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困難の意味〜何故薪窯を自作するのか

窯づくりの前半をダイジェストにしてみました

期間は
2024.3.31〜4.18


煉瓦やブロック、鉄筋をグラインダーを使ってカットしたり

基礎のブロックを積んだり 

蓄熱に瓦を入れたり 

コンクリートの平板を敷いて

耐火レンガを使って灰受けの箱をこしらえたり

断熱煉瓦を敷き詰めた上に、シャモット(瓦を砕いて粉にしたもの)を敷くところまで

動画にしました


途中、瓦を3000枚、ジモティーで譲っていただけるになって

2トントラックを生まれて始めて運転し、高速に乗って取りに行ったとき時には

高校時代からの友人が大活躍してくれ

(サンキュー、くらさん!愛してる!)

期せずして、互いの近況を道中報告しあう、楽しい小旅行になりました


そもそもが、これまでの人生でパン作りとギター以外のことをしてこなかった私なんぞが

(いや、家内は器用だし、経歴も多種にわたるのですが)

窯を自作する!!なんて大胆なこと

近しい方ほど信じられなかったんじゃないでしょうか(笑)


なにせ、セメントをどう作るかも知らなかった程です


幸いなことに、窯小屋の工事を担当してくださった職人さんたちが作業される様子を

パンとお菓子のレッスンをしながら、時々チラ見し

(参加くださった皆様、その節は色々とありがとうございました!)

職人さんに、必要な道具や基礎的なやり方を教わることができたのは、大きな

アドバンテージでした


そしてなによりも、

薪窯でパンを焼く夢を実現しようと決めた三年前から

ずっと親身になって相談に乗ってくださって、監修してくださった

愛知県岡崎市にあるエトセ工房の磯貝さんの存在無くしては

この計画は夢のまま終わっていたに違いありません


正直なところ、磯貝さんに制作のすべてをお任せすることも考えていました


だけどいろんな思いがあって、

やっぱりどうしても自分たちの手で窯を作り上げたかったんですよね


実際、ハードルが高すぎて、途中で何度も諦めようと思いました

それに、薪窯になるとできないこともたくさん出てくる

窯づくりだけじゃなくて、これから生涯焼いていくパンを絞り込んでいく事に

やっぱり迷いもあったんです


いや、今でも悩みます

夢にまでみるくらいに


でもね

便利さや手軽さとか、

そんな何でもできることが、本当の豊かさにはつながらないなって

僕の心の奥底に、直感としてあるんですよね


人生が円のようなものだとしたら

その端と端を繋いで完全な円に仕上げてくれるのは

実は、どうにもならないことや困難なことに対して

唸るほど悩んでは、

諦めずにチャレンジすること、なんじゃないかなって

思うんです


特に僕みたいなナマケモノは

すぐイージーな方や人のせいにして逃げることを選んじゃうけれど


だからこそ、

僕の人生で軸の活動であるパン作りにおいては

不便さや悩むことは必要に違いないんです


やれることは、ほんと限られてくると思います

だけどそうして、これから僕らが悩みながら焼いていくパンには

これまでとは違う何かが宿ると信じています






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