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クッツェーの「神曲」

3か月前

『ポーランドの人 』 J.M.クッツェー (著), くぼたのぞみ (翻訳) 本文200頁ほどの中篇だが味わい深し。かなり高齢(70代後半)単身男性ピアニストと49歳の知的な家庭ある女性の恋(というか男性側からの一方的な恋)を女性視点側から描く。クッツェーは執筆時82歳高齢男性なのだが、その手際は。

1か月前

『モラルの話』 J.M. クッツェー (著), くぼた のぞみ (訳) すくなくとも二周読むことおすすめ。一周目とは全然違うものが、二周目には見えてくるのである。

4か月前

J・M・クッツェー「イエスの幼子(おさなご)時代」

『エリザベス・コステロ』 J.M. クッツェー (著) 鴻巣 友季子 (訳) クッツェーのひねくれねじれ具合炸裂の文学論作家論小説論を複雑な構造で、最終的に小説の形で語った短編集。文学は何をどういう構造で語りうるのか、その可能性を縦横無尽に語っています。「アフリカの人文学」での人文学論、最高です。

『イエスの学校時代 』 J.M. クッツェー (著), 鴻巣 友季子 (翻訳) 前作から印象一変、劇的展開。タイトルの意味についての、僕の理解もちょいと深まってきた。