ですよ」
なんて言われて、綺麗なグラデーションにしてくれる。

その仕上がりを、鏡でみようもんなら、「わっ！確かにこの合わせも良いですね」　なんてなってまう。
しかも、その後で、このもともと選んでいなかった濃いシャドウを、「下のラインとして、薄く引いてもらってもよいですよ」や、「反対色のシャドウをお持ちであれば、そちらのシャドウとの相性もばっちりです」なんて、魅力的な提案もしてくれたら、たまったもんじゃない笑。
そりゃあ　買ってまうやろ。
そう、あのイエス.フォーリンラブの　　　　　「惚れてまうやろ」と同じ原理である。
こう振り返ると、なんと良いお客さんだ！笑。

ただもちろん、それらの接客が毎回ではないし、毎回良かったから全部買うわけでもない。ただ、ちょこっと寄って見た時や、一点しか買う気がなかったとしても、やっぱり人の接客や、言葉で、ぐっと動かされるものってあるなぁとつくづく思う。

ついつい買ってしまった〜や、買う気はなかったのに買ってまったわ〜

という言葉こそ、お互いにとって、最高の時間であり、良い買い物ができた証拠やな〜。なんて、新しくかった化粧品をみながら思う今日このごろ。

結局、今日も自分の中で、書きたかったぐっときた接客の話ににたどり着けないでいる笑。その話はまた、次か、その次かにでもしよう。

今日もコーヒーを飲みながら。