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第30話 二十一円セール
コンビニで二十一円セールをやっていたので買い漁る。会計は合計八十四円だった。パンは二十一円ではなく三十六円になっているがどちらにしろやすいため気にならない。どうやらバレンタインデーの余った商品のおかげで品物が安くなっているらしい。安売りセールに乗じて皆に奢ることになるが、安いのでためらわずに奢ることにした。
私は唐揚げ棒が食べたかったので買おうと思ったが値段が安くなっていないので買うのを諦める。パンにはご飯粒が付いており値札が間違っていたので店員にいろいろ文句を言った。
*
雨が降ると新青梅街道に汽車が通る。それをスクープに来たリポーターは雨で濡れながらも元気に報道しているが柵に当たって途中でレポートをやめた。汽車と記者どちらが柵に当たったのかはわからない。
携帯電話に「しょしょじを見せなよ」というメールが入っていた。差出人の所にはムラキユミコと書いてあったけれど、誰だかわからないのでそのままにする。
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