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学校の目的って何だろう。

こんばんわ。ハザクラです。

今日は、タイトルにもある通り、「学校の目的」について考えてみようと思います。
というのも、先日読んだ本に「学校の目的って何?」という問いに対して、面白いと思える回答が書かれていました。なので今日はその考え方を、みなさんにも共有したいと思います。

学校の目的は、学べる人を育てること。

「じゃあ、その学校の目的ってなに?」ということなんですが、結論から言うと、学校の目的は「学べる人を育てること」です。

一見当たり前のような感じですが、何が「面白い」のかわかりますか?
正解は、学校の目的が「学ばせる」ではなく「学べる人を育てること」であるという点です。これが、非常に面白い視点だなと思います。

今日、多くの学校では「学ばせる」ことが目的となっているように感じます。
古語の意味を教えたり、数式の解き方を教えたり、偉人の名前を教えたり。そうやって生徒が学んでいくのが、いまの学校のスタイルだし、目的だと考えられています。

でも、今日の話では、「学校の目的」の本質は別のところにあります。それは何かと言うと、「学べる人を育てること」です。
「学べる人を育てること」が目標となっている学校では、授業内容を覚えて理解することはさほど重要じゃないです。では何が大事かと言うと、「学習者が、自分一人で学ぶことができるかどうか」ということ。すなわち、個人で学ぶ技術(=独学力)が身についてるかどうかが、焦点です。

その人に適した勉強方法が、本人の性格や生活習慣によって変わってくることは、複数の研究結果を見ても間違いありません。つまり「一人ひとり、合っている勉強方法が違う」ということは、科学的に証明されています。
だからこそ、授業で一斉に同じ内容を教えても、必ずばらつきがでるし、非効率です。そこで重要なのが「独学」です。個人個人で、自分に合った勉強方法ができれば、これ以上効率的なことはありません。

ということはつまり、僕らは学校で「学ぶ内容」を教えるのではなく、むしろ「どうやって学ぶのか」という独学の方法を教えるべきだと思うんです。それがあとあと、社会人になってからの独学にもつながってくる。「独学力」というのは、生涯を通してあればあるほど困らない能力です。

こう考えると、学校の目的とは「独学力を教えること」であり、すなわち「学べる人を育てること」であります。

これはあくまで1つの考えにすぎませんが、でも教育の基本となる大事な部分でもあります。目的のはっきりしない教育は質が落ちるので、あくまで「建前」でいいから、何かしらの目標を、教壇に立つときには持っておいた方が良いと思います。

僕はこれから、学校では「学習内容」ではなく「学習方法」にフォーカスをあてて教えてみようかなと思いました。どうかご参考までに。

今日も最後までありがとうございました!
ではまた。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。 「自分にない考えが増えたな」と感じたら、ぜひフォローしてください!今後の学びに繋がるはずです。