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「最も暮らしに寄り添った存在のパン」
「寧暮な食パン」です
僕ら、日本人にとって
「最も暮らしに寄り添った存在のパン」
といえば、やっぱり食パンなのかなぁと。
それを強く意識する様になったのは
意外と最近のことです
前店舗ハリマヤを閉店したのと同時に
それまで当たり前の様にあったパンを焼く設備がなくなりました
それまでは、売り物として焼いたパンから、自分たちが食べる分を取り分けていたわけですが
だからやむ無く、
自分たち
Another Starting Line
明日6月8日(土)
私たちの新しいお店が開店します
お店の名前は
「寧暮/neibo」と名付けました
私が前店舗を創業したのが
2011年8月のこと
あれから今日まで
私の人生において、
最も濃密な13年間を過ごし
パンを通して
沢山の素敵な繋がりを頂いて
色んな事を学びました
パンとは、
私にとって生活の糧でありますが
友人であり、人生の師であり、
まるで家族のように
決して私を見
薪窯に込めた娘の思い
グッとくる出来事がありました
薪窯の心臓部が組みあがって
それを覆うようにキャスタブルを流しかけるのですが
何年も前から、この瞬間にやりたかったことがあって
それはちょっとしたおまじない、なんですが
これからずっと、僕らの暮らしと一緒にいてくれるこの薪窯に
僕らの願いを込めたメッセージを書き記したかったんです
この計画を、僕はずっと内緒にしていたんです
で、いざその時が来て
娘に
困難の意味〜何故薪窯を自作するのか
窯づくりの前半をダイジェストにしてみました
期間は
2024.3.31〜4.18
煉瓦やブロック、鉄筋をグラインダーを使ってカットしたり
基礎のブロックを積んだり
蓄熱に瓦を入れたり
コンクリートの平板を敷いて
耐火レンガを使って灰受けの箱をこしらえたり
断熱煉瓦を敷き詰めた上に、シャモット(瓦を砕いて粉にしたもの)を敷くところまで
動画にしました
途中、瓦を3000枚、ジモ
越してきて思う、あれもパン、これもパン
あれもパン、これもパン
パンにもいろいろある
お料理やお菓子に比べると、パンの用途は多岐にわたります
それこそ名前に食事パンとか、菓子パンとか
用途を冠にし呼び分けるのが一般的なほど
ありとあらゆるフィールドに顔を出すくらいです
まあそれが、世のパン屋さんの労働過多の大きな要因であるわけですが(苦笑)
それはさておき
ここのジャンル分けの構成比率が
それぞれのお店のキャラクター付
須く、パンは幸せである
今年に入って、おうちの電子レンジのオーブンでパンを焼くようになりました
最初は、自分たち家族で食べるパンが必要で焼きだしたんですけど
はじめてみたら、なんと難しいことー。
苦戦に次ぐ苦戦
出来栄えは、かなりかなり、厳しいものにー。
でも
これまでお店の大きなオーブンで焼いてきたパンとは、違う美味しさがあることに気付きました(嬉)
それならばと
ご近所の方におすそ分けに
皆さんたいそう
吾輩はパン屋であるー、のか?笑
吾輩はパン屋であるー。
ちょっと前までは当たり前であったそんな誇示が
いま、日常から抜け落ちてるー
今、時折、そんなことを感じてます
動画を編集しながら、どこかで他人事というか、ヘーっと思いながら人の所作を眺めてる
そんな感覚すらあったりして
今の僕は、パン屋じゃないなぁ、って思うことすらある
大きなお店のオーブンでパンを最後に焼いてから、早や二か月が過ぎ
確かに、世間に対して自己
おうちでパンを焼き始めた理由
パン屋さんほど、実はパンの本質を理解していないかも?
僕は22歳の時、パン業界に入りました
それまでパンが身近にあったわけでもないし
いわゆる大手の袋入りのパンをおやつとして食べる事が大半の、完全なる御飯派
今から30年以上前のことなので、コンビニも和歌山では数も少なかったし、ほぼローソン一択
今のようにコンビニパンが流行をけん引するなんて想像もできなかった時代です
パン屋の朝を変えていく
朝、6時スタートっていいアイディアかもしれない?
パン屋の在り方にこだわり過ぎて、人生の他の素晴らしい瞬間を見逃していないか考えるようになりました
この数年、町がまだ眠っている時間にひとり黙々とパンを焼くことを心底気に入っていました
だけど、その生活リズムが、他の人達の暮らしと違いすぎるのではないかと思い始めたんです
健康や老後のこと、地域やコミュニティとの関わり、娘との時間などを通して、
ヤキモキとの付き合い方
ヤキモキが止まらないー。
これが、昨日までの正直な心境、でした
早いもので、昨年のクリスマスイブ(正確にはイブイブ笑)にハリマヤを閉じてから
もう一か月と1週間が経とうとしています
そこから年末までは、お店とキッチンの撤収に明け暮れ、あっという間の一週間でした
年が明けたものの、正月気分も、何処かうわの空で
三が日もそこそこに、今度は住いの方の引っ越しに奔走して
やっと先週頭に、生活