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発達を促す感覚とは

みなさん、こんにちは。
発達支援×作業療法士です。

今回は発達を促す感覚についてお伝えしていきます♪


1.発達を促す感覚


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発達の領域において、認知度のある介入方法
【感覚統合療法】
の中で、上記の5つの感覚が重要であるといわれています。


2.それぞれの感覚について

①視覚

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目から入ってくる情報はもちろんのこと、視覚情報を得るために、眼球の運動が必要となります。

その眼球の動きの感覚も個人的には視覚の一つと捉えてよいかと考えています。

発達障害を抱えているお子さんは、視覚・眼球の運動に何からの問題を同時に抱えていることが多いとの報告もあります。

②固有感覚

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固有感覚は、筋肉の中にある筋紡錘・腱紡錘という部分が検知しています。

私たちは目を閉じていても関節を動かせば、動いていることを感じれますし、

手に突然重い物を置かれたら、瞬時に重さ・抵抗を検知して、重さに対応する筋力・力を発揮します。

それは固有感覚という感覚のおかげですね。


③前庭覚

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前庭覚は、頭・身体の傾きや速度の変化を検知します。

速度の変化とは…
・走り始めた時の勢いの感覚
・止まる時の減速の感覚
などです。

急発進や急停止の時に、無意識的に身体に力が入ったり、バランスを取ることができるのは前庭覚という感覚のおかげです。


④聴覚

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聴覚は皆さんがイメージしやすいように「音」を感じる感覚ですね。

発達においては…
・音を弁別すること
・音に注意を向けること
などが重要になりますし、

支援においては…
・音の情報を調整することで、集中することを促せたり
・音の情報をもとに、課題を切り替えたりする
ことなどを支援として利用できる場合があります。

⑤触覚

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触覚も皆さんがイメージしやすかと思います。

物体に触れることで形状や素材を認識できる感覚ですね。
特に触覚において、顔や手・足は感覚を検知する受容器というものが多く存在する場所であり、顔や手・足は敏感に感覚を感じる場所であり、そこに感覚が入ることで、脳の活動も得られやすくなると考えられています♪


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今回は【発達を促す感覚とは】ということで、
5つの感覚について、簡単な内容をお伝えさせて頂きました。

今後はそれぞれの感覚について、踏み込んだ内容をお伝えできればと考えていますし、実際の子育てや支援にどう活かしていくか?などもお伝えしていきます。

では、今日はここまでで♪
いつも最後までお読み頂きありがとうございます。

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