はやみ|速読×大量読書×発信で人生変える人

【速読×大量読書×Twitter/Blog/noteで新機軸を構築中】コロナ禍でリーマ…

はやみ|速読×大量読書×発信で人生変える人

【速読×大量読書×Twitter/Blog/noteで新機軸を構築中】コロナ禍でリーマン生活への不安が表面化▶︎新たな軸足をつくることを決意|速読テクで読書スピード1,000文字/分→1万文字|1日1冊ペースで書評ツイート|大量の入出力が人生変えると確信|書評の詳細はnoteで

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はやみのプロフィール

どうも、はやみです。 簡単に自己紹介させてもらうと、 現在、40代サラリーマン、管理職です。 妻と子ども3人+犬1匹と暮らしています。 このようなnoteでの発信や、Twitter/Blogでの発信を始めるきっかけについて以下でくわしく紹介させていただきます。 発信のきっかけ はやみは、それなりに恵まれた会社環境で過ごしていることもあり、会社自体にこれといった不満があるわけではありません。 むしろ、仕事は楽しんでやっています。 楽しくて仕方ないくらいに没頭する

    • 『ソロモンの偽証: 第Ⅲ部 上・下巻 』(著:宮部みゆき)〜テーマとして深く、ストーリーとしてはおもしろく|ものすごい作品です〜

      ついにAudibleの全6巻を耳読しました。 やはり最後にこれまでの伏線が美しく回収されましたね。 しかも、フィナーレは想像を上回ってました。 もう、このシリーズでは毎度言ってますが、ホントにイヤホンを耳から話すのがしんどかったです。 それくらい先が気になってやめられない止まらない… さて、最後の最後で気になったのが『ソロモンの偽証』ってタイトル。 どういう意味なのか気になりません? 登場人物には「ソロモンさん」なんて出てこないのに「ソロモンの偽証」なんて私は気

      • 『ソロモンの偽証: 第Ⅱ部 上・下巻 』(著:宮部みゆき)〜緻密なストーリー展開の虜に|広げた伏線がどんどん回収されながら新展開に!〜

        おもしろすぎて耳読がとまりません! Audibleでは、第2部も第1部と同じく上・下2冊なのですが、一気に耳読してしまいました。 全6冊のうち、これで4冊の読了となりますが、めちゃくちゃ完成度が高い。 普通は、なんといってもフィクションなので、ところどころ現実離れした小説っぽいところ、常識的ではないストーリー展開があると思うのですが、本書にはそれがないです。 ちらっと「いや、それはないでしょ」という想いが頭をよぎっても、後でちゃんとフォローされます。 あるいは、現実

        • 『ソロモンの偽証: 第I部 下巻 』(著:宮部みゆき)~ダーク思考が加速していく!人間の暗い感情を煮詰めるとここまで残酷になるのかもしれない…~

          いや〜、怖い! 鬱積した暗い感情が溜まりにたまって爆発(暴発?)した感じです。 上巻よりも登場人物たちのダーク思考が加速してる。 中学校が主な舞台ですが、ルサンチマンを吐き出すのは中学生だけじゃない。 大人だって吐き出します。 現実世界ではなかなか起こり得ないことだけれど、でもなんだかそれは紙一重なような気もする。 自分が中学生の時代、ここまで鬱屈した感情なんて持ってなかったと思うけど、解像度を上げていくと、ところどころで本書のような暗い感情を持っていたはず。

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          『2040年の日本』(著:野口悠紀雄)~客観的に見て日本の未来は暗い。できることは限られているが本書を読んでから未来を選択して欲しい。~

          かなりショッキングな内容です。 日本が数十年後には先進国からの脱落はおろか、世界の二流、三流国になるかもしれない、という。 その根拠が悲観論に基づいたものでないことも辛い… 楽観論と悲観論との間の、ここ数十年の実績から客観的に予測しているんですね。 たとえば、日本の今後の経済成長率はせいぜい1%〜2%です。 実績から考えれば1%が妥当なところ。 もしその成長率を前提に2060年のGDPを中国と比較してみるとなんと10倍もの差になります。 で、こうした状況を挽回で

          『2040年の日本』(著:野口悠紀雄)~客観的に見て日本の未来は暗い。できることは限られているが本書を読んでから未来を選択して欲しい。~

          『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(著:山口周)〜これからの時代は企業も個人も「感性」を加えた判断が求められます〜

          いや正直、「世界のエリートはなぜ身だしなみに気を使うのか?」みたいなオシャレに関する話だと思ってました。 タイトルに『美意識を鍛える』ってあるだけに、そりゃオシャレの話だろと。 ところが、全然そんな内容ではなくて、論理とか理性を超えた「感性」についての話で、『美意識を鍛える』というのは「感性」を鍛えるってことでした。 まぁこれがめちゃくちゃおもしろい話です。 山口さんの著書ってビジネスに関する話なのに、哲学とか美術とか、とんでもない角度から話が飛んでくるんですよね。

          『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(著:山口周)〜これからの時代は企業も個人も「感性」を加えた判断が求められます〜

          『ソロモンの偽証: 第I部 上巻 』(著:宮部みゆき)~人間のダーク思考で構成された物語|残り5冊もこのダークさが続くのか!?~

          Audibleで耳読。 宮部みゆきさんの書籍は初。 全体でⅠ部〜Ⅲ部まであって、それぞれ上下巻なので6冊。 まだまだそのうちの1冊を読んだにすぎませんが、この最初の1冊目の印象は、人間の嫌らしいところだけを組み合わせたストーリーになってるなというもの。 明るい人間性なんてほとんど出てきません。 出てくる登場人物の思考が文章化されていますが、まぁ、ねちっこいというか暗いというか、嫌らしいというか。 さわやかな思考なんて出てきたかな?というくらいに人間の陰の部分ばかり

          『ソロモンの偽証: 第I部 上巻 』(著:宮部みゆき)~人間のダーク思考で構成された物語|残り5冊もこのダークさが続くのか!?~

          『武器になる哲学』(著:山口周)~哲学的な思考プロセスを現実に適用して未来を読み解く~

          以前読んだ『読書を仕事につなげる技術』がおもしろかったので、山口さんの著書をいくつかあたりたいなと思い手にとったのが本書。 山口さんの著書のなかでも、「哲学」が「武器になる」ってどういうこと?とタイトルに惹かれた。 読んだ感想としては、哲学を学ぶことがまさかここまで現代の世情を読み解くことに役立つとは思いもかけず、かなり興味深い内容だった。 本書のコンセプトとして、ビジネスマンが哲学を学ぶことの意義は、哲学におけるアウトプット(たとえば、「我思う、故に我あり」とか、「神

          『武器になる哲学』(著:山口周)~哲学的な思考プロセスを現実に適用して未来を読み解く~

          『戦略がすべて』(著:瀧本哲史)〜戦略思考のトレーニングは特別なものではない|日々の思考こそが生き残りのカギとなる〜

          正直言って本書は瀧本さんの本の中ではそこまで評価は高くないです。 (低いわけでもないですが) でも、根性論とか、前例踏襲とか、前例とかに囚われて思考停止になりがちな私みたいなタイプの人間にとっては、考えさせられることが多い内容になっています。 本書では、戦略的思考を弱者のためのツールと位置づけます。 戦略的な思考を身につけるということは、強者に正面突破を挑まず勝つ方法を考えることができるようになるからです。 そのためのヒントになる事例として本書では24の事例が紹介され

          『戦略がすべて』(著:瀧本哲史)〜戦略思考のトレーニングは特別なものではない|日々の思考こそが生き残りのカギとなる〜

          『ある男』(著:平野啓一郎)〜あなたが愛した相手は誰なのか?相手の何を愛したのか?そんな問いが投げかけられる〜

          Audibleでおもしろそうな本を検索していたところ本書に出会いました。 平野さんの作品は初めて読んだのですが、さすが芥川賞受賞者だけあって、完成度が高いです。 レビューも高評価ですし、2022年11月に映画が公開されています。 あらすじは、結婚した相手が別人の名前と過去を騙り、完全にその別人になりすまして生きていたことが相手の死後に判明したことで、なりすまされた別人が誰なのか、その結婚した相手が誰なのか、その真相に迫っていく、というものです。 普通に考えれば、たとえ

          『ある男』(著:平野啓一郎)〜あなたが愛した相手は誰なのか?相手の何を愛したのか?そんな問いが投げかけられる〜

          『騎士団長殺し1』(著:村上春樹)〜高橋一生さんのナレーションがすごすぎて小説の世界への没入が加速します〜

          Audibleで耳読。 1月の人気作品にあがっていたことから聴いてみることに。 めちゃくちゃおもしろいです。 村上春樹さんの作品はちょいちょい読んでますが、本書は気になりつつも読んだことなくて、Audibleで定額の範囲内で聴けるなんて幸せすぎます。 さすが村上春樹さんの文章と世界観なのですが、このAudible作品について言えば、高橋一生さんのナレーションが素晴らしすぎます。 なんというか、本書の湿っぽい感じにあわせた声が素晴らしいのです。 登場人物によって声色

          『騎士団長殺し1』(著:村上春樹)〜高橋一生さんのナレーションがすごすぎて小説の世界への没入が加速します〜

          『東京藝大ものがたり』(著:あららぎ菜名)〜挫折と葛藤を乗り越えた先に見えた景色とは?芸術に縁がない私の心も打たれました。〜

          漫画家であり、イラストレーターでもある、あららぎ菜名さんの作品。 もともとは、ネット記事で特集されていたのが出会いです。 作者が3浪を経て東京藝大に合格するまでの軌跡を描いています。 芸大進学のための浪人の世界というのは、はやみの周りには芸大に行きたいという人はいなかったので、なかなかに未知のものです。 でもめちゃくちゃおもしろかったです! 試験内容自体が独特で、「デッサン」とか「色彩構成」とか「立体構成」とか、およそ私が経験した受験時代には聞きなれない言葉が飛び交

          『東京藝大ものがたり』(著:あららぎ菜名)〜挫折と葛藤を乗り越えた先に見えた景色とは?芸術に縁がない私の心も打たれました。〜

          『運転者』(著:喜多川泰)〜運気をつかむことができるかはあなたしだい。そのために最低限必要なマインドセットが学べる〜

          フォロワーさんの紹介で耳読。 著者の喜多川泰さんは、小説をベースに数々の自己啓発書を書かれている方です。 著書累計で100万部を超えるのだとか。 たしかに、本書もレビュー9,000超えで、評価4.5というバケモノみたいなインパクトです。 さて、そんな本書のあらすじは、 保険の営業の仕事も夫婦関係や子育てもうまくいかない修一。 人生をあきらめかけた主人公の前に現れたのが幸運をつかむ場所へと導くタクシーだった。すべてお見通しの運転手に導かれるまま歩みを進めていくと、徐々

          『運転者』(著:喜多川泰)〜運気をつかむことができるかはあなたしだい。そのために最低限必要なマインドセットが学べる〜

          『読書からはじまる』(長田弘)〜読書とは「言葉」を蓄積するもの。でも本が存在しないと私たちは「言葉」を失う。〜

          Twitterのフォロワーさんの紹介で本書を知り興味を持ちました。 だって、『読書からはじまる』なんてタイトル、読書好きにしてみたら魅力的じゃないですか笑 「読書」についてどんな新しい意味づけが得られるのか、期待しながらページを開いていきました。 著書の長田弘さんは、詩人であり、児童文学作家であり、文芸評論家であり、翻訳家であり、随筆家といういくつもの肩書を持つ人だそうです。(2015年に亡くなられています。) 本書で初めて著書を読むことになったのですが、本書のような

          『読書からはじまる』(長田弘)〜読書とは「言葉」を蓄積するもの。でも本が存在しないと私たちは「言葉」を失う。〜

          『方舟』(著:夕木春央)〜最後の最後までドキドキが止まらない!読後もしばらく物語の世界から抜け出せない自分がいます〜

          言わずと知れた2023年本屋大賞ノミネート作品。 Audibleでつい先日から聴き放題に加わったことから早速耳読することに。 いや〜、最後の最後までドキドキしながら楽しめました。 あらすじは、 こんな感じです。 犯人を予想しながら試聴してましたが、いやいや、最後の最後まで誰が犯人なのかわかりませんでした。 すごい展開です。よくこんな展開思いつくな。 自分だったらどんな選択するかなとか、めちゃくちゃ自分の身に置き換えて考えてしまいます。 今、この記事を書いている

          『方舟』(著:夕木春央)〜最後の最後までドキドキが止まらない!読後もしばらく物語の世界から抜け出せない自分がいます〜

          『22世紀の民主主義』(著:成田悠輔)〜本当にAIが政策決定する未来は来るのか?政策判断の基準すらAIに委ねることになっていくのか?〜

          2,000を超えるレビューに4.3の評価。 かなりの高評価を得ている本書。 中学生の息子が買ってきたは良いけど全く読もうとしてないのをいいことに私が読むことに笑 内容について考えたところをシェアしていきます。 トランプ前大統領時代の議会襲撃事件とか、ブラジルでも同じようなことが起こってたりとか、アメリカや欧州でのコロナの押さえ込みの失敗とか… まぁ、たしかに今の民主主義に懸念を抱いている人は多いかと思います。 一方で、中国だってゼロコロナ政策の失敗とか、ロシアのウ

          『22世紀の民主主義』(著:成田悠輔)〜本当にAIが政策決定する未来は来るのか?政策判断の基準すらAIに委ねることになっていくのか?〜