かみ砕いて言えば、物理数学の究極課題は「重力と時空の関係性」を完全に定式化すること――完全な量子重力理論の構築――である。周知の様に超弦理論も未完成である→「それは既存の数学では無理かもしれない。次世代の数学に期待すべきなのかもしれない。」――『究極理論への道』米谷民明氏の言葉
クリプキは、現代哲学において「と呼ばれる」(より正確には「呼ぶという関係」)の驚くべきメタレベル性に気づいた極めて稀有な哲学者である。私はその問題を全面的に展開して探究している。なおクリプキの批判するラッセルの確定記述は特定の実在世界の実在性の記述でしかあり得ない。