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「ありのままでいい」は「何もしなくてもいい」って意味じゃない

「ありのままでいい」

「そのままのあなたがすばらしい」

この言葉は魅力的だ。

けれど言葉の表面だけを受け取ると腑に落ちない。

「今のままじゃ苦しいから変わりたいのに」

「こんな自分が許せないのに、ありのままでいいだなんて」

そんな風に思っていた。

それどころか「ありのままでいいなら何の努力もしなくていい」と勘違いして逃げの言い訳に使っていた。

むしろ「ありのままでいられない自分はダメなやつだ」とまで考えていた。

けれど最近、見方が変わった。

「ありのままでいい」は「何もしなくていい」という意味じゃない。

「頑張りたい、変わりたいと思う自分も、休みたいと思う自分も、そのどちらも自分」だと認めることなのだと。

だから「ありのままでいい」という事なんだなって。

そう思うと楽になれた。

「わたしはわたしのままでいい」と、素直に思えるようになった。

落ち込んだ自分を責めていたけど、落ち込んでもいいんだ。

他人を許せない自分を許せなかったけど、許せなくてもいいんだ。

責めてもいいし、責めなくてもいい。

許せないなら、許せなくてもいい。

けれど、責めたくなるのはなんでだろう?

許せないのはなんでだろう?

許したい?許したくない?

許したいけど許せないなら、どうしたらいいと思う?

色々と、自分の中で気持ちが動き出した。

きっと成長ってこういうことなんだ。

ありのままを受け入れてはじめて、心が動き出す。

そうしたら、今まで自分の中にあった渇望が少し弱くなった。

誰かのためにならなくちゃ、っていう強迫観念が

嫌われるのが怖いっていう怯えが

すっ……となくなって。

心の中にあたたかな場所と、大切な場所ができた気がした。

他人との間に、いい意味での線を引けた。

全ては許すこと、受け容れることから始まる。

きっと、これが自由に生きていくのに必要なこと。

もしかして、子育てって、こういう感じなのかな。

わたしには子供はいないけど。

わたしは今、自分を育てています。

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