Webライターをやめたいと思ったらやるべきこと3選【体験談も紹介】
「Webライターをやめたい」と悩むあなたに解決のヒントを3つご紹介します。
また、記事の後半では先輩Webライターの体験談を紹介。
ムリなくWebライターを続けるコツを教えていただきましたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
Webライターをやめたいと思ったらやるべきこと3選
クライアントから離れてみる
好きなことを書ける場をもつ
「書く」を学んでみる
「Webライターをやめたい」と思ったのには、原因があるはずです。
十分な報酬が得られ、メンタルを消耗しないやりがいのある仕事であれば、きっとやめたいとは思わないでしょう。
「Webライターをやめたい」と思っているあなたは今、書くことがつらく苦しいのではないでしょうか。
そんな時は、一度「書く」ことから離れてみましょう。
まずはパソコンを閉じて、深呼吸。外に出てみるのもいいですね。
気持ちが落ちついたら、以下のことを試してみてください。 解決のヒントがみつかるはずです。
さっそく、3つのヒントをご紹介します。
1、クライアントから離れてみる
まずは、苦手なクライアントから離れてみることをおすすめします。
クライアントとの関係にストレスを抱えながら仕事をしているWebライターは少なくありません。
Alba Link 不動産総研の調査によると、現役Webライター109名のうち6名が「Webライターの仕事をして感じたデメリット」として「悪質なクライアントもいる」ことだと答えました。(調査期間:2022年12月26日~2023年1月9日)
ちょっとした違和感や小さな不満も、積りに積もれば大きなストレスとなります。
勇気をもって現在のクライアントと離れることで、気持ちよくやりとりのできるクライアントと出会うきっかけとなることも。
■クライアントとムリなく離れる方法
では、どのようにクライアントと離れたらよいのでしょうか。できれば、波風たてずに離れたいですよね。
クライアントと離れるための具体的を考えてみましょう。
納期延長を打診する
契約を打ち切る
クライアントからの通知をオフにする
休暇をとる
つらいときは、限界までガマンしないことが大切です。 納期延長の依頼は、クライアントに早めに連絡をすればすんなりと応じてくれることも。
また、定休日や返信をしない時間帯などを設定し、あらかじめクライアントに伝えておくのもいいですね。
■「クライアントと離れたい」と感じたエピソードを紹介
わたしの体験やSNSなどで見かけた「クライアントと離れたい」と感じたエピソードの一部を紹介します。
わからないことをたずねても返事がない、「マニュアルを確認してください」の一点ばり。マニュアルを読んでもわからなかったから質問したのに……
普段の返事はおそいのに、納期がせまるとしきりに催促の連絡がくる。
いきなり文字単価を下げられる。せめて納得できる理由を教えてほしい。
報酬の支払いがおそい、催促しないと支払ってくれない。
契約内容と異なるジャンルの記事を依頼される。
下に見られすぎてツライ。
■Webライターは苦手なクライアントから離れていい!
Webライターの強みは、自分がしたい仕事を選べることです。
クライアントとの相性に違和感を感じたら、勇気をもって離れてみる選択肢を持ちましょう。
また、クライアントとWebライターは対等の立場であるのが理想。お互いに、気持ちよくお仕事ができたらいいですよね。
ただし、いきなり音信不通はNG。 今すぐに逃げたい気持ちをグッとこらえて、クライアントにはっきりとあなたの意志を伝えましょう。
2、好きなことを書ける場をもつ
興味のないジャンルや、好みではない文体での執筆に疲れてWebライターをやめたいと思う人もいるようです。
中でも、Webライターを苦しめるのが「レギュレーション」。
複数のクリエイターが共同してコンテンツをつくりあげるため、記事の雰囲気や仕上がりを統一させるためにはレギュレーションを厳守しなければなりません。
その結果、書きたいことを自由に書けないもどかしさや、執筆がすすまないなどのストレスが発生することも。
レギュレーションはWebライティングをする上では切り離せないものです。
Webライティングとは別に、レギュレーションを気にせずに好きなことや今の気持ち、興味のあることなど、あなたの気持ちを自由に書ける場を持ってみてはいかがですか。
書くことに前向きになり、心に余裕が生まれる場合があります。
■おすすめは「note」
Webライターがnoteで記事を書くメリットはこちらです。
反応がもらえる
書くことに前向きになれる
似たような悩みを持つ人が見つかる
文章を書くトレーニングができる
気軽に書ける
noteは、誰もが創作を楽しめるSNSツール。
無料で楽しめますが、あなたの記事を「有料記事」として販売することや、noteクリエイターの有料記事を買って読むこともできます。
noteには執筆ルールはありません。文字数も自由です。読者からの反応がすぐに反映されるので、「記事が読者に届くよろこび」を味わうことも。
もしかしたら、あなたと似たような悩みを持つ人が見つかるかもしれません。
noteクリエイターの中には、プロのライターや編集者も。思いがけない出会いがきっと待っていますよ。
3、「書く」を学んでみる
自分の文章に自信がない、案件がなかなかとれない、クライアントから大量に修正指示がきて心が折れる。
そんなときは「書く」を学んでみませんか。
「書く」を学ぶことで、ツライ状況から一歩抜け出すきっかけになることも。
では、「書く」を学ぶメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
■「書く」を学ぶメリットはたくさんある!
学んだ経験を活かせば、案件獲得がしやすくなる
ライティングやSEOの知識をつけることで、自信をもって執筆に取り組むことができる
文字単価アップが見込める
クライアントからの信頼を得られやすい
Webライター同士のつながりができる
わからないことを質問できる環境が得られる
クライアント側としても、未経験ライターよりもライティングを学んだ経験のあるライターへ仕事を依頼したいもの。
興味があるなら、オンラインで受講できるライター養成講座や、オンラインサロンなどを探してみるのもよいでしょう。
■おススメは「みんなのカレッジ」
筆者のおススメは、クラウドワークスが主催する「みんなのカレッジ」。
Webライティングやデザインなどをオンラインで学べます。
私は今「みんなのカレッジ」SEOライティングを受講中。
断片的だった知識がひとつにつながって、SEOへの理解が深まりつつあります。
活躍中のWebライター「夏川さほ」さんにインタビューしました!
夏川さほさんは、4人の子どもを育てるママライターです。
■夏川さほさんのnoteはコチラ↓
■夏川さほさんのTwitterアカウント:@saboko_mama
夏川さんは、Webライター歴3年目にして、現在6社のクライアントと契約中。
SEOライティングやコラム、インタビューなど、幅広い分野で活躍されています。
そんな夏川さほさんに、Webライターの仕事がつらい時のアドバイスなどをインタビューしました。
おススメ書籍も教えていただいたので、参考にされてくださいね。
■どのようにしてWebライターになったのですか?
在宅で働ける仕事をなんとなく探していたのですが、4人目の子どもを出産したことをきっかけにWebライターを目指しました。2021年の1月のことです。
詳しくは、私のnoteを読んでいただけるとよくわかるかと思います。
■今どんな感じでお仕事されているんですか?
契約しているクライアントは6社ですが、まだこどもが小さいので1社ごとの受注は控えめにしています。
ジャンルも仕事内容もバラバラで、ライティング以外の案件も受注しています。
ライターとしては一か月に5〜10記事書いていますが、中には納期や納品数などが自由なライトな案件もあります。
■Webライターをやめたいと思ったことはありますか?
あります。
ひとつめは、思うように書けないときです。やめたいというよりは「私には向いてないのかな」と思うことは今でもあります。
もうひとつは、自分の時間や家族と過ごす時間がなくなって余裕がなくなったときですね。寝たいのに納期が迫っていて寝られない、土日もがっつり仕事しないと終わらないといった状況はとてもつらいと感じたのを覚えています。
今はそこまでムリをすることのないよう、仕事量を調整できるようになりました。
あとは、明らかに報酬に見合っていない仕事はつらいしモヤモヤした経験がありますね。
■Webライターを始めたばかりの時はどうでしたか?クライアントへ要望を言いづらく、実績がないため単価の低い案件も受けなければならない時もあるかと思うのですが……
採用の段階で、小さな子どもがいるとクライアントに伝えています。子どもの体調や家の都合でやむを得ず納期を延ばしていただく可能性は少なからずあるので……。
また、土日や夜間など連絡ができない時間帯も、最初からクライアントに伝えていました。そうすることで、いざというときに自分を守れる環境を最初から固めておくようなイメージです。
文字単価も最初から「最低1円は死守」して仕事を受けていましたね。
今は継続案件で仕事がまわっていますが、たまに気になる案件を見つけたら応募することもあります。でも、落ちるときは落ちます(笑)
■似たような記事の二番煎じ。これ書いてなんの意味があるの?って思ってしまう。
最初はまったく同じ気持ちでしたが、続けていくうちにそうではないと気づきました。
「マーケティング意識」が持てると考えが変わると思います。
「商品を売る」というスタンスで書くことを意識すると、他の記事との差別化もできるはずです。
同じような記事であってもクライアントによって目的がそれぞれ違うので、「クライアントが何を売ろうとしているのか?(コンバージョン)」に目を向けてみると他との差別化が図れるかもしれません。
■マーケティング意識ってどうやって持つんですか?
クラウドワークスの「みんなのカレッジ(旧:クラウドカレッジ)」で学びました。
後でおススメの書籍も紹介しますね。
私もまだふんわりとしかわかっていませんが、意識するだけで違ってくると思いますよ。
■稼げなくてやめたい人へのアドバイスをお願いします。
稼げない原因はいろいろあると思います。
中でも、単価が低い案件を続けているせいで稼げない人は多いのではないでしょうか。
単価が低い案件は発注される記事数が多く、納期も短いケースも。その結果、余裕がなくなって他の案件に挑戦しづらくなるといった罠も考えられます。
そんな時は、いったんやめてみるのもアリかもしれません。
その間の収入が心配な方は、一時的にバイトするなど視野を広げてみるとよいですね。
その期間で自分のブログでポートフォリオをつくったり、活躍したいジャンルの記事を書いてそれをもとに営業かけたりすると世界が変わってくると思います。
■クライアントとの相性に悩む人へのアドバイスはありますか?
きっぱり離れるのが正解だと思います。それができるのがライターのメリットですから。
日常でも「この人とは相性良くないな」と感じるときがあると思います。相手はあなたに対して悪気があるわけではないんですよね。
私は「この案件はやめたい」と感じた案件とは離れるように意識してきました。とはいえ、なかなか離れるタイミングがつかめず、モヤモヤと仕事を続けることもありましたが。
でも勇気を出して離れてみた結果、信頼関係が築けているクライアントだけが残って、今は楽しく仕事ができているんです。
■メンタルがやられた人に言えることはありますか?
人と関わる機会や、相談できる人がいるといいと思います。
ツイッターで気軽に発信してみるのもいいですし、オンラインコミュニティを探してみるのもいいでしょう。私が所属している「ライターゼミ」は、気軽になんでも相談できるコミュニティなんですよ。
自分の周りの環境を整備するのもいいかなと思いますね。
■私もママライターなのですが、家族の理解がなかなか得られなくて……
わかります!私も主人に「また仕事~?」なんて言われることも。あるあるだと思いますよ。
子育て中のライターさんって似たような境遇の人が多い気がします。
私は、「主人がいる前では仕事しない」「やむを得ず夜間に仕事をするときは、日中に仕事ができなかったことを伝える」などの対策で乗り切っています(笑)
それでも3年もこの仕事を続けていたら、だんだんと理解してくれるようになりましたよ。
■夏川さんのおススメ書籍を教えてください!
沈黙のWebライティング
沈黙のWebマーケティング
まずはコレですかね、最初に買いました。しっかり読み込めば中級くらいの知識がつきます。マーケティングから先に読むといいかもしれません。
新しい文章力の教室(著:唐木 元)
初代コミックナタリーの編集長である唐木元さんの著書です。Webライティングにも通じるものがあって、勉強になります。
デジタル時代の実践スキル Webライティング(著:佐々木 ゴウ)
ライター組合(オンラインコミュニティ)の社長 佐々木ゴウ先生の著書です。
この本は、これからの時代に活きる本だと思います。取材の方法、企画の立て方からアポ取り、質問リストの準備の仕方、取材当日などについても書かれているんです。構成の作り方も参考になりますよ。
それに、薄くて軽くて持ち運びやすい!良書です。
取材・執筆・推敲 書く人の教科書(著:古賀 史健)
あとは、コレですね。悩んだときパラパラ読んでます。
内容はもちろんですが、中でもガイダンスがとっても好き。ガイダンスばっかり読んでるかもしれません。
■AIを使って記事を書くことについて夏川さんのお考えを教えて下さい
便利だと思いますが、信ぴょう性が足りないと感じることが多いです。
ファクトチェックは必須ですね。
また、繰り返しの表現が多いので語尾の調整は必要でしょう。
AIについては、ライターによって意見が割れるところでもあるんです。推奨派もいれば慎重派も。
頼りすぎるのはよくないですが「人の頭で考えつつ、AIにアイデアを出してもらうといった使い方が理想ではないでしょうか。
■最後に、Webライターをやめたい人に向けたメッセージをお願いいたします。
Webライターをやめたいと思ったら、「なぜWebライターをしようと思ったのか?」と原点に立ち返ることが大切だと思います。
無理に続けることはないはず。そもそもWebライターでなくてもよい可能性もあるかもしれません。
在宅でできる仕事はライター以外にもデザイナー、動画編集など、いろいろありますから。
視野を広げてみてはいかがでしょうか。
まとめ:Webライターがつらいなら、いったんやめるのもアリ
Webライターをやめたいと思ったら、一度離れてみるのがいいでしょう。
そのうえで、今回の記事で紹介したことを実践してみてください。ひとつでもふたつでも、もちろん全部でも。
きっと、視野が広がり新しい世界が見えてくるはずです。
Webライターは自宅にいながら好きな時間に仕事ができますが、決してラクな仕事ではありません。
この記事があなたにとって、悩み解決のヒントとなればうれしいです。
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