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ミツバチマガジン Vol.5 農薬とミツバチ②

ご覧いただきありがとうございます🐝⋆゜

さて、Vol.4に続き農薬について。

農薬になると、人体に悪影響があるかないか
で論争が続いています。

例え人体に悪影響がないとしても(あります)、
ミツバチ含めた生態系に悪影響を与えている
その時点で完全に×です。

いつから人間は偉くなったのか。
人間が良ければ他の生物の命はいいのか?

と言っても始まらないので本題へ。

さて、生態系への悪影響について。
後半にミツバチへの悪影響も紹介します。

生態系への影響はミツバチだけではなく、
島根県の宍道湖付近の稲作農家さんが、
1993年頃からネオニコチノイド農薬の使用を
始めたのと同時に、ウナギとワカサギ
が激減しました[1]。
調べた結果、ネオニコチノイドの影響であると
サイエンスで論文で発表されました。

また、鳥の個体数減少にも関連していると、
2014年には指摘されています[2]。

そしてトンボの減少も指摘されています[3]。

次に、水生昆虫類の出現種数が減少する
ことによる食物網構造の単純化、生産者から
最高次消費者の間の食物連鎖長が短縮化する
傾向がみられました[4]。

また、無農薬水田においてジノテフラン成分
(ネオニコチノイド)が検出されました[4]。
これは本剤を空中散布したことによる周辺
水田への飛散が原因と考えられます[4]。

などなど。
生態系への悪影響は明らかです。

■ミツバチにたいする懸念

ミツバチに対する懸念はいくつかあります。
2017年に、世界中の蜂蜜の75%から、
ミツバチに神経ガスとして作用する殺虫剤
(ネオニコチノイド)の痕跡が見つかり、
ミツバチの生存に対する懸念が高まることが
明らかとなりました[5]

蜂蜜の汚染の割合を地域別で見ると、
北米が最も高く86%、次がアジアの80%、
欧州の79%という結果でした。
最も濃度が低いのは南米の57%です[5]。

また、ミツバチの精子も減少させることが
明らかとなったのです[6]。

そしてチアメトキサム(ネオニコチノイド系)
の暴露により、コロニー(集団)形成の
タイミングが変化し、卵の数も75%以下
になったのです(ハナバチでの研究)[7]。

更にネオニコチノイドの影響により、
ミツバチの記憶と位置把握機能に混乱が生じ、
殺虫剤を含む餌を好む傾向が見られました[8]。

いわゆる、これが中毒というものです。

ミツバチの精子と卵の数も減少させる、
そして中毒性も起こすと判明した以上、
野放しにせず、即座に規制をかけるべきです。

農薬のトップメーカーの住友化学の農薬
【ダントツ(ネオニコチノイド)】は、
ミツバチに影響があるということは、
チラシ等に記載されています[9][10]。

EUでも規制が強化されています[11]。


ハチさん含めた生態系への悪影響が、
盛りだくさんなネオニコチノイド。

果たして我々人間はどうなのか。。。

続きはこちら👇🏻


🌼ミツバチマガジン🌼
Vol.1 愛着が...
Vol.2 絶滅危惧種
Vol.3 人間と密
Vol.4 農薬とミツバチ①
Vol.5 農薬とミツバチ②



☆参考文献
[1]ウナギとワカサギの激減、殺虫剤が原因か、宍道湖
[2]ネオニコチノイド系殺虫剤、鳥の個体数減少にも関連か 英研究
[3]半数以上の府県で1000分の1に減少!? 全国で激減するアキアカネ
[4]ネオニコチノイド系殺虫剤による水田生態系への影響評価
[5]世界の蜂蜜の75%、ミツバチに有害な殺虫剤の痕跡 研究
[6]ネオニコチノイド系殺虫剤で、ミツバチの精子減少
[7]殺虫剤でハナバチの卵が減少、コロニー崩壊の引き金か 研究
[8]殺虫剤でハチが依存症に?農薬入りの餌好む傾向を確認、英研究
[9]https://www.i-nouryoku.com/prod/pdf/0400ダントツ粒剤.pdf
[10]https://www.i-nouryoku.com/prod/chirashi/noyaku/ダントツ粒剤_チラシ(総合版).pdf
[11]ネオニコチノイド系農薬、EUが全面排除へ 食品への残留も認めず 日本からの米や緑茶の輸出に影響も


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